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宇宙の傭兵SF冒険譚  作者: 戦慄の大根おろし
紅白
129/143

126_紅い解体新書①

明日も同じ時間に投稿します


 ―――エリュシオン銀河系 暗黒星雲内 未踏破地点

 ―――レッドギルド=アナトミア《右腕》本拠地カーテリゼーション

 ―――幹部定例会議、秘匿回線接続中



「はいどーん!」


 大仰な扉を豪快に開け放つヴェスナ。カーテリゼーションの一室には誰もいない。少なくとも、生身の人間はひとりもいない。

 ヴェスナ・ブラキウムが腰を下ろした円形の部屋には骨で組まれたような円卓と、赤黒い肉を思わせる壁面投影があるだけだった。


「さてさて、スイッチはどこだったかな……ああ、ここだったか」


 ヴェスナが円卓のスイッチを入れた所で、卓上に五つの立体映像が立ち上がる。


 灰色のスーツを着た片眼の男。

 ワイン色のスーツを纏った肥満体の男。

 作業服に黒いコートを羽織った痩せた男。

 白銀の髪を束ねた礼服姿の人物。


 そして、白い少年。


 全員が別々の場所から参加している。

 《左目》ルシアン・オルクスと《胃》ベルナルド・ガスターは惑星デミエルの高級カジノホテル、ベラシオンのV.I.Pルームから。

 《肺》グレゴール・プルモはエリュシオン外縁を航行中の偽装貨物船、その艦長席から。

 《舌》セレス・リングアは、どこかの上流階級向けサロンと思しき静かな個室から。


 そして《脳》ノア・セレブルムだけは、背景が存在しなかった。

 白い空間、影のない椅子。そこに少年の形をした意思決定装置が座っている。



 彼ら彼女らが、レッドギルド=アナトミア(解体新書)の統括。本拠地のあるエリュシオン銀河系に限らず、この宇宙で五指に入る凶悪なレッドギルド。

 彼らは単一の巣に集まる組織ではない。銀河中に散らばった臓器が通信という神経で繋がり、ひとつの肉体として動く怪物だった。


「はぁい、諸君。聞こえているかな?」


 ヴェスナが軽く手を振る。まるで旧友に会ったように振舞うのは、毎度おなじみの挨拶だった。

 

「君の声は、いつも通り不快なほど鮮明だ」


 応じたのは《左目》ルシアン・オルクス。彼の背後では、ベラシオンのV.I.Pルームの窓越しに、デミエルの毒々しいネオンが滲んでいた。


「おやルシアン君、開口一番にそれかい? もっとこう、久しぶりだね~とか、元気そうで何より~とか、文明人らしい挨拶はないのかな?」


「君が元気そうなのは、この宇宙に住む人類にとっては悪い知らせだろう」


「はーっはっは! 褒め言葉として受け取っておこう」


 ヴェスナが笑うと、同じ通信回線にベルナルド・ガスターの柔らかな声が混じる。


「いやぁ、今日も賑やかだねぇ。会議が始まる前から耳が胃もたれしそうだよぉ」


 ベルナルドはルシアンと同じ部屋にいた。

 ただし席は少し離れている。卓上には年代物の酒と財務データを映す立体端末。現実のベルナルドはグラスを傾けながら、通信越しのヴェスナへ笑いかけていた。


「ベルナルド君、君の胃袋なら私の声くらい消化できるだろう?」


「毒物は胃より先に舌が拒むものだよぉ」


「呼びましたか?」


 別の映像が揺らぎ、《舌》統括セレス・リングアが現れる。

 背後には淡い照明と高価な調度品。どこかの社交場の奥にある個室らしい。テーブルには飲みかけのワインがあり、その隣には、誰かが置き忘れたような契約書が数枚重なっていた。


