制服を受け取りに行ってきます
「にしても、ここのご飯は本当に美味しいよねー」
「ほんとにね」
二人は朝食のクロワッサンを食べていた。ちなみに今日の朝食は、ベーコンに目玉焼き、サラダとクロワッサンの普通のメニューだ。だが、この普通のメニューでもしっかりと美味しいのが、国立の学校の寮食であるというところなのだろう。
「あ、そうだ、サーラ。このあと、外に買い物に行くの覚えてる?」
「買い物?」
「言ったじゃない。制服を受け取りに行くついでに、街の観光に行きましょうって」
「ああ〜そうだったそうだった。ごめん忘れてたよ」
「もう。じゃあこの後、身支度したらすぐ行きましょ」
「あーもうちょっとダラダラしてもいいんじゃない?」
「ダメよ。観光できる時間が少なくなっちゃう。それに、私お昼ご飯に行きたいお店があるの。ね、だから早く行きましょう?」
「わ、わかったよ。じゃあなるべく早く準備するね」
「言ったわね!じゃあ8時にはここを出るわよ」
「えー、まあ分かった」
それからまた雑談をしてから、ご飯を食べ終わった二人は身支度を済ませて、外に出ていった。
ネラは、ヒラヒラの白いスカートに、ピンクのロングコートを纏っており、一方サーラは、だぼっとしたジーンズに黒無地のパーカーを着ていた。
どうやらネラはオシャレに熱心らしいが、サーラはあまり興味がないようだった。
「さて、行こっか」
「うん」
そうサーラが返事をして、二人は街を歩き始めた。
「さて、まずは制服を受け取りに服屋に行かなきゃ」
「そうだね」
「楽しみね!制服!街でもたまに見かけるんだけど、すっごくかわいいのよ!」
「へーそうなんだ」
「あれ?あんまり乗り気じゃない?」
「うん…あんまり興味なくて」
「えー、もったいない!そんなにかわいいのに!しかもおしゃれな服ばっかり持ってるじゃない」
「あぁ、あれはお母さんが仕立ててくれたやつだったりするから。私自身はそこまで興味ないの」
「へー、じゃああとで服も見に行かない?楽しいと思うの!」
「うーん、まあいいよ。どうせ用事もないしね」
「じゃあ今日の予定は決まりね!あ、ここじゃないかしら服屋さん」
「そうっぽいね。意外と近かった」
「ね!しかも、綺麗な建物!」
服屋の外観は赤レンガで組み立てられ、看板には、ハラレルト服屋と書いてあった。周りの建物に調和した上で、少し目立つ建物になっていた。
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