第2話 恐喝のおそろしきおどし。
「小僧、それを渡してもらおう」
「誰だ!?」
「マフィアだ」
「なんだと!?」
「動くな!」
マフィアが俺に銃を向けた。
俺は両手を上げて、無抵抗ですアピールをする。
「良い子だ。さあ、それをオレに渡すんだ」
「え?」
「お前が持つ白いスマホだ!」
「でも・・・」
地球を守るために戦って! って言われたしなあ。
「オレの目的は、その白いスマホだけだ。素直に渡せば、お前を傷つけないことを約束する」
「わかった」
俺は白いスマホをマフィアに渡そうとした。
「ダメじゃああああ!」
「誰だ!?」
博士がいた。
「博士じゃ!」
「博士だと!?」
「そうじゃ」
博士が俺の行動を妨害した。
「小僧、このコンパクトデバイスをマフィアに渡してはならん!」
「でも!」
「邪魔だ」
パン。
「グハアアアア!!」
「博士!」
博士の右足が銃で撃たれた。
博士はすっぱい梅干しを食べたような顔で、痛がっている。
「小僧、取引だ」
「何だ?」
「白いスマホを渡せば、博士を助けてやる」
「わかった」
俺は白いスマホを渡そうとした。
「・・・ダメ・・・じゃ!」
博士は苦痛をこらえて、俺が白いスマホを渡すのを妨害しようとする。
だが、博士は足が撃たれて、動けない。
博士は苦痛を我慢し、叫ぶ。
「小僧、このコンパクトデバイスをマフィアに渡してはならん!」
「なぜだ?」
「大いなる脅威から、この地球を救うためじゃ!」
「・・・でも、俺はただの一般人だ」
「だからなんじゃッ!!!」
「・・・え?」
「この地球には、ただの一般人しかおらんのじゃッ! だったら、地球を救えるのは、ただの一般人しかおらんじゃろうがッ!!!」
「わかった!」
「黙れ」
パン。
「グハアアアア!」
「おしゃべりはここまでだ。さあ、小僧、そのコンパクトデバイスをオレに渡せ」
マフィアが手を出す。
俺は白いスマホをマフィアに渡そうとした。
「そうはさせない!」
「誰だ!?」
助手がいた。
「助手だ」
「助手だと!?」
「ここは私が引き受けた。君はコンパクトデバイスを持って逃げろ!」
「だけど!」
「フッ、私にも、カッコつけさせてくれよ」
「わかった! 死ぬなよ!」
「ああ!」
俺は逃げた。
「よくもあの小僧を逃がしたな。オレの邪魔をして、ただですむと思っているのか?」
「思ってない」
「正解だ。あの世で後悔しな」
「・・・・・・後は頼んだよ」
パアアアアン!
銃声が響いた。




