タカの森5
宴は夜遅くまで続き、みんな遊び疲れて眠っていました。
タカは焚き火を見つめています。
タカ「…こいつが家族を連れてくる日が来るとはなぁ….」
口を開けて眠るミミを嬉しそうに見つめました。
ミミ「…ムニャムニャ…うーん、師匠どうしたの?」
タカ「いい夜だなと思ってな…ミミ、今お前は幸せか?楽しんでるか?」
ミミは目をキラキラさせて、大きな笑顔で答えます。
ミミ「すーっごーくっ楽しいっ毎日がワックワクだよ、師匠っ」
タカは目を細め、静かに口角を上げて微笑みました。
タカ「いい事だっ、ミミっ明日も遊ぶんだろー早く寝な」
ミミ「はーい…おやす…」
タカ「…フッ」
鳥「…」おやすみミミ
クマ「…」おやすみミミ
ギギ「ぐがーーームニャムニャ」
フミスケ「ぐげーームニャムニャ」
静かな風がそっと吹き抜け、焚き火の炎はゆらり、ゆらりと優しく揺れます。
見上げれば、澄み渡る夜空には無数の星々が静かに輝き、世界は穏やかな静寂に包まれていました。
➖朝➖
タカの森の朝は早い
鳥の指示で全員が自分達の持ち場へ行き、1日のやるべき役割を果たします。
主に果物、野菜の管理、森パトロール、外敵防衛など。
タカがトラブルやケンカしてくるたびに、同盟が増えたり、領地が増えます。
今日はタカと子供達はお留守番です。
子供達「ミミーフミスケー遊ぼうよー」
ミミ「今ルーティン中。んーーパッフンフンフンっ」
子供達「フンフンフンっんーぱっ」
ミミ「んーーパッフンフンフンっ」
子供達「フンフンっんーぱっ」
ミミ「違うっんーぱっフンフンだっ」
子供達「キャキャっ逃げろーー」
ミミ「まったくっ、はしゃぎやがって!チビめっ」
フミスケ「ミミとあんまり変わらないよ」
ミミ「ぐぬぬっ…ミミは先輩だからなっ、よーしガキ共っ!今日はミミ達が特別に、冒険の話をしよう」
子供達「わぁーー」
子供達は目を輝かせて、2人の話を聞きました。
タカ「フミスケっちょっと散歩行くから、あと任せた」
フミスケ「はいっわかりましたっ」
タカは空へ飛び立ちました。
空中で大きな風に吹かれました。
タカ「おっとっ風強くなってきたな。今回の嵐はデカそうだ」
➖次の日➖
♢♢♢タカの森♢♢♢
雨が降り始め豪雨となっていきました。
冷たい豪雨が一気に降り注ぎ、葉を叩く激しい雨音が森全体を埋め尽くしました。
風は一瞬ごとに強さを増していきます。
時間が経つにつれ、そよいでいた風は轟音へと変わっていきます。
ゴォォォォォォォォ――――!!
台風の風が、すべてをなぎ倒すように吹き荒れ始めました。
ビュオオオオォォッ
狂風は森を駆け抜け、木々は大きくしなり、幹の太い大木さえ根元から揺れていました。
枝葉が吹き飛ばされ、渦を巻いて空へ舞い上がり、空は暗闇の雲が広がります。