「セレス君は今日も綺麗だねぇ」


 ベルナルドが言う。


「ありがとうございます。あなたの褒め言葉は、いつも担保付き債権のようで安心します」


「それは褒めているのかなぁ?」


 続いて、通信に粗いノイズが走った。


『……聞こえるか? こっちは回線が悪ィ』


 《肺》統括グレゴール・プルモだった。

 彼の背後では貨物船の艦橋らしき空間が揺れている。赤い警告灯が時折明滅し、部下たちの怒号や通信音が小さく混じっていた。


『ったく、定例会議くらい安全な場所でやらせろってんだ。こっちは今、船籍偽装を三回切り替えながら検査網を抜けてる最中だ』


「相変わらず職務に忠実だねぇ、グレゴール君は」


 グレゴールはイライラを隠そうともしない。それを見たヴェスナが笑う。


『黙れ、白衣の狂犬。お前の捕虜遊びよりは繊細な仕事してんだよ』


「狂犬とはひどいな。私はもっと知的な生き物だぞ?」


『じゃあ狂人だ、狂人でいい』


「そちらの方がまだ好ましいね!」


 ヴェスナは満足そうに頷いた。


 次の瞬間、全員の端末に同時に沈黙が落ちた。

 通信音とノイズが消える。各々の背景の音すら遠ざかるところで、最後の接続が入った。


 《脳》統括ノア・セレブルム。


 白い少年の姿をしたそれは、何もない白い空間に座っていた。

 どこの拠点でどの星系か。現実の映像なのか、それとも加工された背景なのか。

 それは統括の誰にも分からない。分かっているのは一つだけ。


 アナトミアという怪物は、この少年の決定に従う。



「始めよう」


 机上で腕を組んだノアが短く言うだけで、先程まで軽口を言い合っていた全員が黙った。


「通常議題を」


 ノアの短い言葉に、六つの映像が同時に反応した。誰も姿勢を正したわけではない。

 ヴェスナは足を組み、ニヤニヤと笑みを浮かべている。ベルナルドはグラスを傾け、グレゴールは艦長席に座ったまま背後の部下へ無言で指示を飛ばしている。

 真面目に参加しているのはセレスとルシアンくらいか。セレスは手元の契約書へ視線を落とし、ルシアンはすでに複数の情報窓を展開していた。


 だが、それまで回線上に残っていた雑音じみた緩さは消えている。アナトミアの統括たちは誰一人まともな人間ではない。しかしまともでないからこそ、命令系統の重さだけは理解している。


「では《左目》から報告を」


「エリュシオン銀河系内の通信監視網は予定通り拡張中。主要航路における民間通信ログ取得率は七割を超えた。帝国軍の暗号通信についてだが、外縁艦隊が使用している旧式プロトコルであれば一部解読が可能になっている」


 ルシアン・オルクス(左目)は淡々と読み上げる。

 彼の背後、ベラシオンの窓越しに映るデミエルの夜景は派手だったが、彼の声には一切の熱がない。


「また、ティマイオス社関連の秘匿通信から、コードネーム《神の眷属》に関する断片情報を追加で抽出した。詳細は解析中だが、オプーナの高濃度摂取者に発生した異常現象と関連する可能性が高い」


「神? 神ってなんだい? 何かの隠語かな?」


 レポートを見るつもりもないヴェスナが、何のことかとルシアンに尋ねる。ルシアンはそんなヴェスナに怒りを抱いたりはしない。会話の通じない者を相手にするつもりもないという、ルシアンが統括になってからのヴェスナに対する扱いだった。


「目下調査中だ」


「成程、では楽しみに待っておこうか」


 ヴェスナはそんなルシアンを見ては、楽しそうに口角を上げる。彼女もまた、自身とルシアンのそんな関係を良好に受け止めている。


「僕はね、神ってのはこの宇宙で一番偉い存在じゃないかと思うなぁ」


「それは素敵ですね。蒼天の箱庭におわす皇帝陛下を崇めるより、神とやらを商品棚に並べた方がずっと正直になれるのではないでしょうか」


 ベルナルドの予想にセレスが賛成するが、セレス本人はそれほど神への関心がないようで、ルシアンがレポートとして提出した”発狂した男”の動画を眺めていた。


「ベルナルド、まだ神だと確定したわけではない」


「けど、向こうがそう名乗っているのだろぅ?」


 ベルナルドが柔らかく言った。その声は、先ほどルシアンと二人で映像を見ていた時よりも幾分軽い。


「名乗りというのは大事だよぉ。名前が付けば値段も付けられる」


「そんな簡単な話ではないと言っている」


「全ては値付けの話さぁ」


 ベルナルドはグラスの中身を揺らした。グラスの光で歪められた瞳には、彼が持つ狂気が見え隠れしている。


「神様だろうと怪物だろうと、綺麗な女だろうとねぇ」


 その言葉にルシアンは反応しなかった。

 報告を聞いていたノアもまた、同じく表情を変えない。その関心はもう次へと移っている。


「《左目》は継続して調査を」


「了解」


 ルシアンが短く答える。


「《胃》の報告を」


「はいはい」


 ベルナルド・ガスター()は待っていましたとばかりに、卓上の端末を操作した。彼の映像の横にいくつもの財務データが並ぶ。

 組織の売上、運用費、損失。捕えた人材の奴隷化率、販売率と死亡率。そこに表示される数字は、すべて誰かの人生を解体して作られたものだ。


「組織としての全体収益は昨月比で4.1%増、銀河系外の販路が伸びているねぇ。特にオプーナの委託販売が想像以上に強い。下層コロニー、違法闘技場、債務奴隷市場、この三つとの相性が良いみたいだよぉ」


