砂漠の世界11
黒い砂嵐↓↓↓
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ゴォォォォ……
低く唸る風の音が響いてきます。
砂粒が激しい勢いで地面を叩き、
バチバチッ、ザァァァッ
と乾いた音を立ててぶつかり合います。
サハラ「…なんだこの風」
風はさらに勢いを増し、
ゴォォォォォォォォ――ッ!!
視界のすべてが砂と黒い風に飲み込まれました。
サハラ「クソっ前が見えない…」
サハラは風を受けながら村の外まで来ました。
サハラ「……」なんだ…なんだこれ
村の外に、
地平線はありませんでした。
空から迫ってくるのは雲ではなく、
空そのものが崩れ落ち、地上へ押し寄せてくる巨大な黒い波。
ゴォォォォォォォォ――ッ!!
空と繋がるほどの高さを誇る“黒砂の波”が、巨大な壁となって大地を呑み込みながら押し寄せ、村へと迫ってきました。
黒砂の波は、四方八方から吹き荒れる風が激しくぶつかり合い、渦を巻きながら巨大な砂の壁を生み出しています。
その中へ、巻き込まれた岩はいくつもの猛烈な風圧に何度も叩きつけられ、やがて無数の砂粒となって砕け散っていきます。
黒砂の波は、岩も、大地も、何もかもを飲み込みながら、すべてを粉々に変えて押し寄せてきました。
サハラ「…あ…あ」…なんだ、これ
ゴゴゴゴゴゴ
グゴゴゴゴゴゴォオオオオ
昼なのに世界は真っ暗でした。
見える世界の全てから轟音が鳴り響きます。
数え切れない砂粒が暴風に叩き回され、大地そのものが唸っていました。
サハラは立ち尽くしました。
黒砂の波は加速して近づいてきます。
ゴォォォォォォォォッ――!!
前方から吹き荒れる風が、黒い砂を巻き上げながらサハラを包み込みました。
一歩踏み出そうとしても、猛烈な風圧に身体が押し戻されます。
サハラ「あぁぁぁ…」
ゴゴゴゴゴゴーー
ゴォオオオオーーー
サハラ「……はっ…はっ……パ…ぱ」
サハラは震えてる両手を広げました。
サハラ「パ…ぱ…」
ビォオオオオーーー
サハラ「…」ダメだ…怖いっ怖いっダメだ
サハラは下を向き動けなくなりました。




