第一話「始まった新しい日常」
生まれ変わってから少し経った
「さぁ、セイルちゃんパパにいってらっしゃいをしましょ!」
俺の新しい名前はセイルという名らしい。
父親はアーサーという名の果物商人、母親はケイラと言う名の専業主婦でたまに父親の手伝い役らしい。
「セイル〜行ってくるな!ケイラ、愛してるぞ!すぐに帰ってくる!」
「いってらっしゃい!」
「あぁうぅぅ」
この会話が朝の日常だ。
俺の日課は家にある剣を倒す事だ。
なぜ商人の家に剣があるんだろうか、飾りか?
ケイラが慌てて直す所が妙に楽しく感じる。
我ながら腐った性格だ。
「もうセイルちゃんたら...頭や身体に当たったら痛い痛いのよ?」
なんていつも同じ注意だ
ちなみに言葉は自然に覚えた
窓の外を見ると活気に満ち溢れる街の人々、奥に広がる広大な山々、転生した割には味気なくも感じる。
もっとドラゴンとか魔法とか。
そのようなものがある気配はない。
そういえば最近、家にあるチラシを見てみた全くわからなかったがケイラが言うに、ここはルイジル王国と言う国で貴族がいるらしい。
貴族と聞くと横暴なんだろ?というイメージがあったが外の活気や家の経済的に見ると貴族は誠実な政治をしていると感じる。
貴族の中にもいい奴らがいるんだな。
前世とは大違いだ。
「セイルちゃーん!ミルクの時間よー」
食事の時間らしい、この世界のミルクは少し変わっている。前世一度だけ見た固形ミルクなどは無く、生温い牛乳を飲まされる。
(うげー不味くはないけど全然慣れねー、炭酸とか飲みてー)
何とか飲み終えた
次はケイラとの日課、言葉の勉強だ。
「セイルちゃん、マーマと言ってみて?」
「あーあ」
「惜しい!マーマ」
「マーア」
「あとちょっと!」
言おうと思えば言えるがここは芝居を打って可愛げを出してやろう。
そんなこんなで今日の言葉の勉強は終わった。
「お昼寝しましょ」
ケイラが俺をベビーベッドに連れて寝かせる。
鼻歌の子守唄を歌っているがなかなかうまい。
赤ん坊というのもあるが結構眠くなる。
気づくとアーサーが帰ってきた。
「セイル〜会いたかったよ〜、ご飯までパパと遊ぼうな!」
アーサーは帰ってくると俺と夕食まで一緒に遊ぶのが日課だ。
遊ぶと言ってもハイハイやつかまり立ちなどの練習だ。
さて、つかまり立ちでも見せてやるか
「あぅ、あ、あ!」
ゴツン!
やっべ調子に乗った、頭を打ったようだ。
アーサーと音を聞いたケイラが駆けつけてくる。
「すぐにお医者様に!」
ケイラが叫ぶ。
「俺が連れて行く!」
アーサーが俺を持ち上げ外へ飛び出す。
アーサーの足は速くすぐに医者に着いた。
「さっき!つかまり立ちをしたら、後ろに転んで頭を打ったんだ!泣かないのは何か異常が!?」
「すぐに診てみましょう」
医者が俺の後頭部を診て、タンコブがあるが問題ないと判断した。
「タンコブが出来てますが問題ないでしょう、何か体調が悪そうと感じたらまた来てください」
という感じで診察は終了、アーサーに抱っこされ家に帰った。
帰るとケイラが泣きながら俺を抱きしめにきた。
「セイルちゃんに何かあったら...」
愛情深い両親に前世と重なり泣いた。
前世では両親は物心つく前にはいなかった。
常に路上か橋の下で生きて、花を売って稼ごうとしたが全く売れなかった。
食べ物を盗んで食い繋ぐ日々だった。
だが今では暖かい家で愛情たっぷりで育ててくれる両親がいる。
俺はここに来て良かったとすぐに感じた。
こんにちは!こんばんは!
作者の自由な人物です!プロローグ編はご覧になられましたか?!
「転生しても大して変わらない!?いやっ変わったかも?」 第1話「始まった新しい日常」が完成致しました!主人公セイルの新しい日常と日課そして過去の自分との違いで赤ん坊としてでは無く1人の苦労人として涙すると言うエピソードとなってます!
是非感想やアドバイスを頂けると今後の続編のレベルアップ、自分のモチベーションアップに繋がります!




