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転生:天使

 何かしらの天文学的確率みたいな感じで手に入ったので仕方なくやることにした。

 私は家に帰り、もろもろとセッティングしたあとゲームの世界へダイブする。


『こんにちは! 私はあなたのこの世界での生活をサポートするAI、アイと申します。初めてログインされるお方ですね。まずアバター設定を始めます』


 アバターを作っていくらしい。

 性別や身長はともかく、胸囲なども弄れるらしい。そこまで細かく弄れるんだ。

 まぁ、私はとりあえず女性。現実でも女だし……。と、リアルを参考にするというボタンがあった。押してみると、リアルの私が再現されたアバターが目の前に映る。


「ほん。ま、面倒だからこれでいいや。可愛いし。あ、名前か……。天使(あまつか) 笑留(える)だからエルでいいや」


 私は可愛い。自画自賛するが、私は可愛いのだ。

 天子はもちろん子役を務めていただけあり、見た目もいい。が私も負けていない。


『次に職業を決めてください。尚、職業は後からでも自由に変更できます』


 職業……。

 目の前に職業の名前が連なったウインドウが現れる。スライドはできない。

 剣士、戦士、魔法使い、狩人、採掘師、鍛治師、錬金術師の7つから最初は選ばないとならないらしい。


「まぁ、とりあえずはバトルだろ。近接は嫌だから魔法使いか狩人……。魔法に興味ないし狩人でいいや」


 狩人を選択。


『次に初期スポーン地点を選択できます。ノーマルスポーン、ランダムスポーンの二種類が存在し、ノーマルスポーンは始まりの町の広場で固定、ランダムスポーンは始まりの町付近のランダムな地点にスポーンいたします。ノーマルスポーンは初めての方、ランダムスポーンは最初から戦いたいというお方にオススメです』


 別にノーマルでも……。いや、ある程度動きとか把握したいしランダムにしておこう。

 こういうのはランダムの方が面白いんだ。


『ランダムスポーンですね。かしこまりました。では、すべての設定が完了いたしました。何かわからないことや自身のステータスを確認したい場合は、ステータスと念じるとステータスが表示され、ステータス欄に説明ガイドが存在しています。どうぞ、アルフロの世界を楽しんでください』


 そういって、私が見ていた世界が光出す。

 眩しい光で思わず目を閉じ、そして、目が開けた瞬間。


「は?」


 私は池に落ちたのだった。


《転生の泉に落ちました。ランダムで転生いたします》

《種族:天使になりました》

《種族スキル:飛行 を獲得しました》

《種族スキル:光の矢 を獲得しました》


  なんか声が頭に響き渡る。

 私は池から這い上がった。


「ここはどこだ?」


 と、困惑していると、私の背中に何か変なものがある。

 背中を見てみると……なにやら白い羽根が生えていた。


「な、なにこれ」


 私の意思でこの羽根は動くらしく、大きな翼が大きく広がる。

 

「そーいやさっき転生だのなんだの言ってたな……。私天使になったってことか」


 苗字が天使だからってマジの天使になることないだろ。

 とまあ、ツッコミはさておいて、天子と合流しよう。始まりの町の広場で待っているって言ってたし早いところ向かわなきゃな。

 私はとりあえず森を抜けると。


「えぇ……」


 私は断崖絶壁に立たされていた。

 ここは空の上だったらしく、下には雲が見える。仕方がない。飛行スキルあるらしいし落ちるか。飛べるだろ。


 私はそのまま飛び降りた。

 そして、地面スレスレで飛行スキルを使い、落下ダメを無くす。


「さ、いくか」










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