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第6話
連続2話投稿です。
「どうしたの?ぼおっとしちゃって。もうすぐ入学式始まるよ?」
家にいたはずの私は、いきなり知らない場所に立っており、呆然としていた。
目の前には石造りの建物で、その手前にある門の前に立っていた。
その門には『バルテッタ学院』と書かれてた。
ばるてったがくいん?
…バルテッタ学院んんーー!?
「おーい。大丈夫かーい?」
ぽんぽん、と肩を叩かれた。
え、と振り向く。
呆然として、ぎぎぎっ、って音を立ってたような気がする。
「大丈夫?呆然としちゃって。ほら、始まっちゃうから行こ。」
彼の顔は見たことがある顔だった。
金髪碧眼の彼は、学校での王子様のような存在で、優しくて学校の女生徒や教師にも人気がある。
そして――。
主人公の幼馴染だ。
「リ、オン…?」
彼の名前はリオン・グレイスではないだろうか。
肯定して欲しい。
否定して欲しい。
その相反する気持ちが渦巻く。
「どうしたのさ。早く行こうよ。」
彼がにこりと笑ったのは肯定の証だ。
この世界は、あの乙女ゲームの世界なの…?
一体何が起こったの?
私はバルテッタ学院なんて学校には入学しないよ…?
理解できない。いや、理解したくなかった。
私は彼に手を引かれ、学校の門をくぐった。
是非桜の方も見てあげてください。




