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ルーティエにまつわる周辺調査

勉強の大切さがわかるお話。

酒場店主、ゴドムの証言。





へいらっしゃい。注文はなんだい?


………は?

注文じゃなくて聞き込みに来た?

なんの聞き込み………って、ルーティアだと!?


あの女はもうクビになったんだ!

ウチはもう関係ねえ!


………え、なんだこの大金!?


は、話せばくれるのか?


……わかった、だったら話してやるよ





あいつは二ヶ月前に雇った女給なんだが………どうも最低限の読み書きも出来ねえらしくて、ここへ来る前にもカタギの店に軒並み断られてたそうだ。


まあうちは見ての通り人手が足りてねえから、取り敢えずはと思って雇ってはみたんだが………。


字が書けねえうえにもの覚えが悪いから、毎回注文を間違えやがる。


おまけに愛想がねえしすぐキレ散らかしやがるから、ケツ触られたぐらいですぐ客と喧嘩しやがるときたもんだ!


だから厨房に行かせたら、やれ調理場が汚いから綺麗にしろだの、ネズミが嫌いだからさっさと駆除しろだろ、文句ばっかいっちょ前で料理なんてからっきしだった。


肉を焦がした挙句、貴重なスパイスを無駄遣いしやがって!



そんでホールも厨房も役に立たねえから、結局裏のゴミ処理を押し付けたよ。


それでも文句ばっか垂れてサボってやがったがな。




なんでミズーディの御兄妹に喧嘩売ったかって?

んなの俺が聞きてえよ!


あの日の朝、いつものようにゴミ処理に行かせて俺らは厨房で仕込みをしてたんだが………そしたら表通りで女の悲鳴がしてな。


客の一人が店に入ってきて教えてくれたんだ。



『ルーティアがミズーディの御息女を襲っている』ってよ。



慌てて店に出たらあのアマ、ミズーディ商会のトーマスさんに喧嘩売ってやがったんだぞ!?


俺は急いでその場に駆けつけて、クソアマの頭掴んで必死に土下座したさ!


幸いお嬢さんが執り成してくれたおかげでトーマスさんはその場から行ってくれたが、あの目は明らかに『お前らで落とし前つけろ』って目だった……


商会を敵に回したら店を潰されちまう。

だから俺は急いでストラディアに連絡して、あいつを買い取ってもらったんだ。


たくっ、面倒事起こしやがって!

やっぱり雇うんじゃなかったぜ、あのバカ女!












ミズーディ商会御息女、ミモザの証言。







ルーちゃんとの関係ですか?


彼女とは同じ孤児院で育ったんです。


まあでも、当時はそんなに接点はなかったんですけど……。


あの子って昔から夢見がちで、『私は将来貴族の養子になって、王子様の婚約者になるんだから』ってみんなに自慢してました。


だから『わざわざ勉強なんてする必要ない』って言って、シスターのいうことを聞かないし……授業もあんまり受けていなかったから、成績は孤児院の中でも一番低かったんです。


私はその後、計算が得意だったのを今のお父さんに気に入られて、商会の養子になって孤児院を卒業しましたから、彼女とはそれっきりでした。


今はトーマス兄さんと仲良くやってます。





なんで彼女に襲われていたか、ですか……。


あの日は取引先との打ち合わせの帰りだったんですけど、途中で兄さんが忘れ物を思い出して取引先に戻っていったんです。

すぐ戻ってくるだろうと思った私はその場で待っていたんですけど、そしたら急に大きな声で名前を呼ばれて、振り返ったらルーちゃんがいたんです。


なんだかルーちゃん凄く怒ってて、『さてはアンタもテンセーシャね!?』『返しなさいよ!』ってわけのわからないことを言い出して、私の髪を引っ張ったりして羽交い締めにしてきたんです。

私はもう怖くて怖くて………大声で助けを呼んでいたら、ちょうど戻ってきた兄さんが助けてくれました。


そしたらルーちゃん、今度は兄さんに変なことを言って怒鳴りだして……。

なんか……兄さんが将来、ルーちゃんの婚約者になるんだって言ってて。そしたら兄さん、凄い怖い顔でルーちゃんを突き飛ばしちゃったんです。

あんな兄さん、初めて見ました。


そこへルーちゃんが働いているお店の人が慌てて来て、一緒に謝ってくれたので私は兄さんに許してあげるよう頼んで、その場から去りました。


ルーちゃん………一体何がしたかったんだろう…?












