蒼穹に散る
最新エピソード掲載日:2026/05/07
地下千メートルの監獄都市。人々は偽りの幸福に飼い慣らされ、その感情は地上の戦争を制御する「演算資源」として搾取されていた。父と親友マシロを失った少年タタラは、青い瞳の案内人スバルと出会う。彼女は管理者の端末でありながら、タタラとの触れ合いでプログラムを超えた熱を宿していく。ジャンク屋ロクを伴い辿り着いた地上は、赤紫に焼けた戦火の地獄だった。掃除屋アキラの手引きで向かった天空要塞エリュシオンには、システムを統べる母イザナミが待つ。母は資本主義の極致として「家畜化された平和」を説くが、タタラはマシロの自己犠牲と、地上で抗い続けた父の導きにより、心臓に眠る再起動キーを起動させる。要塞は崩落し、嘘の空は散る。管理を脱し、不自由で残酷だが、愛おしい「本当の蒼穹」の下で、タタラたちは泥にまみれた人間の歩みを始める。
第一章:灰色のゆりかご
2026/05/07 21:51
第二章:空白の席
2026/05/07 22:19