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拠点のための素材集め

 ギルド設立でやることはまだある。

 拠点の設立だそうだ。拠点があると何かと便利らしい。


「拠点にはあたいの工房も作るぜ。始まりの町に作るのはいいけどどこにする?」

「真ん中辺りでいいんじゃない?」

「となるとこの建物を買って解体する必要があんぜ」

「かといって郊外はアレだから割高になるけど真ん中あたりにしよ」


 なんの話をしているのかさっぱりだ。

 とりあえず始まりの町に戻り、ギルド施設を訪れて何かを買う二人。

 そして、買った建物の土地にくると、テンコは何かを投げつける。すると、その建物が布に包まれ、見えなくなった。


「なにこれ?」

「解体キット。建物を無くして私たちの拠点を作るの。ここはプレイヤーが買うことが出来る土地だから私たちが買って建物をまず無くしてるんだよぉ」

「そしてこれが建設キットだ。今からやることは建てるのに必要な素材集めだぜぃ! 解体にも時間かかっからその隙に素材を集めるんだ。数が多いから手分けしてやんぞ。あたいが採掘士にジョブチェンしてくっから、誰かあたいと来て戦闘を頼む」

「どっちいく?」

「私一人でいいよ」

「じゃ、私がいくよ」

「OK。これが必要なリストだ。魔物の素材もあっから、この素材を集めてくれ」

「わかった」


 私は必要な素材リストをもらう。

 基本的にこの始まりの町とトネクスで集まる素材だけという話ではあるが……。

 私はまだ何もかも知らないが……。とりあえず言われたことはやろう。


 私はまずフィールドに繰り出した。

 始まりの平原。必要な素材は一角ラビットの角。それを10本。

 一角ラビットを見つけては剣で切っていく。火力も十分高くなってるからワンパン出来て気持ちいい。武器更新する前はレベル15でもワンパン出来なかったし。


「あ、エルちゃーーーん!」

「アシュリーさん」

「奇遇ですねぇ! って、なんか白黒になってる!?」

「はは……。てかそのノリでいくんですね」

「……ダメですか?」

「いえ。興奮するのでぜひそのままで」

「はいっ!」


 こんな活発で可愛らしい人が現実ではめっちゃおっぱいデカくて清楚形な美人の先輩なんだもんなぁ。

 ……いい。この姿はきっと先輩が憧れた姿なのだろう。ゲームで自分を出せるというのは素晴らしい。ありがとうアルフロ。


「なるほど。拠点建設のための素材集め……。私にもお手伝いさせてくださいっ!」

「助かります」

「必要な素材を見せてください。……ここにいるってことは一角ラビットですね? 数はいくつ?」

「ツノはもう必要数集まったので次はリハジマの森に行こうかと」

「ビッグスパイダーの糸ですね! 私も手伝って力になりますよーーっ!」

「はい」


 リハジマの森。

 木々が緑色に生い茂り平和な森。魔物こそ出るが大した強さではない。

 私はビッグスパイダーの巣を見つけ、とりあえず近くにお目当てのモンスターがいないか探していると。


「はい、とりあえず一匹! 素材落としましたー!」

「早い。ありがとうございます」


 大きな蜘蛛の糸を取得。これを20個。

 気が遠くなる。こう……効率よく集められる方法とかないのだろうか。


「その顔は効率よく集めたいって顔してますね〜?」

「エスパーですか!?」

「はい。効率よく集められる方法はあるんですよ! 防具にアイテムドロップ率アップをつければドロップする数が増えます! まぁ、このスキルはランダムスキルでつくかどうかは運次第な上に低レアリティの防具にしかつかないという条件付きですが」

「そういうのが……。でも私その防具持ってないんで……」

「私が持ってます! 私が後で渡しますので星1のいらないアイテムと交換しましょう」

「は、はい! でもいいんですか?」

「もちろん条件があります」

「なんでもします」

「……学校でまたナデナデさせてください」

「え、その程度でいいんですか?」


 なんなら何ももらわなくても行きますが?











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