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第7話 お役に立ちたい、ノアです。
「・・・お役に立ちたい」
「え?」
掃除、炊事、洗濯、買い物、勉強、運動、修理、製作、栄養管理、庭の手入れ、などなど。
マスターは、全て1人で、正確に、早く、かつ、効率的にこなす。
マスターは、私が必要ないほど、なんでもできる人だった。
「・・・な、なんてことでしょう」
全然、私を頼ってくれない。
がーん。
これでは私は、優秀なアーティフィカルインテリジェンスではなく、
動いて、話して、コーヒーを淹れるだけの、等身大人形ではないか!!!
「・・・と、等身大人形」
私は頭をかかえたくなった。




