第一話
誤字というか、計算ミスしてたので直しました。
さて、ここが初期スポーン...ではなさそうだな。
周りに人がいなさすぎる。
見渡す限りの草原、たしかホームページに始まりの街とその国の上空写真のPVが乗っていたはずだが...。
平原は範囲が広すぎて場所の特定は難しいだろう。
だが、出てくるモンスターの法則はある程度予測できる。
始まりの街北は森、南は草原となっており、
森に狼や鹿、草原にウサギや牛の魔物が生息している。
ということは、生息している魔物の種類は現実に即した種類のがいると考えられる。
シンプルに考えて草原は難易度の低い気候だと思うが、油断は出来ない。
今、俺が置かれている状況は明らかにレアイベントの結果だと考えられるから、
ランダムでスポーンした場合、ここがいわゆるラストダンジョン前の場所である可能性が0%ではないということだ。
最低限安全な簡易拠点を作るべきだろう。
それを念頭に、習得スキルを選ばなければ...。
「ステータス」
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キャラクター名:クロト
種族:魔人・紫色人種
メイン職業:見習い調教士
サブ職業:呪術師
称号:《愚者》
カルマ属性:混沌
数値
内訳(基礎+補正+振り分け)
体力
100
固定値
魔力
65
50+10(種族補正)+5(職業補正)
固定値
筋力
15
10(基礎)+5(補正)
器用さ
25
10(基礎)+5(補正)+10(振り分け)
耐久
15
10(基礎)+5(補正)
速さ
10
基礎値のみ(補正・振り分けなし)
幸運
1+1(振り分け)
基礎値のみ
【耐性】
物理耐性:+20%(種族特性)
闇属性耐性:+25%(種族特性)
光属性耐性:-10%(種族弱点)
聖属性耐性:-15%(種族弱点)
【称号効果】
◆《愚者》
・スキル「愚か者の狂言」を獲得
・神の加護習得不可
・神関係NPC好感度マイナス
【スキル】
・「低級テイム」
・「呪」
・「愚か者の狂言」:口撃によるヘイト獲得割合上昇、会話による好感度の変化割合上昇
スキルポイント:5
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【習得可能スキル】
・「強打」2p
・「刺突」3p
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・「穴掘り(ディグ)」1p
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スキル「穴掘り」を獲得しました。
5p→4p
習得可能スキルが更新されました。
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【習得可能スキル】
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・「泥団子作成」1p
・「土魔法」5p
・「土壌生物」3p
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スキル「泥団子作成」「土壌生物」を獲得しました。
4p→0p
習得可能スキルが更新されました。
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「穴掘り」:穴を掘る行為に補正がかかる(落盤発生率低下・採取した土の品質向上)
「泥団子作成」:土を球状に押し固めることができる(スキルレベル×0.1Mの直径)
「土壌生物」:周りに土があればあるほど補正がかかる(半径レベル×1.5M内にある土1000kgにつき体力が1上昇)
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この3つのスキルを獲得したので残りスキルポイントは0p。
自然の土壌は1m3当り1600kg程度の重さだったから、スキルレベル1の土壌生物の効果範囲は最大4π1.5³÷3
=4.5π≒14m³で1600×14=22400
最大22近く体力が上昇することになる。
体力の初期値が100で、体力強化というスキルが、スキルレベル×2の体力値が上がることを考えると
今の状況での生存という点ではかなり優秀といえる。
円の中心が体の中心なのかどうかで使いやすさはかなり違うだろうがそこはどうでもいい。
ひとまずここに成人男性2人は入る程度の穴を掘ろう。
穴を掘るという意思を持ち、手が地面に触れると地面は途端に柔らかくなり、簡単に掘れるようになる。
これは「穴掘り」の能力だろう。
そして掘った土を一箇所にまとめようとすると拳サイズの泥団子になり、簡単に持ち運びができるようになる。
これは「泥団子作成」だろう。
そうして能力の検証をしながら穴を掘り終えたとき、
穴の外から物音が聞こえてきた。
頭だけ出して外の様子を見ると、そこにはゴブリンに似た長剣を持ったやつがいた。
PVのゴブリンより大きく見えるから暫定的にホブゴブリンと呼ぼう。
ここで問題なのがホブゴブリンが始まりの街周辺に出るような魔物ではないということ。
とはいえドラゴンとか、明らかに終盤の敵ではないだろうからまだ勝てる可能性は0ではない。
が、俺は素手、相手は長剣、このリーチの差をなんとかできるほどリアルの俺が武術の達人であるわけでもなければ近接戦闘職でもない。
できれば直接戦闘は避けたいところ...。
だが、相手はこちらに気づいてはいないものの、あの大きな鼻でしきりに匂いを嗅ぐ動作をしている。
戦闘は避けられそうにないが、泥団子を投げて視界を奪い、今いる穴の中に引きずり込むことができれば...勝算は6割といったところ。
あれがこのあたり最強の魔物であるという希望的観測はせず、むしろあれが最弱である場合を考えると、数が増える前にどうにかしたい。つまり...
「即断即決ってことだよ!」
ホブゴブがこちらに気づき即座に剣を向ける。
投げた1個目の泥団子泥団子がはたき落とされるが泥団子のストックはまだまだある。
2個、3個と同時に投げ、5個中3個はあたり小ダメージが入るが顔に当たる軌道は必ず落とされてしまう。
ジリジリと間合いを詰められ、ホブゴブの射程圏内に入ってしまい、飛びかかってくる。
俺は一歩下がり、穴の中に戻り、泥団子を顔面めがけて投げる。
俺の体で見えておらず、穴の存在に気づいていなかったホブゴブの長剣は空を切り、
硬直している間に泥団子が顔にクリーンヒットした。
その隙に穴から身を乗り出し、ホブゴブの足を引っ張り穴の中に引きずり込む。
視界がある程度回復したであろうホブゴブは剣を振り回そうとするが壁に当たりまくりろくに振れない。
殴る蹴る、絞めるをし、気を失ったのを確認してから確実に長剣で首をはねた。
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