どうして?

どうしてこんなことになったの!?



五歳の時に前世の記憶を思い出して、大好きだった乙女ゲームのヒロインに生まれ変わったって気づいて、私は凄く嬉しかった。


未来のわからない孤児だったのが、順風満帆な人生が約束されたんだもん!


狙うならやっぱり玉の輿な王子様ルートよね〜。




「ルーティエさん、ちゃんと授業に集中してください」


芋臭いモブガキ達に自慢していると、孤児院でも一番うるさいシスターがまた説教してくる。



は〜? あたしは将来王子様の婚約者になるのよ?

こんな授業受けてる暇なんてないの。



私は前世の記憶を思い出しながら、ルート攻略に必要なアイテムとか台詞の確認を怠らない。

その間、ミモザみたいな地味モブ達が引き取られたりしたけれど、あたしには関係ないもんね。





だけど…………



なんで?

なんで誰も迎えに来ないのよ!?


私の年齢的に、もうそろそろ男爵家の馬車が来るはずでしょ!?


それでも私は諦めずに待ち続けたけど、結局乙女ゲームの期間を過ぎても誰も迎えに来なかった。


「ルーティエさん、もう貴女も16です。いい加減独り立ちしなさい」


挙げ句の果てに、シスターから孤児院を出ていけって言い出された。



はあ!? ふざけんじゃないわよ!

ここを出たら貴族の養子になれないじゃないの!



「まだそんな妄想をしているんですか。もういい歳なんですから現実を見なさい」


あたしが怒鳴ってもシスターは呆れた目で睨んでくるし、しまいにはあたしの腕を引っ張って孤児院から締め出すと、荷物を押し付けて扉を閉めやがった。


「ちょ、ちょっとっ……どこに行けって言うのよ!? 開けてよ!」


腹が立ったあたしは手が痛くなるくらいドアを叩くけど、結局開けて貰えなかった。



ムカつく! あのクソシスターくたばれ!



せめてもの嫌がらせに扉の前でシスターへの悪口を全部ぶち撒けるけれど、ただあたしが疲れるだけで無反応だった。



気がついたら空は夕方になっていたし、仕方がないから町に向かうことにした。




孤児院から出た以上、働き先を探さなきゃいけないんだろうけれど……まあ前世の記憶があるんだから、足し算・引き算や掛け算・割り算もできるしいけるっしょ。


近くの歓楽街に入ると、まず最初にオシャレな喫茶店を見つけた。


これこれ!

可愛いヒロインのあたしにはこういう店がピッタリよ!




早速店長さんにクソシスターから受けた仕打ちをやや大袈裟に盛りながら、かわいそうな女の子の演技で働かせてくださいって頼んでみる。

前世でもこのやり方で上司に取り入れたんだから余裕余裕!




「………あんたさあ、字は読めるのかい?」


「え?」


字?


「例えばさ、これなんて書いてあると思う?」


店長さんが見せた紙には、見たことない模様みたいなのが書いてあった。


「え………なにこれ?」


あたしがそう聞くと、店長さんはなんだか怪しそうな目で睨んでいる。


な、何よその目!?


「じゃあ、この計算式解いてみて」


そう言うとまた知らない模様が出された。


は? ちょ、なにこれ……足し算と引き算は!?

なにこの計算方法!?


