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第5話

突然ですが、別視点入れます。


「ふんふーん。ふふふーん。」


姿見の前で胸元のリボンを整える。

ブレザーやスカートに埃がないかチェックした。


「楽しみだなぁ。」


私の名前は檜山桜。

父と母と3人で一軒家に暮らしてます。

ここは2階にある私の部屋。


んで、明日から高校1年生でーす。制服着てるけど、入学式は明日なのです。

…気が早いって?

やだなぁ、もー。だって高校生だよ?この制服憧れるじゃん☆


紺のプリーツスカートに、白に紺のラインが入ったブレザー、赤いリボン。

シャツの指定が白のみってのが気に食わないけど。


実は実は、この制服あのゲームに似てるんだ。

私超好きなの!

もうきゅんきゅんですよ!制服だけできゅんきゅんできちゃう!!

あれでは、薄い桃色と薄い水色と薄い黄緑色の中から選べるんだけどね。



あー、気になる?なんのゲームか気になるでしょー。

…え、気にならない?嘘嘘。気になるって顔してるよ。


これはですね。

『恋するファンタジーへようこそ』ってゆう乙女ゲームのことなのです。

今私が着ている制服は、主人公が入学する学校、「バルテッタ学院」の制服にとっても似てるの。

ブレザーの色とかスカートの形とか。

これで高校を決めたって言っても過言じゃない、てか制服しか見てない。


んで、このゲームはファンタジーの住人である主人公が、ファンタジーな学院に入学して、その中で出会う幼馴染、騎士、魔術師、先生、保健の先生と恋をするゲームなのです。

最近ではヤンデレものとか、血みどろな死亡フラグばりばりのとかあるけど、これは割りと健全な恋愛が出来るゲームなの。

終盤では、きゃっ、てゆうスチルなんかもあるんだけど、際どいものも少ないしR15でも言いすぎかなってくらい。


人気があるかってゆうと微妙なんだけどね。

健全な恋愛ゲームだから物足りないって人もいれば、後ろ暗い過去とかグロテスクなシーンとか苦手な人には、割と受けてたと思う。

私は、好きな声優さんがいたから買ってみたってクチ。

実際嵌っちゃってフルコンプリートしちゃったんだけど。

絵が綺麗だったのもあるし。

キャラがかっこいいのはまあ当たり前として、スチルだけじゃなくてそのほかの設定にも力入れてたみたいで、ファンブックとか攻略本とかにしか出てないイラストとか背景絵があって、これも気に入ったの。

だから、このゲームのことはいろいろ知ってると思う。

ここまで知ってるのって私くらいじゃないかなぁ。何せフルコンプだからね☆




ここまで言ったら、私がいかに高校生活を楽しみにしてたか伝わるかな?

伝わらなかったら、もう一度ここまでの文章を読み直して、って話なんだけど。


さて、問題です。

今私は何回瞬きをしたでしょう。



…正解は1回です。



1回しか瞬きしてないのに…



「ここどこだー!!」




知らない場所に立っていました。





2人のヒロインというタグでしたので、2人の女性視点で進めて行こうと思います。

基本はホムラ(夏輝)視点で、解説という意味も含めて。


お気に入り登録ありがとうございます!!

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