「でもよ、それ飲むと副作用で死ぬんだろ?」

『船長! 右舷から帝国軍の哨戒艦が!』


 背後で部下の声が響くが、彼は振り返りもせず指を振って指示を出している。

 グレゴールはこんな得体のしれない物をよく飲めるものだと思ったが、部下がオプーナで酒を割って飲んでいたのを思い出し、僅かに顔を歪めた。


「死ぬよぉ」


「過剰摂取した場合に限る。通常使用であれば単なる飲料に過ぎない」


 そんなグレゴールの疑問にベルナルドはあっさりと、ルシアンはそうならないと、それぞれ別の意味で頷いた。


「でもねぇ、死ぬこと自体は悪いことじゃない。死ぬ量まで欲しがるなら、それはよく売れる商品ってことだからねぇ。酒もタバコもそう、人間は自分を壊すものに一番金を払うんだよぉ」


「お前の胃袋は底じゃなくて穴だな。ボコボコ空いた所に客を詰め込んで塞ぐ類のやつだ」


「当然だろうぅ? 穴は埋めたくなるものだからねぇ」


 ベルナルドはにこりと笑った。


「問題点は供給源がティマイオス社に偏っていること。あとは商品そのものの性質が不明すぎることだねぇ。成分不明、作用機序不明、過剰摂取時の死亡過程も一定しない。普通なら扱いたくない商品だよぉ」


「《胃》は引き続き扱うのか」


「もちろんさぁ」


 ノアの問いに、ベルナルドは即答した。


「売れるからねぇ。僕からは以上だよぉ」


「では《肺》の報告を」


「あいよ」


 グレゴール・プルモ()の映像が一瞬乱れた。その背後で偽装貨物船の艦橋が大きく揺れる。誰かが悪態を吐き、別の誰かが通信の出力低下を叫んだ声が会議の通信に乗った。


『船長、4番艦が検査網の外縁に引っかかってます!』

「医療品運搬船のIDに切り替えさせろ。積荷データをスキャン厳禁の医療物資に偽装するのを忘れるな。中身を見られたら全員棺桶だ」

『了解!』


 グレゴールは部下へ指示を飛ばしてから、通信へ視線を戻した。


「物流は回ってるが、見ての通り余裕はねぇ。最近どこかの誰かが派手に暴れたせいで、帝国軍の巡視船が増え始めたんでな」


「んっふっふっ、褒められるのは嬉しいね。《右腕》としても仕事のやりがいがあるってものだよ」


「褒めてねぇよクソが。……流通の多い星系だと帝国軍がうじゃうじゃ居やがる。気を付けろよベルナルド、お前が根城にしているデミエル星系周辺も相当キナ臭くなってる」


「ふぅん? どうだいベルナルド君、私がパパっと片付けに行こうか?」


「いらないよぉ、君が出張るとデミエルは無茶苦茶になるだろうし」


「……報告を続けるぞ。こっちは船籍偽装と積荷分割で抜けてるが、流量をこれ以上増やすなら船を捨てる覚悟がいる。軍とガチンコする装備はウチにはねぇからな」


「船は買えるし、乗組員も雇えるだろぉ? 幾ら欲しいか言ってごらんよぉ」


 何が問題なのかと、ベルナルドが言う。


「腕のいい乗組員は買えねぇんだよ」


 グレゴールは苛立たしげに舌打ちした。


「人間を商品だと思ってる連中には分からねぇだろうがな、船は書類だけじゃ飛ばねぇ。航路、検査官の癖、星系ごとの袖の下の相場、逃げる時にどの推進器を先に焼くか。そういうのは現場で覚えるんだよ」


「それが出来るから、貴方が《肺》統括なのでしょう?」


 セレスが穏やかに言った。言外にもっと働けと圧を掛けながら。


「呼吸は意識しなくても、続いている時が一番価値があるのだよ、グレゴール君」


「黙れヴェスナ、詩人みてぇに言うな。こっちは息切れしてんだよ」


「では、まだ死んでいませんね」


「……セレスてめぇ、本当に嫌な舌してるよな」


「ありがとうございます」


「褒めてねぇ。クソ、どいつもこいつも……」


 グレゴールは端末へ指を走らせた。エリュシオン銀河系の銀河図が空間に投影され、そのうちのいくつかの航路が赤く染まる。


「直近の懸念は二つだ。帝国軍の巡回増加。貨物に対して船が足りねぇこと。それと、嘘か本当か知らんし知りたくもないが、ちょいと物騒な噂話を聞いたんで共有しておく。

 場所は中央、帝都からメリダ星系へ向かうルートが全部潰されたらしい」


 メリダ星系。その単語を口にした時、グレゴールの声がわずかに沈んだ。それはほんの僅かな変化だったが、ルシアンの義眼はそれを拾った。


「私たちの影響下にはないが、何があった?」


「対ヴォイド戦特化の気狂い共が暇になったのか、目に入ったレッドギルドや宙賊を根こそぎ狩り始めたらしい。まるで数年前の再来だが……俺たちには関係ない話だな、忘れてくれ」


