雲の世界②
雲の世界はゆっくりと夜が訪れます。
ミミ「あれー暗くなってきた」
フミスケ「空が紫になってきたね」
ラファ「その辺の雲クラゲ持っててね」
3人は雲クラゲを探して、足を持っていました。
夜空は青、紫、桃色がゆるやかに溶け合い、明るすぎず、暗すぎない幻想的な景色が広がっていました。
雲山の向こうから、月がゆっくり顔を出すと、山の形がくっきり浮かびあがりました。
どこまでも広がる雲の海は、月や星の光を柔らかく映し返し、幻想的な光で夜空を彩っています。
無数の星々は澄み切った夜空に瞬き、
一つひとつが小さな灯火となって、穏やかな輝きを放っています。
雲はふんわりと波打ちながら静かに流れ、
一歩足を踏み出せば足跡から淡い光が広がり、静かに消えていきます。
空中には、雲クラゲがただよい、青や白の光をゆっくり点滅させていました。
ミミ「クラゲ光ってる」
ラファ「暗いから、クラゲ目印にしてね」
フミスケ「見てっミミ!木がキラキラしてるよ、ラファっなにあれ?」
ラファ「あれは星のしずくだよ、夜にだけ実る小さな果物だよ、しずくをなめると、夜空のにおいがして、少し眠くなるよ。」
星のしずくは青白く光り雲の木からぽつんと落ちました。
シュパーーミミダッシュっ
ミミ「うまー」
ミミは口を大きく開けて待ち構え、しずくをたくさん飲みました。
ミミ「…ムニャムニャ」
ミミは雲の上にコロコロしていました。
フミスケ「遊びすぎたね、確かに眠い」
ラファ「今日は、寝よーふわぁ」
フミスケは雲を描き3人を囲うテントを作りました。
青と紫の世界に、
雲クラゲが点滅しながら漂い、星のしずくがキラキラ輝いていました。
足元の雲は、月の光を受けて青白く光り、
寝返りをするたびに、雲が波のように光り静かにゆれました。
その動きが、やさしい光の海のようで3人はぐっすり眠りました。
♢♢♢
➖次の朝➖
フミスケが起きると横にミミはいませんでした。
ラファはぐっすり寝ていました。
フミスケは慌てて探しに行くと、遠くからミミの笑い声が聞こえました。
フミスケ「…笑ってる?誰かいるのかな」
静かに近づいていくと、ミミは雲モグラと友達になっていました。
これにはフミスケもびっくりしました。
ミミ「海って知ってる?」
モグラ「聞いたことあるけど見たことない」
ミミ「すごくきれいだよ、モグさんは海見れないのかー」
モグラ「海はないけど、雲の国が大好きさ」
ミミ「ミミもすきー」
2人は楽しそうに会話を続けました。
フミスケは少し離れて見守りました。
ミミ「モグさんは何をしてる時が好き?」
モグラ「僕は雲の世界の事故を防ぐために見回りをしているんだ。その時に時々カラフルな雲に出逢う、その瞬間が好き。」
ミミ「カラフル雲っ⁈…ミミはバナナが好き」
モグラ「じゃ雲バナナ食べたかい?」
ミミ「美味しかったよ」
モグラ「よかった、よかった」
ミミ「モグさんについていったら雲の中見れるのー?カラフル雲も!」
モグラ「そうだねーいけるかなー」
雲の中は危ないので、少しモグは考えました。
ミミ「どう?雲の中いける?」
モグラ「…わかった、僕と少し行ってみよう」
ミミ「やったぁー、フミが心配するから伝えてくるねー」
モグラ「じゃあ、明日の今頃ここで待ち合わせ」
ミミ「わかったっまたねー」
ミミは急いでテントに戻り、雲の中に行っていいかをフミスケに聞きました。
フミスケ「ハァハァハァっ雲のっなかっ」
ミミ「?走ってたの?」
フミスケ「いやーー雲って走りたくなるよね」
ミミ「雲だよっ雲の中行ってきていい?」
フミスケは悩みました。
フミスケ「うーん…1人で大丈夫かな」
ミミ「モグさんもいるよっ」
ラファ「雲の国のプロ救助隊だから、大丈夫ですよ」
フミスケ「…うーん」
フミスケは悩みに悩んで決めました。
フミスケ「…いいよっ!ミミ気をつけて楽しでおいで」
フミスケは勇気を出して信じることにしました。
ミミ「そうと決まれば、明日の出発に向けて支度しなくちゃ、まずはミミ体操からっ、フンフンっフンフン」
ラファ「よかったですね、ミミ」
フミスケ「ふぅーーご飯の準備しよっか」
ラファ「そうですねー」
ミミ「んーーぱっ!」




