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あるアラサー女子の恋もよう♪  作者: ステラ
第4章 アラサー女子のお仕事模様♪
49/70

45.出世まっしぐらーですね。

ちょっと続けて更新でけました。出世します。あいつがです。

あれから牧くんの仕事が忙しく飲み会はできていない。

新年度になり、牧くんの部署で人事に動きがあったからだ。


あのワンマン女史が退職することになったのだ。

『おっ!これからいよいよ牧くんの独壇場だね。時代がくるねぇ~?』と、ヨーコが斜め向かいの席で誰に言うわけでもなくお茶をすすりながら、ぼやいている。


「昇格するんですか?」とパソコンのフリーズ画面とにらめっこしながら私が問う。

『そんな話があるねぇ。がんばってもらわないと、あっちも大変よ』いくらワンマンだったとは言え、長年の大黒柱を失うのだから…。


「前任者と同じ役職ですかね?」と、やっと動き始めたパソコン画面を目で追いながらつぶやいた私に、『いや…。たぶん違うな。まだ正式ではないけど、太陽の王子(楢山くん)と同じ立場にするだろうね』と背後から声が聞こえた。


…!うぉ?!振り返ると

「はぁ…びっくらするでしょう!所長なんで、いつの間に後ろにいるんですかっ?」

ふふふっ。と、そこには不適な微笑をたたえてヨーコが立っていた。


『ちょっと出かけてくるから、あとよろしくね!』と、私の肩をポンッと叩いてオフィスを出て行く後ろ姿を見送りながら「いってらっしゃい。…てか、どちらへ?」と問うた私に…。

にやっ。と笑って、ヨーコはそのまま歩いていった。

行き先と戻り時間を告げていかなかったということは、すぐに戻ってくるのかな?と、あたりをつけた私は自分の業務に集中していった。


どのくらい時間が経っていたのか集中していた私は気がつかなかったが、

『おっ!仕事はかどってるね~』と、またもや背後を取られた…。

あ。所長おかえりなさい。お茶いれますね。。。と立ちあがった私をヨーコは手を挙げて制し、ちょいちょいっと、手をこまねいて私を会議室へと招いた。


『まだ正式辞令は出てないから、みんなには内密にね』

牧くん部長になるよ。と同時に、あっちの所長も変わるから。


へぇ~…!?えっ?所長さんも変わる?てか…部長って。すげぇ。。。

『はい。顔に全部出てるよ。しまってしまって』と、ほっぺをふにゃふにゃされた。


…私よりも出世しやがった。ちぇっ…。またどんどん追い越されて行くじゃんか。

私もがんばってるつもりなんだけどな~。…所詮女子だしねっ。ふん。

と脳内で愚痴っていると『チーフは、次の世代を育ててね。牧くんを育てたのは、やっぱりチーフだと思うから』ヨーコが何気に労わるような表情で言った。


「はぁ~。負けてられませんね…。んで、次のあちらの所長さんてどなたです?」と聞いた私に、視線を斜め下に落とした憂鬱そうなヨーコ所長は『…兄弟で所長って、どうなの…?』と宣うた。


えぇ~?!「もしかして、佐藤部長おとうとさんですか?!」と、つい大きな声になってしまいヨーコに、シィー!静かに!と怒られた。あちゃー。


佐藤部長さんは、ヨーコの実の弟さん。ヨーコが引き抜かれる前からうちの会社で働いていて、私とは実はヨーコよりも長い付き合いがある。

そっか~…ということは、佐藤部長さんが所長になれば必然的に部長の席が空くとな…。


今までとおりに「牧くん」とか気軽に呼べなくなるなぁ…。

でも、どんな役職に就いても“月の王子”は健在のようなキガスル。クスクス…。

「また暗~くなりそうですね」と笑ったら、ヨーコ所長が『チーフが笑いとばしてやればいいさ』と、話はこれでお終いとばかりに立ち上がり、会議室を出て行くので私もあわててついて行った。


そこでなんで私が出てくるんだろうね?

まぁ、でもあれだけコンプレックスを持っていた楢山くんに追いついたね。

これからが、男の見せ所だろうよ。と、思いながら、牧くんが認められたことに、ちょっと嬉しくなって顔をにやけさせながら、私は会議室をあとにした。








さて、ネックになっていた立場が上になりましたよ。さあ、彼はどう出るでしょうか?

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