北の島③
フミスケはミミから事情を聞きました。
フミスケ「わかったぞっミミが犯人だーっ」
ミミ「モグモグ、ガビーン」
フミスケ「ププププっきっとマグマ暖房と風呂で、部屋があったかいから溶けたんじゃない」
ミミ「弱者めっ」
外から小さい小さい足音が聞こえました。
ちょこちょこちょこ
スノ「びっくりしたー初めまして僕、スノーマンだよ」
ミミ「…なんか聞こえる、なんか聞こえる」
フミスケ「さっきのやつのお化けじゃない」
ミミ「ぐぬぬっモグリっ」
フミスケ「まぁいいかぁご飯食べよう」
ミミ「うむ」
小さすぎて気づかれなかったのでスノーマンは自分の家に帰りました。
スノ「雪食べて大きくなってからまた来よう」
♢♢♢
雪を食べて元の大きさに戻ったスノーマンは再びフミスケ達のカマクラに行きました。
フミスケ達は外で雪合戦していました。
2人があまりにも壮絶な戦いをしていたのでスノーマンはしばらく見学して一度家に戻りました。
スノ「もう少ししてからまた来よう」
♢♢♢
しばらくして雪合戦の所に向かうと、2人は休憩していたので声をかけました。
スノ「こ、こんひ、こんにちは僕は…」
ミミ「やっほーミミだよっ」
フミスケ「さっきの雪だるまさん?」
スノ「ス、スノーマンだよ」
フミスケ「……おじいが言ってたスノーマンか…さっき来た?」
ミミ「…さっきの奴とは違うよ、さっきの奴は完全に溶けてた…完全に」
スノ「ああっさっき来たよ」
ミミ「お化けっ立ち去れっ」
スノ「ガビーンっ雪たくさん食べたから大丈夫だよっ」
フミスケ「雪があれば元に戻るんだぁ」
ミミ「…お風呂へどうぞ」
フミスケ「コワっ溶けてなくなったら復活しないよ」
ミミ「試してみねば」
スノ「ププププ、形無くなっても復活するから大丈夫。」
フミスケ「それはそれで怖いね」
スノ「これっココアマシュマロだよ、作ってきたからみんなで飲もうよ」
ミミ「甘ーい匂いがする」
フミスケ「ココアマシュマロは初めてだな」
ミミ「雪が黒汁に浮いとる」
スノ「おいしいよ」
ミミ「黒汁うまぁぁー」
フミスケ「甘いねー」
3人は外でココアを飲みながら話しました。
スノーマンはある程度溶けても大丈夫な事や、雪さえあれば無限に大きくなれることを説明しました。
フミスケ「マグマの風はさすがに暑いよね」
ミミ「ココアも熱いけど大丈夫?」
スノ「食べる物は大丈夫だよ」
ミミ「バナナ食べる?」
スノ「バナナ?食べたい」
ミミ「…本当に」
フミスケ「嫌な本当にだね、サッとあげなよ」
ミミ「ぐぬぬっズズズー」
フミスケ「飲むのやめなよー」
ミミはバナナを見せました。
ミミ「これがバナナですっ」
スノ「あったかいとこの果物なんだね」
フミスケ「ミミっ」
ミミ「ぐっ」
ミミはバナナをあげました。
スノ「モグモグモグモグおいしーこの国のチョコに合うかも」
ミミ「ちょこ?」
スノーマンは家からコップに溶かしたチョコを持ってきました。
スノ「バナナにつけて食べてみて」
ミミ「バナナに…クンクン…なにやら甘そうですぞ」
スノ「ココアにもチョコ入ってるよ」
ミミ「なんとっ」
フミスケ「チョコバナナっおいし〜」
ミミ「なにっミミよりも先にっ」
ミミ「モグリ…チョコバナナおいし〜」
スノ「よかったよー」
フミスケはスノーマンになぜ島が2つの季節になっているか聞きました。
ミミはお腹いっぱいで、部屋に戻って寝ています。
スノ「雪が急に降らなくなったんだ」
フミスケ「急にっ」
スノ「僕も仲間も動物たちも困っていたんだ、最初は…」
スノーマンは語ってくれました。
スノ「最初はみんなでなんとかしようとしていたけど、1人また1人と村を出ていった。今は僕1人になった。家はそのままにしてるんだ、3年経っても誰も戻ってこない。」
フミスケ「なるほど」
スノ「どこかの神様に頼るしかなくて魚達にお願いしたんだ」
フミスケ「なるほど、僕たちその魚に聞いて来たんだよ」
スノ「そうか誰かには届いていたんだね。
この島は半分夏で半分冬になってる。
季節の境目にこの島の守り木があるんだ」
フミスケ「そこに行けば何かわかるかも…行ってみよう」
2人は境目に行くことにしました。
ミミ「ムニャ、ばっバナナ…ムニャムニャ」
ミミは留守番です。
♢♢♢
フミスケと小さくなったスノーマンはイヌワシに乗って季節の境目につきました。
フミスケ「…ここから雪がないね、このままたどって歩いてみよう」
スノ「僕は雪側を歩くよ」
2人は深い雪に閉ざされた森の中に入って行きました。




