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ギルド拠点、ゲットだぜ!

 あくせくとありったけの素材をかき集める。

 なんとか規定数に到達。マジで素材が多かった、今回はマジで多かった。

 私はギルド建設予定地に向かったのは夜になってからである。二人はもうとっくに終わってるんだろうなぁと思いつつ、やってくると建設予定地になにか建てられていた。


 予定地がぐるりとロープで囲われ、そのロープの前には白いロボットのような球体が置かれている。

 なんだろうと思い触れてみると。


「ギルド名エンジェのメンバーと認識いたしましタ。私ハ建設ロボットです。こちらに素材を投入して下さイ」

「こういうのあるのか……」


 私はアシュリーさんからもらった素材と集めた素材をとりあえず投入。

 素材は全部集まったようだ。


「では、建設を開始シマス。しばらくお待ちくださイ」


 そういって、ロープで囲われたところに地面からニョキニョキと布の囲いが出てきた。

 お、おぉ……。こういう感じになるのか。


「とりあえずギルド出来るまで暇になっちゃったな」

「建設完了まで残り2時間」

「あ、残り時間も言ってくれるんだ」


 とりあえず2時間なにをしよう。

 アシュリーもご飯の時間と言って抜けちゃったしな。また一人でとりあえず探索でも……。



 そんなこんなで2時間が経過した。

 ギルド建設地に向かうと、すでに二人は待っているようだった。


「お待たせ」

「お疲れ様! 結構遅かったんだね?」

「うん。なかなかドロップしなくて」

「……レアドロップ必要だったっけ」

「あー……いや」


 私は最近運が良い。それが逆に災いした。


「……レアドロップしか出なかった時がめっちゃあってさ」

「えぇ……」

「多分一緒にやってくれたアシュリーがいなきゃまだ出来てなかったと思う」

「運の良さが災いすることあるんだ」


 どうやら都合のいい幸運というわけではないようだった。いや、ほんと私はレアドロップしかほとんど出してなかったのでアシュリーがほとんどかき集めたようなものだ。


「まぁなんでもいーぜ。さァ、あたいらのギルドの出来上がりでい! とくとご覧あれ!」


 布が捲られる。

 中に鎮座している私たちのギルド。材木をメインとした作りで、なんというかログハウス的なものだった。

 中に入ってみると、受付と思わしき台があり、奥にはたくさんの人数を収容できる大部屋、そして受付から左に進むと工房で鍛治に使う作業台が置かれている。


「お、おぉ……! ここがあたいの部屋……!」

「まぁ、今のとこはね。鍛治師は一人しかいないし」

「ふふ……。興奮すんなァ……。よっしゃ! 早速約束通りお前さん方の防具、あたいが作ってやんよ! あと売り物にする剣とかもな!」

「売れるんだ」

「出来るよぉ。受付あったでしょ? そこに受付ロボットを置いてと」


 と、受付に立つロボットがどこからか出てくる。

 なんつーか、可愛らしいデザインのロボットだ。ロボットっつーよりアンドロイドなんじゃないの?

 

「とりあえずブリちーん、レシピどこまで解放してるー?」

「お、登録すんのか? いいぜ」


 ブリのおさしみさんがロボットに触れる。


「なにしてんの?」

「あたいの解放してるレシピを登録してんのさ。武器屋のように作り置きとかじゃあなく、客自身が欲しい物を注文してあたいが作るっつーシステム。了承するかはあたい次第だけどな」

「ほーん……」

「とりあえず設定数は3にしておくか。すぐには来ねえと思うが、あたいは一人しかいねーからな」


 3つまで請け負いますってことか。


「あとは……そうだな。依頼も受けれるようにしたらどうでぇ」

「依頼?」

「ほら、町歩いてるとNPCの頭の上に何か浮かんでる時あるでしょ? あれって困ってるから助けてください〜みたいな依頼なんだけど、それが自動的にここにくるの。解決してもしなくてもいいけど、解決したらもちろんその報酬はもらえる」

「ほーん……」

「まあ、解決してから1日後にもらえるみたいだけどね」


 あれって依頼だったのか。なんだろうな〜と思いながら無視して歩いてたけど……。


「あ、このロボットの名前どうする?」

「これも名付けんの?」

「そう。名前で呼んだら返事してくれるよ。うーん……。じゃあ受付のウケツ・ケイで……」

「安直だしダサい」

「じゃあエルはなんかあんのー?」

「そうだな……。エルルカは?」

「……由来は?」

「私の好きなアニメに出てくる受付担当の女性の名前」

「……私はそれでいいよ」

「あたいも特に異論はねぇな。エルルカかにしようぜ」

「おっけー。打ち込むね」


 ロボットの上に名前が表示される。


「初めまして! 私はエルルカですっ!」


「性格とかも変えれるけどどうする?」

「どういうのがあるんだ?」

「たとえば……」


 テンコは背中のボタンを弄る。


「べ、別にあんたに依頼があるわけじゃないんだからねっ!」

「ツンデレ?」

「依頼がありますよぉ〜。受けていきませんかぁ〜?」

「ほんわかなごみ系」

「おうおうおう! テメェ向けの依頼があるぜェ?」

「オラオラ系」

「ざっこーいあなたたちのための依頼があるよぉー? 受けてみない〜?」

「メスガキ」

「まじウケる依頼ばっかあんよ〜。てか受けてかね?」

「ギャル系」

「ねぇ、私の依頼受けてくでしょ? 受けてくよねぇ? 受けてかないと私……あなたのこと殺しちゃうかも」

「ヤンデレ系」

「おやおや、あんた宛に依頼が来てるよぉ……」

「おばあちゃん系。いろいろあるよ。どーする?」

「とりあえずデフォルトので!」


 声のバリエーションとかじゃなく性格のバリエーションで攻めてくるなや。










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