たけえよ
この世界に来てから約1ヶ月
全裸でギルドに戻ると言う黒歴史を作ったあと16階層から次に進めなくなった。
宿のベッドの上で考える。
モンスターが強くなり1人では進めなくなってきた、単純にレベル不足、新しいスキルの経験値コピーを試していないせいかな、名前的にスキルコピーに並ぶチートスキルだろうけど。
それでもそのうちにまた進めなくなるだろう。
うん、このステータス的に魔法を生かそう、先日の戦いみたいに魔法を強化すればきっと次に繋がるだろう、それでもダメなら仲間に入れてもらおうか。
異世界で魔法を伸ばすと言ったら魔法学校へ行くことだろと、でも金も少ないし場所知らんしどうしたらいいか分からんわ。
コンコンとドアからノックされた。
「入りますよー」
「はーい」
どうやらミミが昼飯を持ってきてくれたらしい、そうだ魔法学校とか知らないかな?
「ミミって魔法学校がある街って知らない?」
「魔法学校ですか、一番有名な所は、そうですねマリイアですかね?」
「マリイアか、ここから遠いいかな?」
「…近いですよ?転送ゲートを使えばですが。」
「そうなのか、転送ゲートってどこにあるんだ?」
「ギルドの裏にあるおっきい家ですが見てないですか?」
あったのは知ってたが入ってなかったな。
「入ってなかったな」
「少しばかり高いですがすぐにつけますよ」
よし行くか。
「ありがとう、昼飯はそこに置いといて」
「わかりました、ではまた後で」
明日に会長に会おう、上手くいくかな、ダメなら最終手段を使うか。
昼前、部屋のものをまとめる、要るものと要らないものを割けて出る。
明日にでも行けるかな、多分行けるだろうけど。
リグル商会の本部のエントランス前、受付に冒険者登録した時の紙を出して会長と面談の時間を作って貰う。
1時間くらい待って呼ばれる。
「どうしたんだ、私に愛に来るなんて珍しい」
「すいません、お金を貸してください。」
リグルの眉毛がピクっと動く
「どうしてだ?」
少し声が低くなる。
「すいません、自分の力不足ですがダンジョンを進めなくなってきました。」
「それでなんでお金が必要なんだ?」
流石にお金には厳しいな。
「自分はステータスの中で魔法の類が高いのですがそれを伸ばすために修行と言ってもなんですがマリイアの魔法学校へ行きたいんです。」
「それで?」
「その、学校に入学するためにお金を貸してください。」
「そうか、貸してもいいが私に貸す分の利益はあるのかい?」
「2倍にして返します!」
これはもうあれだわ、コピー使うわ。
「そうか2倍か」
ニヤッと笑う、ダンディなおっさんがこう笑うと逆に不気味だな。
「まあお金は貸せないね」
「そうですか…」
コピー使うか。
「まあ、推薦状を送ることはできるけどね。」
と紙に文字を書き始める。
「ほんとですか!」
思ってもなかったわ、推薦してくれるのか。
「あぁ、職業柄知り合いが増えてね。」
「ありがとうございます、手紙は自分が持ってきます。」
「約束は覚えているからね」
「約束?」
「2倍だよ、その推薦状だけでも150はくだらない、それを2倍だ、300万は払ってもらわないとな」
「わ、わかりました」
たけえよ
「じゃあよろしくね」
「ありがとうございます!」
手紙を貰い出ていく
明日にでも出よう。