「こんな初歩的な計算もできないのかい? 一体教会で何を学んだんだい」


店長さんは呆れた目でため息をつく。


よ……要は足し算引き算と同じでしょ!? こんな計算式使わなくても計算ぐらいできるわよ!



「タシザンヒキザン? なんだそれは」


え?


「そんな学力じゃうちでは雇えないね。ほか当たりな」


そう言われたかと思ったら、店長さんに背中を押されて店から締め出された。




はあ!?

こんな可愛いあたしがお願いしてんのに、不合格ってどういうことよ!? 計算なんてだいたい似たようなものじゃない!

あったまきた! あの店は滅茶苦茶な面接で扱き下ろすって、噂広めてやる!






「エルギー計算式を知らない? 16にもなってこんな簡単な計算も出来ないってのかよ」


「メニュー表全部読めないの? 貴女本当にこの国の人?」


「一文字も読めないのって………それはちょっと……」



その後も目についた店全部に面接したけれど、どいつもこいつも字が読めないからとか、計算が出来ないからとか言って締め出しやがった。


なによなによなによ!

どいつもこいつも人をバカみたいに言いやがって!!


結局表通りのお店にはみんな断られて、仕方ないから裏通りに入ったら柄の悪そうな人達しかいない汚い店ばかりで、雇ってもらえたのは汚い酒場ぐらいだった。




いいわよ、ここであたしの可愛いさを広めてこの店を繁盛させてやるわ。

せいぜいあたしを落としたことを後悔させてやる!







「おい、なんだこのわけわかんねえ記号!? メニュー書けって言っただろ!」


「し……しょうがないじゃない! 日本語で書いたんだから!」


「なんだよニホンゴって!? 公用語使えバカ野郎が!」


そんな怒ることないじゃないの!







「お前なに客とケンカしてんだ! 稼ぎが減ったらどうする!?」


「あの客がセクハラしてきたのよ!? 悪いのはあっちよ!」


「ケツ触られたぐらいでギャーギャー喚くんじゃねえ!!」


「はあああ!? なんであたしが怒られなきゃなんないのよ!!」



この酒場の店長はあたしがやることに一々キレるパワハラクソ野郎だし、客もカスハラとセクハラばっかでイライラする!

うっざ! あんな客共に媚びても大した儲けになるわけないじゃない!!




そんで三日目には、ホールに行かせたら面倒ごとばっかり起こすからとか言って厨房に回された。

ま、まあいいわ。だったら料理であっと言わせてやるんだから。




「ひいいっ、ネズミいるじゃないの! 衛生管理どうなってんのよこの店!?」


「ネズミぐらいで騒ぐな!!」


はあ!? 病気とか伝染ったらどうするのよ!?

信じられないっ、こんな店で絶対ご飯なんて食べるもんか!






「スパイスを無駄遣いするんじゃねえ!!」


「なによっ、料理なんて味付けが濃いほうがだいたい美味しくなるものよ!」


「こんな生ゴミ、野良犬の餌にもなるか!」


「きゃあ!?」


怒った店長が料理を投げつけてきて、出来立ての熱い肉を頭から引っ被ってドロドロに汚れた。


「それ片付けとけよ、スパイスの代金分はタダ働きだ!!」


働きだしてから一度も給料貰えなくて、お風呂にも入れないし替えの服だって少ない。

それなのにこんなきったない床を掃除しろだなんて、本当にっ、最悪!


「うっ…………ううううう!!」













挙げ句の果てにゴミ出しを押し付けやがった!

ホールも厨房も役に立たないってどういうことよ!?


「うぐっ………うえ…」


生ゴミの臭さに鼻が曲がりそう……こんなのヒロインがする仕事じゃない!

