海の世界①
♢♢♢砂浜♢♢♢
ザザァァーン
キラキラと輝く白い波しぶきが、弾けるように舞い上がります。
ザァァァァッ――!
寄せてきた波が砂浜を一気に駆け抜け、
勢いよく広がっていきました。
泡立つ白波が砂の上を滑るように進んでいきます。
ザザザ……サラサラサラ……
波はゆっくりと海へ引いていき、
濡れた砂の表面をさらいながら、
キラキラと光る水の筋だけを残して消えていきました。
ミミ「うぉぉぉぉ!波に負けないっ気持ち」
ミミは波に突っ込んでいきました。
バシャアアアア
ミミ「ヒァホォォォーーイ!」
フミスケ「砂と波の境目でサワサワするの好きー」
フミスケは砂と波の間でコロコロ流されています。
モグ、ラファ「……」ドキドキ。よしっ
2人は勇気を出して海に触れました。
パチャパチャ
モグ「う…うわぁーこれが海っ固くないっ」
ラファ「雨以外の水、初めて」
モグとラファは目を合わせて海に飛び込みました。
ザッパーン
モグ、ラファ「うわーすごーいっ」
ラファ「どんどん潜れるよー」
モグさんは海を感じていました。
指を動かすと、周りに丸い波紋が広がりました。
モグさん「生きているみたいに揺れて、何度も何度も波が近づいてくるっ」
モグさんが水を持ち上げようとすると、
手のひらからこぼれ落ち、雲とはまったく違う感覚でした。
モグ「雲みたいに潜れるかな」
モグさんは海の中に潜っていきました。
♢♢♢海の中♢♢♢
海に潜った瞬間!
世界の音が、ぼんやりと遠くなりました。
さっきまで聞こえていた波の音も、風の音も、すべてが水の向こうへ溶けていきます。
耳を澄ませると海の音が聞こえます。
見上げれば、キラキラと揺れる水面を通り抜けた光は、無数の光の柱となって海の中へ降り注ぎ、青い世界を優しく照らしていました。
モグ「…!」静かで、広くて、どこまでも美しい
ミミが泳いで近づいて来ました。
ミミ「モグさーんっ泳ごー」
モグ「えっ…あっ!、しゃべれるんだね!」
ラファ「気持ちいいねー水の中に入るの初めてー」
フミスケ「水の加護すごいねー」
4人で海探検をしました。
海の中は色々な生き物が住んでいます。
目の前を小さな魚たちが泳いでいきます。
銀色の体が光を受けて、
一匹ずつが小さな鏡みたいに輝いています。
フミスケ「おおー下っ下にでかいのいる」
海底には、ゆったりと泳ぐ大きな魚がいました。
ヒレがゆっくり広がり、
水を押すたびに体がなめらかに進んでいきました。
ラファ「でかいっ」
モグ「あのデカいのはなに?この世界の住人?」
ミミ「そうだよー泳ぐの速いんだよー!おーーい」
大きな魚は手を振って去っていきます。
モグ「今度は小さいっ!」
フミスケ「カラフルー」
岩の近くでは、
小さいカラフルな魚がひらひら動き、岩の中から顔を出しました。
ミミ「騒がしてごめんねー」
小さい魚はラファを食べようとしました。
ラファ「大丈夫ですよねっ大丈夫ですよねっ」
ミミ「穴空いたりしないよー…たぶん」
ラファ「たぶーーん」
4人は海を全力で楽しみました。
海の生き物達は、
フミスケとミミを見ると一礼していきます。
海では2人は有名のようです。
ラファ「慣れたらスィースイーー」
モグ「慣れたら雲の中とよく似てる!」
最初はぎこちなかったモグさんも、ラファも泳ぎが上達してスイスイーと泳いでいきます。
フミスケも負けじと追いかけますが追いつきません。
泳ぐのが苦手のようです。
フミスケ「海の中でも描けるかな」
フミスケは風を描きました。
風は海流のように海に流れを創りました。
フミスケは水の中を猛スピードで進み、あっという間に全員ごぼう抜きしました。
フミスケ「うわーっと風強すぎたー」
フミスケは背中から少し風が出るように調整しました。
ミミ「ずるーい」
フミスケ「ずるくなーい、ある意味才能っ」
ミミ「ミミにも風をつけて」
フミスケ「いいよ!」
ラファ「私は泳ぎを楽しみたい」
モグさん「うんっ泳ぐの楽しー」
4人はまだまだ海の中を楽しむようです。




