44.かぐや姫の恋もよう♪
こちらは、かなりの更新ご無沙汰となっております。読んでくださっている方いらっしゃいましたら、申し訳ありません。もうひとふんばり頑張りまふっ。
「えぇ〜っ?!より戻したのーっ?!」てか、戻らした?
久しぶりの紫野さんとのドライブで、衝撃っ。
『あれからね〜、イロイロ私なりに考えてさっ』このままじゃいけんなーって思って。
『奥さんのとこに一回帰って生活してみたら?って言ったの』と、助手席で紫野さんは淡々と述べた。
−ちなみに今日は、私が運転してます−
…いいの?それで…
と言いたい言葉を飲み込んで。
若干腹がたつが…。
ああ、そうそぅ。例のイタいヒトの木部さんの話ね。
「なに?それで彼も戻ったってーの?」ちょっとそれって相変わらず自分勝手なヒトだねっ!と後半は、心の中。
紫野さん…相変わらず淡々とクールに語ってますけど。
一体どんな想いで放ったんだろう…。
『逃げてないで、ぶつかれば?って言ってやったっ!』ハハハッ!
おいおい…。
笑い飛ばしてますよ、コノヒト…。
「それで妻のいる場所に戻ってからは?」まだ連絡とってんの?
『電話とかメールとかはあるけどね。無視してた』と、紫野さんは膝においた手に持っていた携帯に視線を落とした。
『…けどね。一回だけ食事した』iPad買ったって言うから、見せてもらいたくて…。と。
…口実だな。うん。
まったく素直じゃねーし。
『別居期間が嘘のように、すんなり受け入れてくれたから拍子抜けしたって』奥さん待ってたんだね〜。
…て、おいおい。
「そのまま同居続けてるわけか…」と、ちらっと横の紫野さんを掠め見やると…笑ってやがるよ。
…ちっ。なんなのよ満足げなその表情。
『まあ、忙しいヒトだからね。出張ばかりで、顔合わせてないみたいなとこもあるよーだし』
ああ。そういえば私にも『今度、コンベンションで中国行くんです』とか言ってたな…。
と、ボソッと呟いた私の言葉を聞き漏らすことなく紫野さんが『そうなのよ。中国からメールきてた。充実した期間だったらしいよ』まあ、お土産も貰ったんだけど…。
…けっ。
これは奴からの口実。
結局は、まだ何だかんだで繋がっては、いるわけね。
『でもね。ちょっとスッキリした。奥さんとこに戻ってくれて…』
確かにね、前に話してくれた時より吹っ切れた話し方だけどさ〜。
私の方が腑に落ちないわな…。
妻の元へ戻ってみたら?と言える心境って。
なに?また、ええかっこしいなん?
私なら、どうしてただろー?ダラダラと曖昧な関係続けてたかな…。
いや、そもそも“そんな関係”にすら、ならなかっただろうなー。
タイプじゃないもん。
ハイ。一刀両断ー。
『だからこれを糧にして、次に行こうと思う』こうやってヒトに想われることで、ちょっと自信がついた…。
と、信号待ちで停車して助手席に向いていた私を真っすぐに見すえて、紫野さんが言った。
あら。意外に前向きねぇ。紫野ちゃーん。
珍しい。
こう見えて、紫野さんネガティバー(後ろ向きなヒト)なのよ。慎重なヒトだし。
何かにつけネガティブ視点で、まっしぐらーなのに。
前向きです。
ハイ。恋のチカラ。
あなどるなかれっ!
いや、イヤイヤあなどってはないですよっ。
それはもー、身をもって絶賛体験中ですから…。
『それで?そちらの塩梅は?』
へ?
なーんにも変わりません。が、それでもいいかな〜って思ってます。
恋する自分に恋するよりも、誰かに恋できるといいな〜。
まずは自分磨きから?
というわけで!
「本日の目的地!恋神社にとーちゃーくっ!」
結局、神頼み。
最終章へ突入でございます。さて、どんな恋もようが動きますやら?てか、いい加減動かせよ…。ハイ。