汚い野良犬が生ゴミを漁りながらあたしを見ている。


「………何見てんのよ!?」


その目があたしをバカにしているように思えて、無性にイライラして野良犬を蹴り飛ばそうとしたら、腐った肉を踏んで滑って尻もちをついた。


「ぎゃあ!」


転んだ拍子に野良犬はその場から逃げた。


「ちくしょう………ちくしょうちくしょうっ! なんで私が、こんな目にあわなきゃいけないのよ!?」


ムカつくムカつくムカつく!

叫びながら頭を掻きむしるけれど、イライラは一向に収まらない。

本当なら今頃貴族に引き取られて、学園でイケメン達にチヤホヤされているはずだったのに………どこであたしは間違えたの!?








『あ』


『どうしたの兄さん?』


ふいに表通りの方から声が聞こえて、あたしは思わずそっちを見た。


(この声……は)


乙女ゲーで何度も聞いたイケボ……。

まさか!?


表通りに通じる細道から覗くと、そこにはあたしが会いたかったイケメンの一人が立っていた。


やっぱり……攻略対象の一人のトーマスだ!

もしかしてあたしを助けに来てくれたの!?



『ごめん、さっきの店に忘れ物したみたいだ。すぐ取りに行ってくるから待っててくれ』


『うん、わかった』



だけどよくよく見ると、彼は知らない女と話していた。


は………?

誰よそのモブ女!?

あたしのトーマスにすり寄ってんじゃねえよ!


トーマスがその場から走り去って、あたしは彼に手を振る女の横顔を睨む。


…………あれ?

アイツの顔、どっかで見たような……。


どこで見たんだろう。

なんとか古い記憶を引っ張り出して………思い出した。

孤児院の隅でいっつも本を読んでた、ボッチのミモザだ。


ミモザ……?

なんであんな地味モブ女が、トーマスと一緒にいるの……?





まさか………そうか、きっとそうよ!

そうに違いない!




その可能性を思いついた瞬間、あたしの頭に怒りが溢れてきた。

表通りに出て怒りのままに一歩一歩近づくと、大声で呼んだ。





「ミモザァ!」


「え?」


怒鳴るあたしを見て、ミモザは目をまん丸にして固まる。


「る、ルーちゃん……だよね? どうしてここに?」


「あんた、転生者だったのね!」


「は?」


「あたしが貴族に引き取られないように手引きしたのもあんたでしょ!? それでトーマスを横取りしたのね、このサイテー女! あたしのゲームを滅茶苦茶にしやがって!!」


「あの、ルーちゃん……さっきから何言って」


「とぼけんじゃないわよ! どうせ他の攻略対象もタラシこんだんでしょ!? いいから返しなさいよ!!」


「きゃあっ、何するの!? 離して!」


掴みかかろうとしたら、ミモザは逃げようとしやがる。


逃がすもんか!

あたしが髪を掴んで引っ張れば、生意気にもミモザのやつは抵抗してきた。



「誰かあ! 誰か助けてえ!!」



おまけにうるさく叫びやがるから耳が痛い。

元凶の癖に被害者面してんじゃないわよ!

本当に嫌な女!



「ミモザ!」


「に、兄さん……!」


そこへちょうど戻ってきたトーマスが駆け寄ってきた。

嬉しい、あたしを助けに来てくれたのね!



「おい、僕の妹に何してる!?」


だけどトーマスは、あたしの手を捻ってミモザを後ろに庇いだした。



「痛! な、なにするのよ!?」


「それはこっちの台詞だ! なんなんだお前は!?」



な……なんで睨むのよ……?

あんたは身内には優しいキャラのはずでしょ!?



「あんたは私の婚約者になる運命だったのよ! なのにそいつが邪魔して…!」




「ふざけるな!」


「ぎゃあ!?」


そんで掴まれた手をぶん回されて、地面に叩きつけられた。



「何をわけのわからないことを言ってるんだ!? これ以上僕の家族を侮辱するならただじゃ済まさないぞ!」


トーマスは嫌いなものを見るような目であたしを睨んでる。


は………?

なんで?

なんであたしが怒られなきゃいけないのよ!?