 これ以上話すことは無いと、グレゴールは話を打ち切った。

 ヴェスナは面白い話だと飛びつこうとしたが、拗ねたように顔を背けるグレゴールを見て再び椅子にふんぞり返った。


「では《舌》の報告を」


「はい」


 セレス・リングアの映像が、わずかに明るくなった。

 彼女の背後では、薄いカーテン越しに人影が動いている。どこかの高級サロンなのか。通信の外側では、また誰かの政治生命か企業資産が静かに食われている最中なのだろう。


「政治案件は三件進行中です。一つ目、デミエル自治議会の警備予算増額案。表向きは治安維持、実態は我々の関連警備会社への委託費増額です。議員六名を抱き込み済み。反対派二名には、今夜中に女性問題と薬物使用の記録が届きます」


「記録は本物か?」


 ルシアンが問う。


「半分は」


「残りは?」


「本物になる予定です」


「了解した」


 後ろを一瞥したセレスを見て、ルシアンは納得した。


「二つ目、帝国系企業二社の紛争調停。どちらにも我々の債務が絡んでいますので、双方を消耗させた上で資産を買い叩きます。これは予定通りですね。

 三つ目、ティマイオス社との窓口維持。先程議題に上がったオプーナの委託契約は、表向き合法な流通網を挟むことで監査を避ける方針です」


「ティマイオス社の上層部とコンタクトは?」


「直接はありません。切り捨て可能な尻尾しか出してきませんね」


 ですが、とセレスは薄く笑った。


「尻尾にも神経は通っています。切られる瞬間、痛みで本体の位置が分かることもあります」


「良いね、君は言葉で人を解体するのが上手い」


 ヴェスナが愉快そうに言った。


「あなたほど物理的ではないだけです」


「そこが惜しい。何時の時代も、最後にモノをいうのは暴力だからね」


「私にその予定はございませんわ。以上です」


 頭を下げるセレス。それを見たノアは、最後にヴェスナに視線を向ける。


「では最後に《右腕》」


 ヴェスナは待っていましたとばかりに、椅子の上で背筋を伸ばした。


「我が《右腕》は絶好調だよ。つい先日も輸送船団を四つ潰したし、行き先だった田舎ステーションの自警団を二つ解体、今頃はこっちの兵隊になるための訓練中さ。その他には……ああそうだ、哨戒に来ていた帝国軍の艦は全て沈めたんだった。そろそろ現地の部下は撤退させないと、怖い顔をした連中と鉢合わせるかもね。

 捕虜の品質も悪くないのが揃ってるよ。男は労働用に、女は用途別に分けて保管中さ。高く売れるものを壊さない程度の分別が出来る私、偉い」


「君の分別は、たまに原形を留めないから困るんだよぉ」


 くつくつと、ベルナルドが肩を揺らす。


「高級品は丁寧に扱いたまえよ。傷ひとつで値段が変わることもある」


「分かっているとも」


 ルシアンの小言に、ヴェスナは笑顔で答えた。


「困りごとと言えば、兵隊たちが少々退屈そうにしていることかな。この間も味方同士で殴りあってたし、味方を殴るなら敵を殴らせた方がいいんだけど。何か大きな作戦はないのかい?」


「テメェの趣味を業務改善みたいに言うな」


 グレゴールがぼやく。


「趣味と業務が一致している。私は幸福な労働者なのだよ」


 腕を広げ、幸せを嚙み締めるように言うヴェスナは何処か誇らしげだった。




「アナトミアの活動に支障なき事を確認、通常議題終了。各統括はそれぞれの任務を全うすることを期待する」


 ノアは全ての報告を受け終えると、瞬きもせずに告げた。

 ここまでは代わり映えもない、何時も通りの定例会議。自分のお楽しみはこれからだと、ヴェスナは舌なめずりをする。


「次は個別案件に移行する」



レッドギルド=アナトミアの構成組織

《右腕》:制圧や強襲、組織の暴力を担当する

《左目》:情報収集や監視、スパイ活動が主任務

《胃》:組織の運営費を稼ぐ商売人であり、金庫番

《肺》:商品輸送に密輸、新規航路開拓の担当

《舌》:政治や交渉、折衝など表の活動を担当する

《脳》:組織方針の決定

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― 新着の感想 ―
メリダ星系へのルートで、宙賊とレッドギルドが根こそぎ狩られてるの、オキタからのビデオレター見てぶちギレてるクラウディア中尉が八つ当たりで大暴れしてるんだろあなぁ。
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