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あるアラサー女子の恋もよう♪  作者: ステラ
第2章 アラサー女子とそれぞれ
23/70

22.占いって女子の必須でしょうか。

『さあ!今日は勝つぞっ!』

『先発ピッチャー誰だっけ?』

皆さん 各々バージョン違いのユニフォームを身にまとい、思い思いの応援スタイルでドーム球場へと続くショッピングタウンの中を歩いている。


「ここでユニフォーム着てると、なんかみんな仲間〜って感じするよねぇ」


例えば、前を行く車のリアガラスに自分と同じ球団(いや、あたしは球団には入ってないけども)…応援してるチームのステッカーが貼ってあるだけで。

「おぉ〜!同志よっ!昨日の試合は、すごかったねー!」なんて車の中で、一人ごちたりする。

あそこでピッチャー交代とか遅くないですか?

みたいな勝手に同意求めたり…。…おやじ。


勝った次の日は、そのチームのステッカー貼ってる車は譲ってあげたり。

おやじ…。



『開場時間まで、まだ時間あるね〜。ちょっと店みていく?』

と、紫野さん?なぜユニフォーム着てない?!

『え?だって暑いし、恥ずかしくない?』


この!非国民めっ!


はい。ユニフォームで入れる店にしてください…。


『ねねっ?見て見て!あの占い行ってみないっ?』えーー?占い?


2階奥のちょっとひっこんだ休憩所を兼ねたスペースに、あたしたちよりも少し年上の女性がニコニコと笑いながら、こちらのやり取りを見ていた。


『どんな占いがあるんですか〜?』…意外。紫野さんてば、こういぅの興味あるのねー。

信じるかどうかは聞いて自分で決める?


あっそぉ…。そんなとこは、リアリストね。


あたし?このテの話は大好きよ。だけど実際は、あまり占ってもらったことはないな〜。


紫野さんは、恋愛相談。

一回1000円て安くない?

(あぁ…安いでしょ?ってイミよ)

ふぅーーん。相性占いなんてのもある。2000円かぁ。


占い師のお姉さんは、とても気さくな人柄。端からみてると「あ〜よく紫野さんの性格見抜いてるなぁ〜」って。

あたしは、サラサラ占ってもらう気はなかったけどさ。お姉さん気に入った!

という訳で、占ってもらうことにした。


だってね、自分が占い師になるきっかけの話とか、生活していく上での心の持ちようの話とか、今後の道すじを示してくれるよーな話し方なの。


あー…あたしにちょっと似てる。


いらん話までしてさ〜。(今までの話から、お分かりのことと存じますが…)脱線して戻るまで、なげーーーのあたし。

あ、お姉さんは、さすが職業。ちゃんとすぐ戻って来られる…。


あたりまえ。


んで、そのお姉さんによると


紫野さんはね。

人と一緒にいる時間があればあるほど、そりをエネルギーに変えていく人らしい…。

だから独りでいるより

『今日みたいなエネルギーの塊のドーム(観戦)は、うってつけね!』とさ。


んでもって、あたしは…といぅと。

独りの時の方が、アイデアが湧いてくるタイプとさ。

確かに最近気づきましたが〜。ひとり遊びは、思ったより上手かも?

苦ではないしね。


だからか〜…紫野さんから誘うことが多いのも納得。

別にあたしが人といるのが嫌とか苦な訳ではないのよね。ただ、独りの時間が欲しいな〜って。


よーく考えれば、ここ数年前まで、独りでいる時間って、空間的にもあまりとれなくって…車の中でよく過ごしたなぁ。


人と一緒に居すぎると、その人の感情に同調しすぎて、どれがホントのあたしの気持ちなのか、分からなくなる。



『ねぇ、今好きな人いるでしょう?』


ドキンッ…!とした。

ホントに跳ねたね。


「えぇーーーっ…と。好き…なんでしょうか…。一回振られたし。そんな気持ちないかと思ってましたが……」


ココにくる前の車中で、紫野さんに

「もぅ、あまり前みたぃな強い気持ちはないかも…」って話してたし。


『えーなんで分かるんですか〜?』

えー?なんで紫野さんが聞いてるんですか〜?

…てか楽しそうね…。


そりゃ商売ですから(笑)。と、お姉さん。


…そりゃそうです。


『相性占いになるけど、よかったらみてみようか?』


「…はい、お願いします」

初めて会った人なんだけど…そんなに恋するオーラは出してないと、思うがな〜。

と、思いつつ。自分の時と同じよーに、彼の生年月日を書いた。



脱線したら、もとの線路が分からず違う線路に進入するので、困りもの。つづく…。

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