ep.25
「うむ、確かに満月花じゃ。」
「あの……眩しいんでしまっても?」
「おお、構わんとも。さて4人とも病院まで案内しよう。すぐそこじゃ」
そう言ってメニーリア先生は歩き始めたので、俺達も後に続く。
途中兵士に2人がガルルと威嚇していたが何とか押さえておく。
【王都】
〘国の中心に存在する都市。中央に王城があり、それを囲むように家々が建ち並んでいる
華やかな裏には決して見えない闇が潜んでいることを忘れるな〙
小屋から歩いて数分で大変立派な建物が見えてきた。
そこらにある家よりデカイな。
「ここじゃ。それじゃ中に入ろうかの」
「お、おお……デカイな……」
「王都じゃからなぁ、それなりに怪我人も病人もでるというもの。教会で任せられる分は任せるがそうもいかんからのう」
メニーリア先生の後ろにつきながら周りを見渡す。
部屋がかなり多いな。
「怪我人は減ったが、最近は病人の方が多くてな」
「そのために満月花を?」
「それもある。特効薬の価値がココ最近随分と高くなってな。手持ちも尽きた所故依頼を出したところじゃ」
『あんなに咲いてたのにね』
それを更地にしたのは君たちだがな?
「ワシが直接行ってもいいのじゃが、ここを離れられん。精々小屋までが限界じゃな」
「医者が少ないのですか?」
「回復魔法を使うだけなら教会に沢山おる。じゃがな、病気となるとそうはいかん。心のヤマイというのもあるし、体内に入り込むものもある。そういうのをワシら医者が何とかするのじゃ」
時々看護師っぽい人や医者っぽい人とすれ違う。
院長先生とすれ違う度に全員頭下げているの初めて見たな……
「着いたぞ。一先ずここで満月花を貰おうか」
中に入ると、湿布っぽい匂いが酷かった。
ツンっとくるような匂いが……
「ここで薬を作っておるのでな」
「それで……」
とりあえず満月花を取り出し机の上に置く。
まだ光ってるのか……
「うむうむ、確かに頂戴した。報酬はヘクサに渡しておるでな、あヤツから受け取るといい。明日こちらに来ると言っておったからの」
『ん、それじゃ今日は夜遅いし、宿屋でも探そうか』
「まぁ待ちなさい。この時間に宿屋探しはきつかろう。この部屋から数えて3つから先は空き部屋となっておる。好きな部屋を使いなさい」
『いいの?』
「朝までならな。疲れておるところを追い出すほどワシも悪魔では無い」
おお、助かる。
そろそろログアウトしないとアラームがうるさいんだ。
早速部屋を出て3つ先の部屋へ。
「とりあえず俺とミウロゥで別れるか」
『別れる必要あるの?』
「お父様は私たちと一緒に眠るのです」
「お父様は私たちと一緒をご希望なのです」
「「ですのでお父様。ベッドで一緒に眠りましょう」」
お、おう?
女性と男性で別れるつもりだったんだが……
ズルズルと引っ張られるように部屋へ連れ込まれてしまった。
とりあえず一旦ログアウトだな。
今回もお読みいただきましてありがとうございます。
なんの特効薬になるのか。
その病気(?)が出てくるのはchapter3だったりします。
この話を投稿してる時点でまだ構想段階ですけど……




