寮生活の朝
その後、サーラは寮の案内を受け、学校の手続きも済ませた。
そして、寮に入って数日が経った。
この頃にもなると、皆寮にも慣れていた。
「サーラ。起きて!朝ごはんの時間よ!」
「うーん、まだ寝させて……」
体を激しく揺らしたがそれでも起きなかった。
「だめよ。起きないと朝ごはん抜きになっちゃうわよ」
「それは……それはだめぇ……でもぉ、布団が恋しい…」
「これでも起きないか…かくなる上は!」
そう言うとネラはサーラの掛け布団をバッと剥がし剥いた。
「ひゃうん」
サーラが着替え終わった後二人は寮一階の食堂に向かった。
「おはようございまーす…」
「あら、おはようサーラちゃん。今日も眠そうね」
この人は、寮の食事を管理しているおばちゃんだ。
誰にでも優しく話しかけてくれる性格と、ふくよかな体型から、気分が落ち着くと学生から評判だ。
「そうですよ…ふわぁ、ぁ…ネラに無理やり起こされたんですよー」
「だってそうでもしないと起きなかったじゃない。それか、朝ごはん抜きがよかったの?」
「それはダメだけどさぁ…」
「なら、ネラちゃんに感謝ね。こんなに美味しい朝ごはんを逃すところだったんだもの」
そう言っておばちゃんはご飯が乗ったトレーを差し出した。
「自分で言いますー?」
苦笑しながら二人はトレーを受け取った。
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