「おいテメエっ、何やってんだ!?」


そしたら今度は店長が割り込んできた。


「ぐえ!!」


あたしは店長に頭を掴まれて、おでこを地面に押し付けられた。

痛! ちょっと地面に打ったんだけど!?


「………この女、お前の店の店員か?」


「も、申し訳ございません! こいつは学もねえ大バカ野郎なせいか、常識がわからないみたいで!」


誰がバカよ!

あたしは腕を剥がそうと暴れるけど、店長の力か強くて全然離れてくれない。



「に、兄さん……もう許してあげよう? ちゃんと謝ってくれてるし」


「だけど……」


「私なら大丈夫だから、ね?」


そしたらミモザのやつがトーマスに言い寄ってきやがった。


「は……はあああ!? 何良い子ぶってんだよ! 泥棒猫の分際で上から目線やめろ!!」


「黙ってろ!!」


「ぶぅっ!!」


あたしが文句を言うと、今度は店長に口を塞がれて喋れなくなる。

トーマスはミモザとあたしを見比べてから店長を睨んで小さく呟いた。


「………妹に感謝するんだな」


「は、はいい!」


トーマスはミモザの背中をさすりながらその場を後にしていく。



ちょっと、どこ行くの!?

置いてくんじゃないわよ!

攻略対象ならヒロインを助けなさいよおおおおおお!!

















「どうしてくれるんだテメエ! 商会のトーマスさんに目を付けられちまったじゃねえか!!」


あの後あたしは、店長に腕を引っ張られて店に戻ってくるといつも以上に怒られた。


「なんでよ、悪いのはあの女よ!? あたしの攻略対象を横取りした挙げ句にゲームを滅茶苦茶にしやがったんだから!!」


「いい加減にしろ! このクソ女!!」


「ぐえええ!?」


店長にグーで思い切り顔を殴られて、その勢いのまま地面に叩きつけられる。


ひ、酷い………!

女を殴るとか最低! このクソ野郎!!



「テメエはクビだ! ストラディアのとこに売り飛ばしてやるからそこで働け!!」


そしたら店長はほかの店員達にあたしを捕まえるよう命令した。


「ちょ、やだぁ! 触んないでよ!!」


「うるせえこの能無しが!」


「余計な仕事ばっか増やしやがって、迷惑なんだよ!」


抵抗しようとしたらみんなに背中や足を殴られたり踏まれたりして、それでも藻掻くけど向こうのほうが力が強くて結局グルグルに縛られて、そのまま床に放置された。





しばらくすると店に知らない人がやってきた。


「あら、こいつがそうなの?」


その人はけばい服を着た年増のおばさんで、あたしを見下して嗤っている。


なによ………!

見世物じゃないわよ!!


「ああそうだ、いいから早く持ってってくれ!」


店長が吐き捨てるように怒鳴ると、おばさんはニタリと気持ち悪い笑いを浮かべる。


「じゃあ品質チェックといくわね」


するとおばさんは細いヒールであたしの肩を蹴り上げた。


「きゃああああ!?」


痛みに絶叫するあたしに、おばさんは何度も何度も動けない手足を踏みつけてくる。


「痛い! 痛い痛い痛い! やめろぉ!!」


「ふ〜ん、やはり反抗的ね。まあまあかしら」




ちくしょう……モブのババアのくせに、バカにしやがってえ!!


グリグリと踏みつけて嘲笑っているババアに、私はせめてもの抵抗として睨みつける。


あんたの思い通りになんて、絶対ならないんだから!




「ガンク、運んどいて」


ババアはようやく気が済んだのか、後ろに立っていた大男に命令した。


「へい」


大男に布で口を塞がれると、あたしはまるで荷物みたいに肩に担がれてどっかに運ばれていった。






離せ、離せええええええ!!


読み書き発音が違うなら、異世界の計算方法が地球と同じとも限らないんじゃないかなって思って…

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