61.休日に明かされるいろいろ?
たいっへん、お待たせいたしましたー。
本怖事件?の翌日の休日は、いつも以上に寝坊して起きた。
「やっぱり…あの画像見たことあるんだよなぁ?どこだっけね?」
牧くんのスマホのホーム画面が気になってたりして。
しかし…まぁ、あんなに遅くに(自分は棚に上げまくっておいて)彼は、
…何やってたかって、そりゃ不正書類とか処分してたんだろうよ。
そう…聴こえていた音は、シュレッダーをかけている音だった。
他のことを考えるように仕向けても結局、本怖事件を思い出してしまうから。
諦めたっ。
「いっそ気になるなら、聞けばいいんだわ…」と休日の昼下がり、思い立って電話した。
メールやLINEという方法もあったけど…電話なら都合悪けりゃ出ないだろうし、手短に効率よくこのモヤモヤを済ませるにはこれが一番手っ取り早いし。
と自分に言い聞かせて。
♪♫♬♪♩〜
最近では主流の、待ちうたがかかっている。聴いたことあるなぁ〜?と何とは無しに聴いていたら
『はい。どうしました?』
久しぶりに、電話越しの牧くんのイケボイスが聴こえてきた。
「今話して大丈夫?ちょっ…とね」
『昨日は遅くまですみませんでしたね。そのことでしょう?』
「うん…あの後どうなったのかな…とか」
『あなたがどう関係していたのか?を知りたくてワザワザ電話してきたんすか…』
どっちかと言うと、そっちの方が気になったのは本当。
『私もあまりよく聞かされてないので分からないんですけどね。…電話じゃなんですから、これから会って話しませんか?』
へっ?
『…どうせ暇でしょ?クスッ…』
む…
「そう言う牧くんも暇なんじゃないのっ」と言い返すのが精一杯。
準備する時間をもらい、待ち合わせの約束をして、スマホの画面をタップした。
どうしようっ!?
何着て行く!?
髪!化粧化粧!
ドタバタという擬態語が見事に当てはまるくらい慌てて支度し、待ち合わせ場所に向かう為に、家を飛び出した。
車で向かうか電車を使うか考えたが、待ち合わせ場所の近くの駐車場が分からなかったので、電車で向かうことにした。
「うわっ…多いなぁ。休日だから仕方ないかー」と独り言ちて、ホームに入ってきた電車に乗った。
座れそうになかったので、ドア近くの手すりに掴まって立っていた。
なぜなら…
つり革は位置が高くて手が届かないのだーーーっ!腕というか脇腹がつって痛いわっ!
…という訳です。
次の駅、また次の駅と人がドッと乗ってきて、見る見るうちに車内はモワッと人の熱気がこもってきた。
待ち合わせ場所の最寄り駅は、乗降客が多い駅なので、すり抜けるように降りないと乗ってくる人に奥へ奥へと追いやられてしまう。
だからドア付近は死守!じゃないと、私みたいな小さいのは負けてしまう。
さぁ次の駅だ。いざっ!と構えていると、背後から
『どんな戦いに向かう戦士ですか…。ほら。降りますよっ』
と、腕…ぷよぷよの二の腕(コート着てきてよかったよ…)を掴まれホームへ引っ張り出された。
タイミングが合わず思わず踏み込んでしまい、ホームと電車に段差があったのでよろけて…またもやぷよぷよの二の腕(以下略)を掴まれ支えられることになった訳で。
「どっから一緒だったのよ?人が悪い…声かけてくれればよかったのに」
と恨みがましく、その人…牧くんを睨めつけてみる。
『んー?二駅前くらいかな。たまたま乗り込んだドアの反対側に見かけた背格好の人がいるなぁ…と』ドアに果敢に戦いを挑んでいるのがおかしくって…クスクス。
…だそうです。
もぉ…油断してた。
変なこととか顔とかしてなかったやろか。
ブツブツ…
『ハイハイ。着きましたよ。ブツブツ言わないで入りますよー』
と待ち合わせ場所に一緒に向かうという、最早待ち合わせの意味を成していないのでは?状態で到着。
『晩飯には早いし、お茶しながら話しましょうか』との牧くんの提案に、おすすめカフェというか喫茶店?にやってきた。
この店は仕事の営業の途中で休憩に使うことがあるとのこと。
「思ってたよりも…古風な感じ?外からしか見たことないし知らなかったなぁ」
店全体の色調や照明も落ち着いていて、安心できる感じがする。
癒しを求めてきておるのか?
どんだけ病んでるんだよ。
云々…
『…だだ漏れですよ。今は病んでませんから…』とジャケットを脱ぎながら牧くんがボソッと言ってる。
「でた。読心術!エスパー牧!」
『褒め言葉として受けとめておきますよ』
各々注文を済ませてから、本題に入る…のもどうだか…みたいな雰囲気から何となく最近の仕事の話やプライベートの話になった。
「あ。そう言えばさ〜。牧くんのスマホの待ち受け画像って何?見たことあるなぁ…って思って」
……
わかるよ。うん。わかるけどさー。
本当にビックリ…(略)
でも
一体何に驚いて絶句及び赤面してる訳?
七夕話じゃないけど、これでお許しを。さて、どこの風景でしょうか?




