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第5話 信憑性の高い文献。
俺はデカい態度で、玉座にすわっていた。
貧乏ゆすりをするだけで、レベルが1ずつ上がっていく。
「誰か、俺を倒す方法を知らないか?」
ざわざわ。
「どういうことだ?」
「なぜそんなことを?」
「いや、魔王様は聡明な方だ。おそらく、事前にご自身を倒す手段を潰しておこうというお考えなのだろう」
「なるほど!」
「さすが魔王様だ!」
全然違うけど、説明するのも面倒だから、そういうことにしておく。
「魔王様、お耳にしていただきたいお話がございます」
魔王軍72柱の1体が前に出て、膝をついた。
「言え」
「とある文献によりますと、勇者のみが扱える聖剣で魔王は討伐されると記されております」
「とある文献とは?」
「小説家になろうでございます」
「なっ!? 小説家になろうだとッ!?」
「さようでございます」
ざわざわ。
「小説家になろうだって!?」
「小説家になろうなのか!?」
小説家になろうに書いてあるなら、信憑性はかなり高い。
俺は立ち上がった。
「どちらへ?」
「・・・フッ、知れたことを」
方針は決まった。
俺はスタスタ歩いて、魔王城を出た。




