砂漠の世界13
サハラ「えっ…俺っ俺できた!消えた…嵐きえたっ」
ミミ「ラファー水ーー」
ラファ「ハイハイっいきますよー」
フミスケ「1番いい時に!…終わった?じゃ!いくよっ!」
フミスケ、ミミ、ラファ「サハラー!サハラ!」
サハラ「おっおうっ!」
村人達「サハラーー」
村人達も全員サハラに駆け寄りました。
ネズミおばぁは号泣していました。
おばぁ「サ…サハラー…サハラー」
皆が泣き、笑いサハラを抱きしめました。
サハラ「みんなっやった!やったよっありがとうっ」
フミスケ「やったなー危なかった、本当に」
フミスケの体が七色に光り出しました。
サハラ「あれ?俺の手も光ってる」
フミスケ「よしっサハラっ握手だっ」
サハラ「お、おうっ」
2人は握手をしました。
フミスケはサハラから光をもらうと心が輝き出しました。
フミスケは挫折を感じました。
フミスケ「…これが挫折か…悔しいとか後悔とか…立ち上がる勇気かぁ…ありがとうサハラっ」
サハラ「俺か?よくわからんけど、うんっ」
サハラはよくわからなったがフミスケと力強い握手をしました。
♢♢♢村♢♢♢
この日の夜は村の皆と宴を開きました。
ラファが水を出して、フミスケが巨大な風呂を描き、お湯を沸かしました。
村の広場が大浴場になり、皆で風呂に入りご飯を食べました。
サハラ「こんな日が来るなんて、フミスケ、ミミ、ラファありがとう」
フミスケ「サハラが頑張ったからだよ」
ミミ「おいっチビどもっミミ師匠と呼びなさい」
村の子供「んーーーパッ!キャキャキャ」
ラファ「素敵な夜ですねー筋肉も喜んでる」
しばらく騒ぐとフミスケは焚き火の方へ行き、目の前で揺れる火を見つめて考えていました。
フミスケ「なんでも描けると思ってたのに…なにも出来なかったな。
僕にはサハラの決断も動ける力もなかった。
何より黒い砂嵐に負けた…
なんだろう…やりきれないこの気持ち…挫折って色んな思いがこんなにくるんだな…
フゥー俺もまだまだだねー」
フミスケは立ち上がり両手を広げました。
フミスケ「んーーパッ…がんばろーー」
ミミ「フミスケが焚き火の所でタカのポーズしてる」
ラファ「…そうですね…練習してるのでそっとしといてあげましょう」
ミミ「うむっフミスケーー」
ラファ「聞いてなーい」
ミミ「タカポーズのコツを教えよう」
フミスケ「えっいいよ、できるから」
ミミ「まだまだよっ未熟者めー」
フミスケ「…たしかに実際タカさんの見てないしな、じゃ教えて」
ミミ「バナナーアタック」
フミスケ「いててててっバナナで顔グリグリやめてー」
ミミ「なんじゃその態度は」
フミスケ「バナナ甲羅の中に入れて持ってきてるー」
ミミ「さぁ手を広げなさいっ」
サハラ「おーいっ修行かぁ俺もっ」
ラファ「では、私も筋肉の為に」
村人「楽しそうだなー私たちも」
「んーーぱっ」
しばらくミミのタカポーズ特訓は続き、皆は風呂に入ったり、ご飯を食べたり、寝転がったり、寝ていたり、
皆がいろんな思いを抱いて宴は過ぎていきました。
♢♢♢サハラ家付近♢♢♢
➖1ヶ月後ある日の夜➖
ラファはフミスケを呼びました。
フミスケ「どうしたの?もう筋肉の話はお腹いっぱいだよ」
笑いかけるフミスケに、ラファはじっと見つめていました。
フミスケも何か感じとり、そっと横に座りました。
フミスケ「どした…」
ラファ「フミスケっ私…ここでサハラ達と共に生きてみたい」
フミスケ「…うん」
ラファ「ずっと考えていました。私はなぜ1人になってしまったのか、何を求めて冒険に出たのか。ここには私を嫌がる方は1人もいない、むしろ雨や風…雷まで大歓迎される」
フミスケはじっと話を聞いています。
ラファ「サハラと出逢って、サハラの勇気を目の前で見て、私も自分でいれる場所で、生きてみたくなりました。」
フミスケ「…わかった」
フミスケはラファの思いを受け止めました。
フミスケ「わかったよ。話してくれてありがとう」
ラファは笑いながら泣きました。
ラファ「冒険誘ってくれてありがとう」
フミスケ「また冒険行こう」
ラファ「はいっ」
フミスケ「…ミミに、なんて伝えよう」
ラファ「大丈夫…私から伝えますよ」
♢♢♢サハラ家♢♢♢
2人が家に帰るとミミは寝ていました。
サハラ「おーおかえりー」
ミミ「ムニャムニャ…バ…バナナ」
➖次の日➖
ラファはミミを散歩に誘いました。
ミミ「2人で散歩は初めてだねーバナナいる?」
ラファ「今日はお話が…」
ラファは砂漠に残ることを静かに話しました。
ミミはびっくりした顔をして、ムーと頬を膨らませました。
ミミ「そんなの知らないっ」
ミミは走り去ってしまいました。
ラファ「…ミミには伝わらなかったかなぁ」
ミミは走った。
目に砂が入ってもずっとずっと走って、空を見上げて叫びました。
ミミ「ああああああっ…あああっバナナっ」
ミミは岩の上で、深呼吸をしてスッキリした顔で考えました。
ミミ「…師匠は大変…弟子第1号ラファが独り立ちか……あータカ師匠に会いたいなぁ…」
ミミはしばらく空を見上げていました。
水魔法で暑さはあまり感じませんが、風が吹き静かに砂が舞っていきました。
ミミ「よしっならばっ!やらねばならないな」
ミミは走って家に帰り、おじいに大きい紙を送ってもらって、部屋にこもります。




