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剣聖サーラの歩く道  作者: くみたかつお


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5/7

寮生活の朝

その後、サーラは寮の案内を受け、学校の手続きも済ませた。

そして、寮に入って数日が経った。

この頃にもなると、皆寮にも慣れていた。


「サーラ。起きて!朝ごはんの時間よ!」

「うーん、まだ寝させて……」

体を激しく揺らしたがそれでも起きなかった。

「だめよ。起きないと朝ごはん抜きになっちゃうわよ」

「それは……それはだめぇ……でもぉ、布団が恋しい…」

「これでも起きないか…かくなる上は!」

そう言うとネラはサーラの掛け布団をバッと剥がし剥いた。

「ひゃうん」



サーラが着替え終わった後二人は寮一階の食堂に向かった。


「おはようございまーす…」

「あら、おはようサーラちゃん。今日も眠そうね」

この人は、寮の食事を管理しているおばちゃんだ。

誰にでも優しく話しかけてくれる性格と、ふくよかな体型から、気分が落ち着くと学生から評判だ。

「そうですよ…ふわぁ、ぁ…ネラに無理やり起こされたんですよー」

「だってそうでもしないと起きなかったじゃない。それか、朝ごはん抜きがよかったの?」

「それはダメだけどさぁ…」

「なら、ネラちゃんに感謝ね。こんなに美味しい朝ごはんを逃すところだったんだもの」

そう言っておばちゃんはご飯が乗ったトレーを差し出した。

「自分で言いますー?」

苦笑しながら二人はトレーを受け取った。



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