36.それなりの関係性でした。
もともと正社員として働いていたあたしの部署に、彼がバイトとして研修にきたのが最初。
あたしより4コ年上。まったく違う職種からの転職だったという…。
採用見習い期間ということで、当時は『彼、○志社大学中退だって。なんだって、この仕事で、バイトなんだろーねー』と同僚の中では噂になっていたっけ。
数年後に、正社員となっていた彼と同じ部署配属になるまでは、あたしも当時付き合っていた彼氏もいて、眼中にもなかった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
あたしの方をみて、はっきりと…でも穏やかに告げた牧くんのコトバに。
返すコトバが見つからなくて、あたしは思わず俯いてしまった…。
『それは、あなたのせいではないでしょう?そんなことで離れる友達なら、それまでの関係だったというだけですよ』
と、かく言う牧くんも、全く連絡とってないらしい。
なんで?と聞いたら、携帯番号かえてるんでしょう?そんなに言うほど飲みには行ってないし…向こうから誘われてたし…って。
『あの人飲み過ぎる癖があったから、私もヒヤヒヤすることありましたから。正直、身体に悪いんじゃー?って思う飲み方でしたし。まぁ、私もですけど。お互い若かったですしね…』
へぇ…そんな風に思ってたんだね。
「ふーん…。ちょこちょこ遊びに行ってるもん、と思ってた。牧くんの車を買いに行くのだって、元ダンナも一緒に行ったって聞いたけど?」
『はっ?そんな事実ありませんよ?私が自分で探して買いに行ったんですから…?』
「あら〜そうなのね…」
そっかー…もしかすると、あたしが思ってたより、元ダンナと仲良くしてたヒトって、少なかったのかな…。
すべては、彼から発信の話だけだったし…。
うーーっ…なんか何とも言えない気分。
よくよく考えれば、彼の交遊関係とかあまり知らなかったし…。
共通の知り合いや友達は、あたしとは連絡とってたり、職場で会ったりするけど。
彼は、職場も代わってしまったし、会ったとしても離婚した理由がねぇ…説明できないだろー…。
ある病気で、仕事が出来ず、続かず。
離婚されました。
しかも、調停離婚でしたー…。なんて。
言い出しっぺのあたしでさえ、離婚理由は話しづらい。
彼だけのせいでもないし、あたしだけのせいでもない。と思いたいけど…。
清瀬部長曰く
『夫婦は、フィフティ・フィフティの関係性じゃなきゃダメなんだよ。お互いに補い合う関係が理想だけどな』
おまえみたいに、すべて背負ってたら、そりゃガタがくるわな…。
だ、そうな…。
そぉ…一人で、しょい込みすぎて、自滅…という線が濃厚でしょうか。
だって…誰にも相談できなかったんだもん。
次回から、ちょこちょこ暗い描写が入ります。暗くなりすぎないよーに、前向きになるよーな……文章力が欲しい。




