砂漠の世界2
♢♢♢砂漠♢♢♢
ラファが雲を作り日陰を作り、ミミの水魔法で暑さ対策して、小雨が降る帽子を被り完璧な暑さ対策をしました。
そして3人は砂漠へ歩き出しました。
ミミは人型から雲型に変わったラファに乗ってくつろいでいます。
フミスケ「ラファその格好するの久々だね」
ラファ「なんか変な感じです」
フミスケ「筋肉が当たり前になってる」
ミミ「最高ー涼しくてふわふわ」
ラファはときおり人型に戻り、ミミを肩に乗せたり、あぐらの上に乗せたり、持ち上げたりして雲筋肉を鍛えています。
ラファ「…」
ミミ「…」
フミスケ「…ぷぷ」
フミスケは空を見上げたり、遠く地平線を見ながら歩きます。
遠くの景色はユラユラと揺れて、
空気ごと溶けているかのように見えます。
3人は、果てしなく続く砂の大地を歩き続けます。
♢♢♢
歩いても…歩いても…景色は変わらず、誰とも出会いません。
フミスケ「砂漠について少しだけおじいには聞いていたけど、こんなに何もないんだ」
ラファ「見渡す限り砂の世界、海みたいですね」
ミミ「ムニャムニャ」
フミスケ「せっかくだし、もう少し進んでみよう」
➖5日目の夜➖
砂漠の夜は、
昼の熱が嘘のように引き、砂はひんやりと冷えはじめ、空気は澄みきり乾いた静けさが一気に広がります。
フミスケはマグマを描き、風にまとわせて空中でクルクル回転させ暖かい空間をつくりました。
さらに焚き火を描き、3人は暖をとりながらゆっくりしていました。
ミミ「くぅー寒いねー」
フミスケ「あったかくしときなよー」
ラファ「筋肉がカチカチです」
「おいっ!お前たち!」
3人「ギャァァァ何っ、何っ!」
「すまない。ビックリさせるつもりはなかった…」
小さいフェネックきつねが暗闇から近づいてきました。
ラファ「ギャーー」
フミスケ「お前こそ誰だ」
フミスケは身構えました。
ミミ「バナナ食べる?」
ラファ「筋肉見ますか?」
「…いや…見ない」
フミスケ「質問に答えてくれ、お前は誰だ」
「お、おれは…サハラだ」
フミスケ「じゃあサハラ、何しにきたんだ」
ラファ「まぁまぁフミ、そんな身構えずに」
ミミ「サハラーバナナ美味しいよ、モグモグ」
フミスケ「フゥーー」
フミスケは警戒を解き、サハラに近づきました。
フミスケ「何か用か?食料か?」
サハラ「いや実は…君たちを見ていたんだ。砂しかない場所で、なんだか楽しそうで…灯りが温かくて…」
3人は目を合わせて大笑いしました。
サハラ「何がおかしいんだ」
フミスケ「わかったよ、サハラ!、こっちへおいで」
ミミ「さぁバナナを食べなさい」
ラファ「さぁ筋肉を触りなさい」
サハラ「…うん」
焚き火を囲い、
みんなで話しをする事にしました。
サハラ「何だこれ!うまいな」
ミミ「バナナ!美味しいでしょ」
ラファ「では、どうぞっ遠慮せずに、ふわっからの!カチカチっ」
サハラ「…う、うん」
ラファ「ふわっからの!カチカチっ!」
サハラ「あ、ありがとう」
ミミ「あとこれ見てっ」
ミミとラファは立ち上がりました。
ミミ、ラファ「んーーパッ!」
サハラ「え……なに?」
フミスケ「あっ気にしないで」
ラファ「あとで教えますよ」
サハラ「フフっお前たちは毎日楽しそうだな」
フミスケ「…サハラは楽しくないのかい?」
サハラ「…」
サハラはうつむいてしまいました。
ミミはバナナを食べ散らかしながら言いました。
ミミ「モグモーグモグリモグモーグ」
フミスケ「食べてから話しなよー」
ラファ「…楽しくないですか…話してみるとスッキリしますよ…」
フミスケ「冒険が足りてないのかな?何もしないとつまらないもんね」
ラファ「フミも何もしてない時あったのですか?」
フミスケ「…400年くらい」
サハラ「4…4…400年!」
フミスケ「ハハハっやる事ないから、ずっと寝てたよ」
サハラ「400年かぁ!ハハハっおれっそんな大した事ないかもっ」
ミミ「サハラ聞かせてよ」
ラファ「ぜひお願いします」
サハラ「…うん」
サハラはなぜ毎日が楽しくないか話し始めました。
サハラ「…俺のせいで…俺が生まれたから…ここは砂漠になっちまったらしい。雨も降らなくて森や草花も枯れて川もなくなった。父ちゃんも母ちゃんも病気で…皆んなはお前は悪くないと言っているが、俺のいない所ではため息ついているのを知っている…」
フミスケ「…それが本当なら神様の才能あるんじゃない。病気は病原体だから関係ないし、そもそも何で自分のせいだと思うんだ?何が理由があるの?」
サハラ「…それは…」
サハラはゆっくり話し始めました。
夜の砂漠は、冷たい風に舞いながら流れていく砂と、4人の大きな影がユラユラ揺れていました。
♢♢♢
フンフンフン!
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