表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
看護師が異世界の令嬢に転生しスキルを使って無双する話だったハズなのに!?  作者: VANRI


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/95

アーシュの独り言

 メアリーに、

「貴方はちゃんと恋愛が出来ていないんじゃない?」

と言われた。

 さらに、取っ替え引っ替えいろんな女と遊んで!

と怒る。


 なんだよ、お前は俺の女かよ。



 メアリーは記憶を失ってから、時々とても大人びて見えることがある。言動や行動がなんかそう見える。

あの時にどこか頭をぶつけたのかもしれないと思った。


 いろんな女の子と遊ぶことの何が悪いんだろう。

世の中には沢山の人間がいて、その一人一人が違う。同じ人間なんていない。

 それなら一人でも多くの女の子と遊んだ方が楽しいだろ。

 たくさんの考え方を知ることができるから頭良くなりそうじゃない?

 何もただ単にヤりたいだけじゃないさ、失礼な。



 そう言えば、ゼインに男には興味ないのかと聞かれたことがあった。

 ん〜……わからない。と答えた。

そっちの世界を知らないからなんとも言えない。


 あれ? あの質問ってゼインが俺に気があるってことだったのかな?

今度会ったら聞いてみよう。


 今はわからないけど、

この先、男を好きになることがあるかもしれないし、まあ俺にもわからない。


 そうそう、メアリーに言われた恋愛だが、あいつには言われたくない。

 小さい頃からそうだった。

周りに好意を持った人間がいても全然気づかない。

何を見て生きてるんだろ。


 俺は、女の子に好きって言われて嬉しくなる。

それで求められればそうなるよね?

それって悪いこと?

 ……あれ? 

 今まで自分が先に好きって言ったことないような気がする。

 好きって言われたら好きになる。

これは恋愛とは違うってこと?


 トニーのメアリーに対しての好意もよくわからない。

物心ついた時から一緒にいるから、家族愛を勘違いして恋していると思い込んでるってことはないのかな?



 ……あ、蚊に刺された。

俺は蚊に刺されるのが大嫌い。

痒くなるとか、そういう子供っぽい理由じゃない。


 蚊って、人の血を吸って卵を産む。

ホラ、気持ち悪いだろ?

俺の血を吸って俺の血筋を持った蚊が産まれるんだ。最悪。

俺に似た蚊だったら女の子の血をいっぱい吸ってそうだよな。

ホラ、やっぱ想像しても気持ち悪い。


 それをフランに言ったら、

「じゃあお前の母親は肉や魚を食べてただろうから、

お前は家畜や魚の血筋なんだろうな」

って言われた。


 え? そうなの? 

でも皆だよね、それ言ったら。

どうなの? 食べたものの血筋が混ざり合って人間の血筋が作られたの?

またよくわからなくなる。

考えると考えるだけわからなくなることが多いな、

この世の中。


 そう言えばフランは今頃何してるんだろう。

メアリーの命を狙っていたのなら、それは許せないことだが恋愛に関してはどうでもいい。

 というか、俺が口出すことでもない。


 メアリーとどうなろうと、フランが抱き逃げしたとしてもそれはメアリーが選んだ道なので仕方ないと思う。

 フランを責めることは出来ない。


 ただ、メアリーが傷ついているならそばにいる。

それで少しでも痛みが楽になるなら、いつまででも寄り添ってあげたいと思う。


 でも今回傷ついているのはメアリーだけではないと思うけどなー

 当人たちだけでなく周りも含めてねー。


 トニーはどうしたいんだろうな。

メアリー一筋かと思ったら、飲み屋で女の子といるの見かけたり、そのままどこかへ消えてったりしてるからそれなりにやることはやってると思う。


 本命は昔からメアリーっぽいけどなー。

進展ないと見てるこっちも面白くねーんだよな。


 ゼインもよくわからんけど、あれはわかりやすく愛を表現しようとしてる。

 きっと何かあった時に一番的確な対応が出来るのはゼインだと思う。

 財力や地位に関しても申し分ない。

メアリーを任せてもどっしり受け止めてくれそうだよね。



 メアリー自身はどうなんだよ。

ゼインにしろフランにしろ、空気に流され過ぎじゃない? 

それとも毎回本気なのかね?

それはそれでしんどそうだけど。


 誰でもいいけど、あー……誰でもはよくないか。

誰かメアリーを支えてほしい。

 そばに強い支えがあれば、どんな強風が吹いても簡単には倒れないと思うから。



 今回の野獣の件は、俺もだけどメアリーの心が壊れそうになるほどの衝撃だったと思う。

 今までどんなことも一緒に乗り越えてきた。

 だがら俺がそばにいなくちゃいけない。

俺のためにも。


 それなのにメアリーが姿を消してしまった。



 それを聞いた瞬間は心臓が止まりそうだった。

 どうしよう。いつもそばにいたのに。

補い合ってきたのに。

今まで居場所がわからなくなったことなんてない。


 さらに、メアリーが魔力が使えなくなったと聞かされる。

 それほど心が弱っているのだろう。

なのにどこかへ連れて行かれた。


 助けなきゃ。探さなくちゃ。

早く早く。

手遅れになる前に。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