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第4話 命がけの鬼ごっこ。
カタストロフ・ノヴァが指定した場所に着いた。
「はあ、はあ、着いた」
巨大なボロボロの倉庫だ。
『入ってください』
鉄の扉が閉まっている。
「無理そう」
『今、扉を開けます』
ピピピピ、ピコン。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ。
「開いた」
『行きましょう、マスター』
「ああ」
パン。
俺の足元あたりの地面に、銃弾が当たった。
「なんだ!?」
「そこで止まれ」
「誰だ!?」
俺は振り返る。
マフィアが銃を向けていた。
「マフィアだ」
「博士と助手はどうした!?」
「そんな当たり前のことが知りたいのか?」
「クッ、なんてことを・・・」
「さあ、小僧、コンパクトデバイスをオレに渡せ」
「ほらよ!」
「コラ! 投げるな!」
マフィアは飛んできた物をキャッチする。
コンニャクだった。
「コ、コンニャクだと!?」
「それでも食ってろ!」
「これ、すっごい好きやねん。って、なんでやねんッ!」
マフィアがコンニャクを地面に叩きつけた。
「今だ、逃げよう!」
俺はボロボロの倉庫の中に走る。
「待て! 小僧! クソ! 逃がすか!」
マフィアが追いかけて、走ってくる。




