北の島⑤
「ミミ聞こえる?」
ミミ「今私はバナナに埋もれてまったりしている」
「それは夢よ、聞こえるのね」
ミミ「あなたは誰?」
「私はツリーよ」
ミミ「ツリーさん…傷は大丈夫?」
ツリー「ミミのおかげで治ったよ、ミミは水の力が使えるのね。水の力とミミのエネルギーをたくさんありがとうね。
あとね、たくさんバナナの皮を土に埋めてくれてありがとう、栄養もらったよ。
おかげで私の力も戻ったよ。
フミスケとスノーマンにも毛布ありがとうって伝えてね」
ミミ「伝えるよ、バナナの皮もまた埋めるよ」
ツリー「ありがとう、見ててねミミ!驚かせてあげるっ」
…ミミはゆっくり目を開けました。
目の前にはテレビを見て、笑ってるフミスケとスノーマン。
ミミは周りを見渡しました。
ミミ「ムニャムニャ…ツリーさん?」
ミミは起き上がりルーティンを始めました。
ミミ「んーーーパッ」
フミスケ「あっおはよーミミ」
ミミ「おはよー…っ!!あーーーーーっツリーの星が光り出してるっ」
ツリーの先端の星は、黒から灰色に変わり始めました。
ミミ「ツリーさんっがんばれっ」
フミスケ「…!本当だっがんばれっ」
スノ「わぁーがんばれっがんばれっ」
ミミは走ってカマクラの中に行きました。
ミミ「みんなっバナナをツリーの根っこに埋めるんだー」
フミスケ「えっ?なんで?」
ミミ「ツリーさんはバナナが好きなのだー」
スノ「そうなのーじゃ埋めようっ」
3人は大量のバナナを土に埋めました。
バナナを埋めると同時に、
少しずつ少しずつツリーは輝き出しました。
蒼白い光が地面の雪に広がっていきます。
呼吸をするように根っこから地面に波紋が広がります。
ミミ「もう少しっがんばれっツリーさんっ」
フミスケ「!地面が光ってるっ」
スノ「僕雪だから光り伝わって、体光ってるーー」
ツリー「いくよーー見ててねっミミっ」
ミミ「見てるよーがんばれっツリーさんっ」
フミスケ「…ツリーさん?なんか聞こえるのミミ?」
スノ「?」
ツリーの根元が蒼く輝き始めると、神秘的な光の波紋が生まれました。
ブォォンブォォンブォォン!
蒼い光は生き物のように根本から巨大な幹を駆け上がり、無数の枝へと広がっていきます。
雪に覆われた枝一本一本が蒼白く染まり、森全体を幻想的な光で包み込んでいきました。
さらに光りは勢いを増していきます。
ゴォォォォォオ
蒼白い光は輝きを増しながら、枝や雪を伝わり一直線に頂上へと駆け抜けました。
ドォォオンっ
先端の星へ到達した瞬間、蒼白い閃光が森を照らし出します。
ミミ「わぁーー」
フミスケ「世界が明るいっ蒼色だー」
スノ「まぶしーー共鳴して体から光りがーー」
その瞬間、
キィィィィイ
一本の蒼い閃光が空へと放たれ、波紋となり空へ広がりました。
空も雲も森も雪もツリーも
北の島すべてが蒼色に包まれました。
フミスケ「スノーマンっ大丈夫かっ?」
ミミ「目と口からビームだー」
スノ「うわぁぁぁーー」
そして、星は太陽に負けないほど神々しく輝き始めました。




