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あるアラサー女子の恋もよう♪  作者: ステラ
第2章 アラサー女子とそれぞれ
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閑話1.アラフォー女子ですが何か?

所長視点です。ご一読くださいまし。

所長の地位に就くまでは、様々な仕事を経験してきましたの。だから、これでも人を見る目はある方だと思ってました…。



あ…申し遅れました。

わたくし樫本ヨウコと申します。


とある会社が新規で部署開設をするとのことで、ヘッドハントを受けまして。現在、所長を致しております。



若い頃は、小さな会社の社長に可愛がってもらいました。

先日お亡くなりになる前に呼び出されまして、賛辞を頂きました。


そのすぐあとに訃報を聞きましたが、まさか亡くなるなんて思っても見なかったからビックリしたのよね…。

でもよくよく思い出せば、すでにあの時に書類をめくる作業すら、秘書の方にさせていたので…

それくらいお悪かったのだろうと思い至ります。


『樫本くん、がんばっているようだね。君が働いていた頃は、やんちゃで気を揉んだねぇ〜…懐かしいよ』と、笑いシワの中で細くなった目が

真っすぐに私を見抜いていたのを。




今の会社の社長には、以前から声をかけられていたのですが、やっと子供たちの手も離れ、夫の理解もあり、お受けすることにした次第。



開設準備室に現れたのは、ひょろっとした背の高い男性(30代前半)と、その隣に、ちょこんっ…と立っているメガネをかけた小さな女の子?でした。その当時、20代後半と紹介されましたが、少女のような容姿でしたね。

アーモンド型の瞳の大きな、真っすぐな視線を送ってくるコだな…というのが最初の印象。



明るくくったくなく笑い、裏表のない姿勢。クライアントやお客様とも良好な関係を築いているんだろぅな〜と、開設準備期間一緒に働いていて感じましたし。


開設と同時期に結婚した彼女は、仕事と家庭の両立を上手くやっているように見えました…。




その彼女の感情に初めて触れることになったのは、彼女の直属の上司である清瀬(きよせ)チーフ(背の高いひょろっとした人ね)が異動になり、代わりのチーフになってから、しばらく経ったあとでした…。


「ごめんねっ!そんな気持ちで働いてたのね〜(泣)知らなかったよ〜!ごめん〜!」


よしよし。ぐりぐり。

まぁ…ちょいと肥えた(ちょっとよー)酔っ払いが抱きしめたところで、何のなぐさめにもならないんでしょうけど。


『あはは〜大丈夫ですよ。これでも自立した女子なんです。何とかしますし、幸せになりたいですから。うふふ』


朗らかに笑う彼女の強さを守ってあげたい…(すでに男性的な思考?)という気持ちが私にそうさせましたの〜(泣)。

あ〜あと酔ってますしね。



仕事のことも、家庭のこともおくびにも出さず

ナナメ右前で笑ってた。



幸せになって。その笑顔を、きっと守ってくれる人がいるから…。


いや〜男性的思考…要はオヤジっすね。

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