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第8話

サクラ視点です。


ゲームについて詳しい説明となります。

…たいした内容ではないのですが…補足と伏線のため。

「はふぅ。疲れた~。」


自室のベッドに飛び込んだ。


この学院の生徒はみんな寮で生活する。

将来のためだからね。

登下校の時間も惜しみなく勉学に使ってくれ、ことなんだと思うけど。

学生はそれぞれ2人部屋を与えられて生活する。


私の場合はなぜか端数になっちゃって一人部屋なんだけど。

…寂しい。ぐすん。


でもそんなことを言ってる場合じゃないし、忘れないうちにこの乙女ゲーム『恋するファンタジーへようこそ』についてまとめておいた方がいいかな。

忙しすぎてどんどん忘れていっちゃいそう。




この乙女ゲームは、1ヶ月に1回大きなイベントがあって、それをこなすことで対象者の好感度を上げるの。

好感度が高い相手に、3月に告白イベントがあって告白してもらえるんだ。

もちろん、一定以上の好感度がないといけないんだけど。


基本的に1ヶ月の行動は1週間に1回。月に5回ね。

キャラクターごとに決まった場所にいるから、その場所に行って会話をして、好感度を上げるってのがこのゲームのヒロインの基本行動となる。


でも、全員が4月に会えるわけじゃないから、キャラクターごとに難易度が少し変わるんだ。

私は全部クリアしたけどね!

全キャラ全スチル確認したからね。わからないことなんてほとんどないよ。


でも大変だったよー。

何せこのゲーム、サポートキャラがいないから、相手の好感度がわからないの。

イベントによっては家に来てくれたり、プレゼントをくれたりするから、大体はわかるようになってるんだけど。


で、全キャラクターにそれぞれトゥルーエンド、フレンドエンドが用意されてて、共通でバッドエンドがある。

バッドエンドは私も1回しか見たことないけど。

ちなみに逆ハーエンドはないです。普通の乙女ゲームだし。


とりあえず、4月は入学式ってゆうイベントがあるから、今月は終わりかな?


11月に対象の確定イベントがあって、それが確定すると他の相手の好感度は上げられなくなるの。

そもそもちゃんと好感度をあげてないとトゥルーエンドを迎えられない。

要するに最初から相手を決めて好感度あげていかないと、フレンドエンドで終わっちゃうのだ。



ここで重要なのが魔獣の存在。

魔獣ってゆうのは、このゲームだけに出現する架空の生物なんだ。

全てのキャラクターにそれぞれ関わりがあって、ヒロインと出会うきっかけになってたり、魔獣によって失くした仲間を慰めたりするイベントが起こったりするの。


イベント的には必要だけど、この世界的には必要なのか?

あ、でもモンスターとかファンタジーっぽい、って攻略本の製作者コメントに書いてあったなぁ…。



そういえば隠しキャラってのもいるけど…この世界にもいるのかな?

隠しキャラは、2キャラ以上のトゥルーエンドを見ないと開放されないんだけど、攻略がめちゃくちゃ難しいの。

学院の関係者じゃないから、会うには街に行くしかなし、しかもいつも一定の場所にいるとは限らなくて。

つまり、イベントが基本起こらないんだ。


だから、対象者確定イベントを隠しキャラの子で起こして、そこからひたすら街へ通うってゆう…あれのトゥルー見るのに3週くらいしたなぁ。

3週間じゃないよ?

3回フレンドエンドを見たんですよ。


学院内部の人より彼と仲良くなった方がいいかなぁ?




私は、エンディングを迎えれば元の世界に帰れるんじゃないかって思ってる。

だって、物語の始まりである入学と同時にこの世界に来たってことは、物語の終わりである告白イベントで向こうに帰れるってことだと思うの。

それが確実なら学院内で事足りる。


…だけど、それで本当に帰れるかわからない。


だったら学院外部と接触を持つのがいいんじゃないかと思う。

たとえ、イベントでの帰還ができなくても外に出られれば可能性が広がるはず。




…って思ってたけど、リオンを攻略することにしました。

なぜなら、隠しキャラでエンディングを迎えるのが非常に難しいのです。

確定イベントを起こしたって、トゥルーエンドを迎えなきゃ意味がない。

おそらく今の私では隠しキャラのトゥルーエンドは起こせないと気づきました。


どうしてトゥルーエンドに拘るかというと、トゥルーを起こすのに必要な好感度がないとイベントが起きないのです。

フレンドエンドではイベントはなく、ホワイトデーに「チョコありがとう」的なお手紙が届くだけなのです。

私はそのエンドが嫌いだったわけではないけど…。


予想ではイベントが起こることで、「わぁ、目が覚めたら元の世界…」的な何かが起こるんじゃないかな、と思っているのです!

てか希望!



それにリオンはヒロインが学院で1番初めに出会うこともあって、好感度が上げやすいの。

まさに初心者用キャラクターってわけ。

…ん?乙女ゲームオタクの私が恋愛上級者だと思ってんの?


…後で体育倉庫裏に来てね?




まあ、それはともかく、私、元の世界(地球)に帰るために、ヒロインの幼馴染、リオン・グレイスを攻略します!!




※エンドについて。


好感度高→告白イベント→エンド(トゥルー)

好感度中→下駄箱に手紙→エンド(フレンド)


という感じで、好感度が高くないと告白イベントが起きないのです。

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