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仮想現実の世界で自由な旅を 【完結】  作者: からくり
chapter1

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ep.31

「お前の娘ならば、私たちの孫でもある。つまりはおじい様ということになるぞ」

「その歳でジジイは早すぎるだろ」

「もう引退してもよかろう。次世代に引き継ぎ、残りの生を謳歌するのも悪くない」

「ファーザー、からかうのは辞めたら? 兄様も困惑してるわ」

「おお、我が娘よ。己が父になんという……からかいなぞしてはおらん。少し遊んでいただけだ」


遊ぶなよ……

で、席に座っているのが


「レン、いたのか」

「ご機嫌よう、兄様。貴方の愛しい妹、レンですわ」


左から生えてる頭がニョキっと伸びたと思ったら小さい種族を選んだのか。

というかホントに小さいな?

妖精……ってやつか。

羽を震わして浮いているから、さっきは頭だけ見えていたんだな。


「俺もいるぜ〜、兄貴」


今度は右から生えてる頭がニョキっと伸びた……ずんぐりむっくりだな?

ということはドワーフってやつか。

種族選択にあったが……鍛冶と採掘に特化しすぎていてあんまりだったんだよな……

俺が選んだヒト族はバランスのいいステータスになるらしい。


「ケン。ということはホントに全員やってるんだな」


まさかゲーム内で家族集合とは。


「それで、我が息子よ。このフリヘイトの世界で何を学んだのだ? マザーから聞くに、ほぼ何も知らないということだったが」

「聞いてよ、父さん! 兄さんったら住民どころかプレイヤーの名前を見ることすら知らなかったのよ!」

「なんと……! それは重罪だぞ、リベット。今すぐに懺悔をしたまえ。私がお前の罪の告解を聞こうではないか」

「どんだけ重いんだよ……」


とりあえず、だ。


「ミウロゥ、悪いが少し離れた場所にいてもらってもいいか? リルナとレルナもだ」

「お父様、私たちがお邪魔なのですか?」

「お父様、私たちはお払い箱なのですか?」

「「ど、どうかお許しを、お父様!」」

「違う違う! ちょっとあの胡散臭い神父と話すだけだ!」

『分かった。3人で待ってるから』


ズルズルとリルナを引きずっていき、レルナは少し右往左往していたが、リルナの元へと走っていった。

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

ここで切らないとまた長くなりそうですが、短すぎるのもちょっとなぁ……

ちなみにリベットが何も知らないのには理由がありまして。

本来であれば冒険者ギルドにて初心者講座を受けるはずが、ミウロゥがいるため全スキップということになります。

運営も多分想定していないのですが、リベットの周りに助けられている感じになります。

詳しくは次回以降。

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