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仮想現実の世界で自由な旅を 【完結】  作者: からくり
chapter1

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ep.34

「兄さんは知らないんだろうけど、初めてプレイヤーが踏み入ったエリアはね、ボーナスとかが入るのよ」

「ボーナス? ステータスとかにか?」

「ううん、まずは称号が貰えるの。なんとかのエリアに初めて踏み入れた者って」

「ほー……ということは宇宙にもあるのか?」

「今はロケット開発に忙しいそうだからまだ分からぬが……恐らくあるだろうな」


ホントに色々あるんだな。


「話を戻すとね、他にはワールドアナウンスが流れたりもするし、新しいエリアを解放する度に新規コンテンツが解放されるの。その新規コンテンツを先にプレイできたりするし、ようは色々得なのよ」

「ふーん……そういえば、お前がこの間言っていたあの巨大な虫はどうだったんだ?」

「あ、あれは……その……」


どうにも歯切れが悪い。

なんか嫌なことがあったな?


「フッフッフッ、我が息子よ。我が娘の嫌いなモノを覚えているだろう?」

「虫全般が嫌いだし、中でも多脚類の虫は特にだったな」

「かの王国、バグズキングダムはオーバーレイドによる攻略で道を切り開いた。ちなみにオーバーレイド用のパーティーを組んでいたため、全員が称号とボーナスを貰った」


パーティーを組んでいると全員もらえる、と。

勉強になるな。


「さて、称号はまぁいいだろう。どの道飾りにしかならんからな。だが、問題はボーナスの方だ。さぁ、何が問題だったと思う?」

「虫だろ? それの国……多脚類が苦手……虫との交流でも開いたか?」

「それもある。答えは自身の姿が虫そっくりになる装備が現状最新で最強ということだ」


それの何が問題……あぁ。


「この先新エリアを解放するためにその虫だらけの中パーティーを組まないといけないのか」

「そういうことだ。しかも、だ。虫そっくりの外見な上にサイズはそのままだ。虫の、ではないぞ?」


つまり俺がその装備を身につけると、このサイズの虫が出てくるって訳だ。

うわ……気持ち悪……


「次の最新装備がでるまで我慢すればいい話だが……今注目されているは宇宙なのだ。バグズキングダムより前にロケット出発エリアとして解放されたエリアではあるが故に、今しばらくは虫装備だらけだろうな」

「傭兵ってのは新エリアだけじゃなくてもいいのか?」

「もちろん、どのエリアでもいいのよ。ギルドからの依頼とかプレイヤーが直接依頼してもいいんだけど、どこに行ってもあの虫だらけで……うぅ……」


傭兵も大変だな……


「そこでお前のクエストだ。どれも聞いた事のないエリアだ。ワールドマップを見ても恐らく見つけることは不可能だろう」

「ワールドマップ?」

「王都のギルドで配布されている世界地図だ。あとで寄るといい。このフリヘイトの世界で解放されているエリアは合計50。これは種族ごとに分かれている最初に訪れる街も含めた数だ」


1年で50か……で、次が宇宙?


「エリアって順番あるのか?」

「特にはない。が、解放される度に敵の強さは増していく。50番目はかのバグズキングダムだ」


そこでオーバーレイドならこの先きつくなりそうだな……

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

全エリア合わせて50番目がバグズキングダムになります。

クソでっかい虫です。

飛んでます。

羽とか無数にあります。

そのうちでてきます……やだ……書きたくない……

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