↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仮想現実の世界で自由な旅を 【完結】  作者: からくり
chapter1

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
97/353

ep.95

「やっぱり燃やしちまった方が早いだろ!!」

「もーやーすーなーって言ってるの!! ボクのリベットに迷惑を掛けようとするんじゃないよ!!」

『やぁ、おかえり。随分と雰囲気が変わったね』


謁見広場に戻ると、クランとリンコニが言い争いをしていた。

聞いた感じ妖精の森を燃やそうとしてるな?


「ただいま、ミウロゥ」

「随分と騒々しいですわね……見苦しくてよ?」

「人の話を聞かない方が悪いと思いまーす!!」

「あんなちみっ子どもの巣なんぞどうだっていいだろう!!」

「そのせいで戦争にでもなったら責任取れるのかって聞いてるの!!!」

「ンなもん、全部燃やし尽くしてやらぁ!!」


完全に売り言葉に買い言葉だな。

ミウロゥも首を横に振ってるし。


「仕方ありませんわね……お父様、先程の煙瓶を使ってもよろしくて?」

「そりゃいいが……どうするんだ?」

「こう使いますのよ」


エルナが瓶を1本手に持ち、クラン達目掛けて放り投げる。

ふんわりと浮くように瓶は放物線を描いて、クランとリンコニの足下で割れる。


「何でもかんでも燃やし尽ぐふっ、な、なにこゲホゲホ!」

「だからこうやっでふ、んだ。こりゃごふんごふん!」

「リルナ、スキルを使えますわね?」

「いいけど……どれ?」

「水系を使ってくださいな」

「はーい」


リルナがステッキをクルクル回してクラン達へ先を向ける。


「『水の流れる先に終わりはない。流れに身を任せどこまでも。流水』」


すると、突然虚空から水が勢いよくクランと竜王目掛けて落ちていく。


「「どわぁ!!」」

「おバカさんたち、熱くなりすぎでしてよ。頭から水でも被って少しは落ち着きなさいな」

「バカの王様が悪いんだよ!」

「道化が悪いに決まっておろう!」

「「あぁん?!」」


ダメだこりゃ。

全く落ち着く気配がない。


「エルナ、私もやりましょうか?」

「そうですわね……おバカさん達には丁度いいかもしれません。お父様、リルナ、下がりますわよ」

「はーい」

「ん?」


レルナがステッキをグルグル回しながら1歩前へ、俺たちはさらに後ろに下がる。

なんだなんだ?


「リルナ、念の為に壁を」

「はいはーい」


リルナがステッキで床をコツンと叩く。


「『頑丈な壁にあれ。固めて頑強に。土壁』」


すると俺たちの前に壁がせり上がってくる。


「おお!」

「レルナ、いいですわよ」

「はーい! ではでは、ドッカーンと一発いっちゃいなさーい!」


ゴロゴロと何か聞こえると思ったら、クランと竜王の頭の上に黒い雲が浮かんでいた。

バチバチしてないか?

あー……何をするかわかったから俺も一応やっておくか。


「『落ちろ、墜ちろ。天より神の怒りが降り注ぐ。瞬く間に落ちていけ。天雷!』」

「『華麗に咲け、新月の花よ』」


なんとか雷が落ちる前に2人にデバフを掛けられたな。


「ちょ、リベット!?」

「ぬぅ!?」


まぁ動こうとしたところで、意味は無いだろうな。

というか2人にもちゃんと入るんだな。


「「アババババ!!」」

「お父さん! ちゃんとできましたよ!」

「見てたぞ。すごかったな」

「むぅ。パパ、リルナもがんばった」

「もちろん見てたさ。2人ともすごかったぞ」


2人の頭を撫でる。

にしてもいつのまに魔法なんて覚えたんだ?


「恐らく竜王の試練で1つに戻ったことで、新たなスキルを手に入れたと思われますわ」

「あの時か。2人は他に何が使えるんだ?」

「私は火と風と雷と空間のスキルが使えます!」

「リルナは水と土と氷と空間のスキルを使えるよ」


空間魔法が使えるのは一緒なんだな。

で、それ以外にそれぞれ使えると。

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

詠唱は長ければ長いほど強力になります。

詠唱短縮スキルもありますが、威力は半減します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。