砂漠の世界15
➖翌朝➖
ラファが目覚めミミ体操を始めました。
ラファ「最後にっ足を長めに…ハァっ!…フゥー、よしっ今日もミミともう一度話をしましょう….」
部屋のドアがバタンっと開きました。
ミミ「ラファーおはようっ!」
ラファ「きゃーー急に開けないでください!筋肉の準備が整ってないのに!」
ミミ「うるさっ!さぁ今日は特別な日だよっ」
ラファは目をまんまるくしています。
ラファ「…何、何?」
ミミの声に誘われてサハラも隣の家から来ました。
サハラ「おはよー朝からどうしたー騒がしいなー」
ミミ「さぁ、ラファ!ラファ送別会スタートっ」
ラファ「えっ?送別会」
フミスケ「おおっ揃ってる!パーティーの準備ができたよー」
サハラ「パーティー!!」
みんなで手作りパーティー部屋へ移動しました。
ミミ「我が弟子よ!前へ」
ラファ「御意っ」
ミミは大きな紙を広げ、大きな声で読みました。
ミミ「認定書、弟子1号とするいつまでも、ラファの師匠のミミより」
ミミは大きな紙をラファに贈りました。
ラファ「…ありがとうミミ師匠っ」
ミミ「うむっ励めよ」
まさかのサプライズにラファは大粒の涙を流しました。
ラファ「…ミミっありがとう」
フミスケ「よかったな、ラファ」
サハラ「ラファどっか行くのか?」
フミスケ「…あっまだ言ってないのか」
ラファ「師匠の承認もらわないと…」
ミミ「うむ!サハラに教えてあげなさい」
ラファ「…サハラっ私砂漠で暮らしますっ」
サハラ「ええーー本当にっ」
ラファ「あなたを見て、心が動きました。この力、砂漠の皆さんの為に」
サハラ「…うんっ…うんっありがとう」
フミスケ「えっ?なに?…自分で言いなよ!…うん?…ゴホンっえーではミミ師匠から一言っ!」
一礼してミミは机の上に立ちました。
ミミ「最後に私こと、ミミ師匠から一言っ!……友達が困っている時は、俺たちが困っているのと同じだ、必ず助けてくれ。
もしお前が困った時は、俺たちが力いっぱい助ける。」
フミスケ「タカ師匠からの言葉?」
ミミ「ぐぬぬっミミが考えましたっ」
フミスケ「タカ師匠の言い方だよね」
ミミ「…バナナっクラーーシュッ」
フミスケ「いてててっ」
ラファ「ありがとうっその言葉、心に刻みました」
サハラ「おれもっ」
ミミ「よしっミミ体操っタカのポーズ」
みんな「んーーぱっ!んーーぱっ」
4人は一日中楽しみました。
➖夜の砂漠➖
パーティーのあと、4人でお散歩しました。
外は、昼の熱気が嘘のように消え、砂漠にはひんやりとした夜風がさらさらと吹き抜けます。
サァァ……サァァァ
風が砂丘をなでるたびに、細かな砂が静かに流れ、静寂の中に心地よい音だけが響いていました。
見上げれば、どこまでも広がる星空。
雲ひとつない空には満月が静かに笑い、淡い光が照らしてくれます。
4人は、夜空を見上げながら、何時間も語り合いました。
くだらない話で笑って、
出会った頃の思い出を語って、
これからのことを話して。
気づけば、声が枯れてしまうほど、
たくさんの言葉を交わしていました。
そんな時間が、いつまでも続くような気がしていました。
けれど――。
ラファ「……」
ラファだけは、心の奥で分かっていました。
この時間も、きっと……あと少し。
だからこそ、
別れのことは考えませんでした。
今、この瞬間を。
この仲間たちと笑える時間を。
一秒も無駄にしたくない。
ラファは空を見上げ、
そっと笑いました。
ラファ「……もっと笑いましょう」
夜空の下、
4人の笑い声が、いつまでも響いていました。




