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第二話

_______________________________________________

レベルが上がりました。

種族レベル1→5

称号《格上殺し(ジャイアントキリング)》を獲得しました。

スキル「急所攻撃クリティカル」を獲得しました。

スキル「土壌生物」レベル1→3

_______________________________________________

レベルアップ通知が来たことで、あまりのリアルな緊張感から解放される。

念の為穴の外を見て、近くに他の魔物がいないことを確認してホブゴブの死体に近寄る。

このゲームでは魔物を倒しても消滅したりはせず、自分たちで解体してギルドに売ったり、

燃やしてアンデットにならないようにしなくてはならない。


「ジャイアントキリング...ゲーム内掲示板を覗いた感じ、レベルが5個上の魔物を倒しても称号の一つも出ないらしいから、こいつは最低でも俺より6個以上レベルが上だったってことか...。」


ホブゴブの死体をとりあえずインベントリに入れておく。

掲示板によると、

解体スキルは持っていなくても何回か解体をしていくことで手に入れられるそうだ。

ただ、品質がだいぶ落ちるからだめにしてもいい素材で入手したい。


少なくとももう一体ホブゴブの死体を手に入れるか、ホブゴブよりよい素材を入手するまではお蔵入りだな。


さて、死体についてはおいておいて、武器を手に入れたから次からは正面衝突になっても攻撃する手段が手に入った。

もちろん、ステータスは負けている可能性が高いから戦闘自体はできるだけ控えるが...。


外は夜になったようだし空気穴が塞がらないように出口を塞ぎ、ログアウトする。

ログアウトしたら空腹値は上がらないが、体は残り、殺されてしまう可能性があるため、個別空間になる宿屋か、ある程度の安全が保証されている場所でしかログアウトするべきではないのだ。


ゲーム時間で6時間が経過していたようで、現実の時計が2時間進んでいた。

初めての戦闘でつかれたからか、コーヒーを飲んでネットでAmorphous World Online(AWO)

についての反応を見ているうちに眠ってしまったようで、起きたのは翌日の6時だった。


朝食を食べ、ペットの猫のユウにチュールをあげて少しランニングしてからログインすることにする。

ログインし、入口の土をどかし、外の様子を見ていたら、頭の上に黒い文字で『マガラ』と書かれたゴブリンがちょうど俺のスポーンしたのと同じ所でキョロキョロしていた。

頭の上に文字があるのはプレイヤーか、ネームドキャラであり、

プレイヤーは黒色、NPCは緑色、敵対キャラやPKプレイヤーキラーは赤色と決まっている。


ここで問題になるのが、奴が敵なのか味方にできるのかどうかということだ。

ネームが黒色だが今はリリースされてリアル1日も経っていないためPKにならない保証はない。

それにここでスポーンしたということは俺と同じレアイベントに遭遇して来たということになり、もしあのイベントに分岐があって、俺を殺すことで何かレアな職業につけるクエストがあったとしても何らおかしくない。

幸い、おそらくスポーンしたてであろうヤツはまだレベルは1だろうし、武器も持って...いる...。

木刀...いや木剣を持っている。

ということは職業は戦士か剣士についているわけで、相手のキャラコンが上手ければ普通に負けるかもしれない。


「ステータス」

_______________________________________________

キャラクター名:クロト

種族:魔人・紫色人種 Lv5

メイン職業:見習い調教士 サブ職業:呪術師

称号:《愚者》

カルマ属性:混沌

数値

体力・108

魔力・69

筋力・15

器用さ・25

耐久・15

速さ・10

幸運・2

ステータスポイント(SP):20

【耐性】

物理耐性:+20%

闇属性耐性:+25%

光属性耐性:-10%

聖属性耐性:-15%

【称号効果】

◆《愚者》

・スキル「愚か者の狂言」を獲得

・神の加護習得不可

・神関係NPC好感度マイナス

◆《格上殺し》

・スキル「急所攻撃」を獲得

【スキル】

・「低級テイム」:知能の低い魔物を確率で使役、もしくは降伏した魔物を弱体化させて使役

・「呪」: 一定時間、一つの能力値を下げて他の能力値を大きく上げる。 抵抗が容易

・「愚か者の狂言」

・「穴掘り」2

・「泥団子作成」2

・「土壌生物」3

・「急所攻撃」new:急所への攻撃に補正(スキルレベル×10%+相手とのレベル差%≧0)

_______________________________________________

速さ・10+15→25

SP:20→5

_______________________________________________

速さ25、詳しくは覚えていないがゴブリンの初期ステータスは他種族と比べて低かったはず、SPを全て速さに降っていたとしてもこれなら逃げ切れる。


ヤツはこちらに気づいた様子は無く、ステータスを開きながら独り言をブツブツいっている。

敵かどうかはこちらから奇襲をかけて無力化してからでいい。

インベントリに長剣をしまい、穴からダッシュで距離を詰める。


あまりの速さに転びそうになりながら接近すると、マガラはすぐに気づき、こちらに剣を振り下ろしてきた

が、遅い!

背後にまわり、裸絞をキメることに成功する。

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