音の島⑥
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♢♢♢中心街♢♢♢
2人は服を買った後、そのまま着替えて食べ歩いていると、あっという間に日が暮れてきました。
♢♢♢宿♢♢♢
宿に戻ると、宿の前には音符の形をした車が停まっており、黒服が立っていました。
ミミが車を触ろうとした時に声をかけられました。
運転手「フミスケ様、ミミ様どうぞ」
フミスケ「えっえっ!乗っていいの?」
ミミ「モグモグっ音符の形だぁ」
フミスケ「ミミっ!部屋に着替えた服と荷物置いてコンサート行こーー」
ミミ「今っ、アップルパイ食べてるでしよーがっ」
音楽コンサートが始まります。
♢♢♢フォルテシモ城♢♢♢
音符車は、大きなフォルテシモ城内、会場前に着きました。
2人は運転手にエスコートされ、音符車から降りました。
ミミ「じゅうたん赤いっ」
フミスケ「レッドカーペットだね」
ミミ「うむっそうだな」
フミスケ「今日はあなたが王様ですよーって事だよ」
ミミ「知らぬっ」
2人は会場に案内され席につきました。
フミスケ「最初に来たとこだよっ」
ミミ「ここは食べ物はないのかね」
フミスケ「食べ物禁止だよっ」
ミミ「な、なんとっ」
フミスケ「わぁー音楽っ初めてだぁー」
ミミ「フフフ!ポケットに飴をしこんでいるのだっ」
フミスケ「クチャクチャうるさいから没収っ」
ミミ「飴まだ食べてないでしょーが」
フミスケ「しっ静かにっ」
場内の灯りが、すっと静かに落ちていきます。
会場が深い静寂に包まれていきます。
その瞬間、
一筋のスポットライトが舞台を照らします。
スポットライトの下に、美しく気品あふれる女性がゆっくりと姿を現しました。
その女性はフォルテシモの奥様である、
メロディー王妃。
歌手でもある、メロディー王妃の歌声が静かな旋律と共に会場に響きます。
その歌声は緩やかで透き通っていました。
途中、ミミは寝落ちしましたが、2人ともメロディー王妃の声にうっとりでした。
曲が終わりました。
スポットライトに照らされたメロディー王女
が、一礼して話し始めました。
メロディー「皆様、こんばんは…今日の音楽祭は私が1番楽しみます…皆様も私に負けないように1人1人が、1番楽しんでください」
「ワァアアアアアアアーー」
会場に来ている全ての客が、メロディー王妃に拍手を送りました。
拍手が鳴り止み、会場が静かに暗くなります。
次は誰が登場するのか期待でいっぱいです。
次の瞬間、陽気な光と共に、
ジャカジャーンッ! シャカシャカッ!
陽気で情熱あふれる国からムチョチョと、
マラカスを手にした陽気な演奏者が勢いよく登場しました。
軽快にマラカスを鳴らし、ギターを力強くかき鳴らすと、会場いっぱいに情熱的なリズムが響き渡ります。
「オーーーーッ!!」
観客は手拍子を打ち、体を揺らしながら大歓声です。
熱い歌声と、弾けるような演奏に会場の熱気は一気に最高潮へ。
ミミ「ムチョチョ〜ムチョチョ〜」
フミスケ「ププっ何それ〜笑笑」
ミミがノリノリでフミスケは大笑いしています。
誰もが笑顔になり、音楽に身を任せて踊り出します。
まさに大盛り上がりのステージとなりました。
大歓声の中、ムチョチョバンドは手を振ってステージを降りました。
会場の照明が白く輝き、レーザーが飛び交い、白いスモークが広がります。
静寂を切り裂くように、ステージへ現れたのはフィッシュ・アクションというバンドでした。
「ドンッドンドンドン!」
ドラムが重く鳴り響き、ライブの幕が勢いよく開きます。
ギターが鋭く響き渡り、シンセサイザーが幻想的な空間を描き出す。
そしてベースが変動的に奏でられていきます。
完成されたグルーヴが会場全体を包み込み、観客の鼓動とシンクロしていきます。
サビに入ると、シンセサイザーが壮大な音の景色を広げ、ボーカルの歌声が重なった瞬間、バンドサウンドは最高潮へ向かいます。
フィッシュ・アクションは鮮烈な存在感を放ちながら一つの音となり、圧巻の演奏で会場を熱狂の渦へと巻き込んでいきました。
フミスケ「この音楽好きかも」
ミミ「ミミもあのでかサングラスほしい」
フミスケ「あとで探そうっ」
そして、熱気と共に音楽祭はいよいよフィナーレへ向かいます。
最後を飾るのは、音楽楽団の子供達によるスペシャルメドレーです。
世界中のさまざまな国の歌を、元気いっぱいの歌声で次々と披露します。
明るく楽しい曲、心温まる優しい歌、力強く響く名曲の数々が会場を包み込み、国境を越えて音楽が一つになります。
子どもたちの笑顔と澄んだ歌声に、観客は自然と手拍子を送り、会場全体が感動と笑顔に包まれる、フィナーレにふさわしい特別なステージとなりました。




