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あるアラサー女子の恋もよう♪  作者: ステラ
第2章 アラサー女子とそれぞれ
32/70

30.裏の顔だって見せちゃいますよ。

久しぶりの更新です。表裏使い分けられるかな?の編です。

あたしが、所長と牧くんと初めて飲みに行ったのは、あたしがチーフに昇格する二年前。清瀬チーフから、後任のチーフに替わった頃だったな。



後任のチーフは、清瀬チーフとは、全く違うタイプなのは(性格も仕事のスタンスも…)分かっていた。

清瀬チーフと(今や清瀬部長だが)比べることもしないし、あたしも同じようなペースで仕事ができるとも思っていなかったから…。

あたしなりに、彼の仕事のやり方を手探りでつかんで行かなきゃな…と、探り探りしてたのよー。



でもねー…。これがまた…。

打っても、叩いても、踏んだくっても…

まーーーっ、響かない…。「そんな人いるんだー…」

と、初めて思い知らされた人だったな…。


毎回、うちの家の裏にある、あの神社のなが〜い階段を彷彿とさせるくらいの“めまい”を起こしそぅだったのを覚えてる。


タダひたすら、あたしから湯水を注ぎ続けるダケ。どこに流れて行ってるんだろー…?


♪水は流れ〜て、どこどこゆくの〜…あたしは、ひたすら注いでゆくの〜♪ みたいな…。


あんなにキレイな歌のよぅに響きもなく…

「まるであたしは、どんより澱んだ川じゃーん…」


その割に、あたし判断で物事を決定すると

『俺は報告受けてないよねー?聞いてないことの責任はとれん。ちゃんと俺に判断を求めてくれ』

ってさ。


ちっ…。…あ、失礼。

あんたの(呼ばわり)判断なんか待ってたら、地球が自転しながら、公転一周しちまう。

…要は、一年かかる。


「以後、気をつけます。では、この件はコレで決定でよろしいですね?」

(やっぱり、すでに決定事項としてるのは、あたしのささやかな抵抗の見せ所)


『おまえが、それでいいんなら、いいんじゃないの?皆も今更、変更されたら困るだろーし』



ケッ。…あ、これまた失敬。

『皆も〜云々…』とか言っちゃってるけど

あんたの命令なら、皆は従うっちゅーのっ!!

ただ反感かいたくないだけで、なーーんにも考えてないんじゃねーかーっ!


キシャーーーーァッ!

…あ、猫ね。


「ハイ。分かりました。では、これで皆に伝えておきます」


『おまえの責任で、皆に周知徹底させろよ』


うん。分かってるよ…。

おまえに(呼ばわりエスカレート)言われなくてもなーーーっ!?


「ハイ。ワタシのセキニンで、カナラズやテッテイサセマスので」


うん。あたしってば、意外と表裏の顔使い分けてるじゃないのー。

よしよし。

これも、ひとつ覚えたワザ。


あれ…。所長と牧くんが二人で、あたしたちのやり取りみてる。


えっ?なんで、はぁ〜…ってため息?

じょうずにデキテタでしょ?


はっ?無表情、棒読み?


ちぇっ。

まだまだか…やっぱり。


表裏の顔は、一月にしてナラズ。


…ならんでもいいわーーーーっ!

そんな努力するかーーーーーっ!


…はぁ〜

ノリツッコミした時以上に、自分が自分に疲れる…。


まぁね、確かにあたしは細かいところにこだわるし…しつこいし…。


あー…絶対、即答快諾しないし…“YES”とは簡単に言わないし…。


…メンドクサイやつだな。自分で言うのも何だけど〜。



あまり具体的な指導や言葉は、くれなかった清瀬チーフだけど、一度だけ言われたことで、その後あたしが、ずっと心がけていることがある。


“部下は上司を選べない”

だから、部下には細かく気を遣う。

けど、上司には…まっったく遠慮と妥協はしません。

もちろん直属上司だけではなく、部長や所長であろうとも。


…ただねー。あたしゃ、しがないサラリーだからね。

そこは、指示に従うよ。

それまでは、無駄な足掻きや抵抗はするけ・ど・ね。きゃはっ。←可愛くない。



    ☆ ☆ ☆


『ごめんねっ!そんな気持ちで働いてたのね〜(泣)知らなかったよ〜!ごめん〜!』


と、むぎゅ〜と所長に抱きしめられた。


あ…柔らか〜い…。

ゴツゴツ骨張ったあたしぢゃ、こんなにやわやわとした心地よさは、与えられないなぁ〜。


男子的には、女性的な独特の柔らかさは、たまらないんだろーなぁ〜…。

と、やや男性的な思考?で、ぽや〜っと考えてた。


「あはは〜大丈夫ですよ。これでも自立した女子なんです。何とかしますし、幸せになりたいですから。うふふ」



………。


むぎゅ〜っ…。

く…苦しいでふ…。


幸せになる前に、まず抜け出さないといけないかも〜…。


所長っ。酔っ払うと力加減がっ…。


『クスクスッ…』


…!こら。牧!笑ってないで、助けろよ!


『クマの…ぬいぐるみに…つぶされてる…こどもみたぃです。クックックッ…』


…こら。

笑い堪えきれてないぞ。



タテマエと本音。どちらも自分ですからね〜。

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