雲の世界①
♢♢♢雲の中♢♢♢
雲の海へ勢いよく突入すると、真っ白な世界が視界を埋め尽くし、水滴が無数の光となって流れ去っていきます。
ズボーーーーーンっ
厚い雲を突き抜けた瞬間、どこまでも澄み渡る蒼い大空が一気に広がりました。
フミスケ「空だーー雲抜けたー」
ミミ「まぶしーー」
ラファ「さぁ着きましたよっ」
♢♢♢雲の世界♢♢♢
ラファはゆっくり雲の海に降りました。
そこには、果てしなく続く雲海が広がっていました。
無事に雲海の上へ辿り着き、世界は果てしない青と白の世界が広がっていました。
フミスケ「…なんか雲の森みたい」
ミミ「…み、水を所望するっ」
ラファ「まだ捕まっててね、えーと靴っ靴っと」
フミスケ「ほいっ水筒っ水のみなー」
ミミ「プハーー」
フミスケ「見てっミミ!すごい景色っ!」
見える景色はたくさんの雲の木や雲の山、足元にはモコモコ雲が広がっていました。
雲の木は幹も枝もわたあめのように重なりながら空に伸びています。
葉っぱではなく小さい雲のかたまりが揺れて、
風が吹くと、形を少し変えながら静かに飛んでいきました。
ラファ「これ履いてねっ」
2人が雲の上を歩けるようにラファがマジックブーツを履かせてくれました。
ミミ「もこもこあったかい」
フミスケ「最高ーー」
ミミ「とりあえず歩いてみたいっ」
フミスケ「そうしようっ」
2人はラファに捕まりながら、慎重に雲の上に足を運びました。
ミミ「わぁーふわふわだぁすごいっすごい…おりゃーおりゃおりゃぁぁぁぁ」
ミミは走りまわって雲を蹴っています。
フミスケ「転んでもケガしないし、まぁいいかぁ」
フミスケはミミを見守りつつ自分も雲の世界を楽しんでいました。
ミミ「ぎゃぴー」
ミミはコケました。
ミミ「ふわふわだぁ…あれ?なにこれ?」
雲の上に猫の足跡がありました。
ラファ「それは雲ネコだよ、すばしっこいから足跡しか見れないよ」
ミミ「かわいいね、足跡型に雲がへこんでる、!うわっなんか出てきたー」
ラファ「それは雲モグラです」
雲の下から穴を開けて雲でできたモグラが顔を出しました。
ミミ「ぐぬぬっ」
ミミは触ろうとすると雲モグラは逃げていきました。
ラファ「雲モグラは雲の中に穴掘って暮らしてるから、なかなか見れないよ。ミミが珍しくて会いにきたんですねっ」
ミミ「穴ばっかりになったら落ちちゃうよ」
ラファ「大丈夫、雲の中に空気をいれてるんですよ、雲山では雲崩れを防いでるよ」
フミスケ「ラファっこれなに?」
ラファ「それは雲クラゲですよ、詳しくは後のお楽しみです」
フミスケはクラゲの形をした雲を触りました
フミスケ「冷んやりふわふわだぁ」
ラファ「ご飯持ってきたよ、雲梨、雲バナナ、雲モモだよ」
ミミ「なんだこれ!」
フミスケ「果物の雲だ」
ラファ「たくさん食べてくださいねー」
ミミ「モグリっ…なんとっこのバナナは、しっとりバナナミルクの味っ」
フミスケ「皮むくと雲が広がるね…うんっうまい」
ラファ「雲バナナは、元気をくれる果物で、雲の国の生き物たちにとって、いちばん身近で大切なおやつなのです。」
ミミ「梨はシュワって音がして、甘くて、体に風が通るみたい」
フミスケ「ももは甘味が強い、雲あまーい」
ラファ「たくさん食べてね、お腹もいっぱいになるけど、気持ちを軽くするための食べ物でもあるんだ。
だから食べ終わると、体も心も、少しだけ空に近づくんだ」
2人は夢中で食べていました。
ラファ「はははっ2人とも本当にいつも楽しそうで、見てるだけで幸せになるよ」
ラファも一緒にご飯食べて、3人はまた遊びました。




