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仮想現実の世界で自由な旅を 【完結】  作者: からくり
chapter1

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ep.21

【トランプの束】

〘トランプの束。54枚入り〙


[パートナー:トランプ]

〖トランプの兵士を召喚することが出来る

1度カードを引くと5分のリキャストタイムが発生する

引ける枚数は1回につき1枚のみ

カードの柄によって性能は変化する


スペード:騎士となりて主を護る

ダイヤ:商人となりて主に献上する

クローバー:農兵となりて主の道を造る

ハート:僧兵となりて主へ癒しを与える


1~10:数字に応じた数の兵士を召喚できる。数字が大きくなるにつれて召喚できる数は増えるが性能は落ちていく


J、Q、K:各種1人だけ召喚できる

J:主に勝利をもたらし、敵には死を与える

Q:愛しき子に愛を与え、敵には憎悪を与える

K:我が同盟者に知恵と財を授け、敵対者には死を与える


ジョーカー:2人で1つ。我らが主に永遠の誓いを。仇敵には狂乱と後悔を〗


……うーん?


『中々面白い能力……かな?』

「面白いといえばそうだが……」


数字はまだわかるが、後半はよく分からんな?


『まぁ、この子達がそのジョーカー? みたいなのは確かみたいだね』


ミウロゥがそう言えば、その通りだと言わんばかりに親指を立てて頷いてるし……


「……なんでカードにならないんだ?」

『一緒にいたいんじゃない? キミの傍から離れようとしないし』

「……まぁいいか」


困るものでないし。

あ、でも困るな?


「名前がわからないと軽率に呼べないな……」

『確かに……2人ともほとんど同じだしね』

「うーん……」


半月のような口元……右と左……


「リルナとレルナ……でどうだ?」


左に上がってる方がリルナ、右に上がってる方がレルナ……伝わってるのか?

2人は顔を見合わせ1度頷くと、


「「ありがとうございます、お父様」」

「お、あうん、うん? 喋れたのか!?」

『どう考えてもそこじゃないでしょ』


ミウロゥが呆れた顔で言ってくるが、てっきり喋られないとばかり思っていた。

ジェスチャーで意思表示……っぽいのをしてたもんだから……


「お父様が私たちに名前を付けてくださった」

「私たちは1つの個として存在することになりました」

「「私たちは2人で1つ。我らがお父様に永遠の誓いを。お父様の敵は我らの仇敵。ジョーカーの名において愉快で素敵なショーをお見舞いしましょう」」


怖いよ。

なんか早まったか?


「なぁミウロゥ……」

『頑張ってね』


他人事みたいに……他人事ではあるんだけどさぁ……

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

名前を付けなかった場合、普通のジョーカーカードとして存在するだけでした。

ランダムシャッフルされたトランプの中からたまにでてくるという風になります。

ではどう変わってくるのか。

それは次回に。

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