お腹いっぱい
フレンチトーストを作ってみた。
晩御飯は食べ終わった後のことであった。
今日はお昼を飲まず食わずで図書館で過ごしていた。
帰り道お腹がキュッとなっているようだ。
何かお惣菜でも買って帰ろうか。考えてみたが、どうも気乗りしなかった。
フレンチトーストでも作ろうかとコンビニに寄って、20円引きの5枚切り食パン、牛乳、(低脂肪牛乳しかなかったのでこちらを購入)、はちみつ。
家で夕食を済ませた。
確かにお腹はいっぱいであった。
低脂肪牛乳で、フレンチトーストを作ろうか迷った。
今日は日曜日だから、少し豪華な食後のデザートにでもしようと思った。軽く混ぜ合わせた液に食パン1枚を半分に切り、2つに分かれた食パンを浸した。
フライパンにマーガリンと、オリーブオイルをひき、火を通した。
いい焼色だ。ひっくり返した時に着地した反動でプルンと揺れる様は妾を得意げにさせてくれる。
さぁ、お皿がいるな。
少しの合間のつもりだった。コンロの火を止めずそのまま食器棚の方へ向いた。
その少しの時間が妾のフレンチトーストを焦がしてしまった。
「あぁ、焦がしてしまった」
フレンチトーストをひっくり返すと、焦げ面が露わになった。
火を止めて、急いでお皿に移してももう、結果は変わらなかった。
1枚目をお皿に移して、落胆していると、フライパンからさらに焦げ臭い匂いが立ってきた。
「っっ!!」
しまった。片目だけの焦げでおさまるはずが、フライパンの余熱により、無事であったはずのもう片面も焦げついてしまった。
両面焦げのフレンチトーストができてしまった。
1枚目は焦げ面をしたに向ければ見栄えはよいと思っていたのに、
2枚目はそうともいかない。
妾の失敗は隠すこともできなくなった。
お腹にいれるしかない。
妾は仕上げにはちみつをかけて食べた。
一口目は美味しかった。
しかしそれ以降は、作ってしまったからには食べきらないといけない。そんな気持ちになってしまった。
もちろん美味しかった。
そして、お腹いっぱいになった。
でも、それを後悔している。
やはり、欲張ってフレンチトーストを作るべきではなかった。
お腹がいっぱいになって、そう思った。
少しの苦味を味わう日曜日となった。




