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ミミとフミスケの大冒険  作者: 言葉屋


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ギギ島③


空気そのものが重くなり、見えない圧力で周囲の空気が軋んでいるようでした。


少年「うぅっ…止めてー」

少年は2人の神の間に入りました。

ギギ「…!」

ギギは光をすぐ消しました。

それを見たおじいも光を消しました。

少年「僕は眷族になってもいいっ、だけど町のみんなとも生きていきたい。」

ギギ「どちらかしか選べないよ」

少年「そんなっそんなの選べないよっ」

ギギ「…」

おじい「じゃあ…あと90年後にまだ森の眷族になりたいなら、その時にもう一度誘ってはどうじゃギギ」

ギギ「…90年!90年でいいの?すぐだよ」


おじい「…人間は長く生きないのじゃ」


ギギ「…そっか…じゃあ待つよ」

少年「待ってくれるの?」

ギギ「いいよ、90年はあっという間だから」

少年「ありがとう」

ギギ「…うん」

おじい「うむ…そういえばフミスケが島を描いておったぞ」

ギギ「フフフそうか…人間とは暮らせないから、人間を移動する気なんだな…でも人間をどこかへ移動させても森はもう戻らない…」

おじい「…」

少年「…僕が森を元に戻すよ」

ギギ「…!」

少年「だからみんなで暮らそう」

おじい「なんとっ」


♢♢♢近くの海♢♢♢


その頃フミスケとミミは

フミスケ「だめだー」

フミスケが描いた小さな島の上をミミが歩いていました。

ミミ「木の上を歩けるよー」

フミスケ「島を描くと一つの物体にしかならない」

ミミ「モグモグ困ったね」

2人は空を見上げました。

2人「ふぅーー」

フミスケとミミはご飯を食べお昼寝しました。


♢♢♢ギギの部屋♢♢♢


2人が気持ちよくお昼寝してる頃

ギギと少年とおじいで話し合っていました。

そしてギギは、自分が島を出る事にしました。

90年後また帰るために、自然と文明の共存を少年に託しました。

おじい「島を出るかギギよ、だったらわしの島にこぬか?」

ギギ「…森ある?」

おじい「あるぞ、みんな仲良しじゃ」

ギギ「…いいね、ありがとう」


「ただいまー」


フミスケとミミが帰ってきました。

フミスケ「おじいっ!」

ミミ「おじぃっ!」

おじい「フミスケっミミっ元気かのー」

フミスケ「なんでいるんだ?まぁいいかっ困った事があってさー」

ミミ「とぉーー」

ミミはおじいに飛びつきました。

おじい「いててて、ポケットに入るなら、ポケットの中身を捨ててはならんっ」

ミミ「ポイポイポイっパク」

フミスケ「なんか食べたー」

ミミ「フフっクッキーだ」

フミスケ「食べて大丈夫?」

ミミ「モグモグっフミスケもっ来るのだ」

フミスケ「とおっ」

フミスケもポケットに入りました。

フミスケ「あっ困ったことなんだけど…」

フミスケはポケットの中からおじいに話しかけました。

おじい「ギギの事なら解決じゃ、わしの島にお迎えする」

2人「ええー」

2人は驚き、ミミはクッキーを落としました。

ミミ「ぐぬぬっまだ食えるっ」

フミスケ「やめなよー」

おじいに事情を聞きました。


フミスケ「なるほどっ90年かけて少年が、ギギを迎える準備をするわけね」

ミミ「…ふむふむっ」

ギギ「どうなるかわからないけど、待ってみるよ。2人には世話をかけたね。これ…フミスケにプレゼントしよう」


ギギの手が光り出しました。


フミスケ「光ってる」

フミスケは光をもらうと心が輝き出しました。

フミスケは悲しさを感じました。

フミスケ「…これが悲しい」

ギギ「悲しいを知ると楽しいがより増えるからね。サンタからフミスケの事を聞いたよ。悲しいを役に立ててね」

フミスケ「うん…ありがとう」

ミミ「……チラリっチラリっ」

ギギ「あっ…ミミには…この島の果物あげる」

ミミ「…ニヤリ」

おじいはギギとおじいの島に行きました。

少年は大きく手を振って見送りました。

少年「よしっ頑張ろう」


♢♢♢ギギ島その後♢♢♢


森を託された少年は1人1人に声をかけていきました。

少年以外は悲病にかかっていたので、少年は楽しいこと、森を大切にする事、命を大切にする事をずっと何十年かけて話していきました。

託された日にギギからもらった苗木を少年はこの国の守り木として皆で育てました。

90年かけて自然を元に戻し、守り木は大きな木に育っていました。

今日は90年後約束の日、ギギが戻ってきました。

ギギ「ただいまー」

少年「おかえり、森を木を見ておくれよ」

ギギ「君もおじいさんになったね、森はもう見てきたよ。君を信じてよかった。」

少年は誇らしく微笑みました。

少年「もらった苗木もこんなに大きくなったよ。」

ギギ「ここが僕の家だね。ありがとう、僕はこの木と共に島の全てを見守るよ」

少年「私はいつ眷族になれるの?」

ギギ「もう少しおじいさんを楽しみなよ」

少年「それもそうだね」


ギギ島は生まれ変わりました。


青々とした森の中では、木々の葉が陽光を受けて鮮やかな緑に輝き。

やわらかな風が枝葉を揺らし、森全体が静かにさざめきます。


風に乗って運ばれてくるのは、湿った土の匂いと草花の香り。

深く息を吸うたびに、胸の奥まで澄んだ空気が満ちていき、風が頬を撫でていきます。


木漏れ日は地面に揺れる光の模様を描き、小鳥たちのさえずりが森の静寂を優しく彩り、反射光でキラキラ輝く川は静かに流れていきます。


ギギは大きくあくびをして言いました。

ギギ「今度あいつら連れてこないとな」


♦︎ギギ神♦︎

ギギ島の神様、悲しみを操れる。増やす事も減らす事もできる。共有して癒す事もできる。ギギ島の生き物、自然に対して使っていた。苗を芽吹かせるには悲しみを減らし、雑草を抑えるには悲しみを増やす。

範囲は広範囲も可能。

人間はいつのまにか移住してきたので、ギギは無関心。

欲に駆られて木を切る集団の人間には、少しの悲しみは効かなかった。最初から悲病くらい強い魔法を使わなかったのはギギの優しさ


♦︎幸せの神♦︎

フミスケの生みの親、フミスケとミミはおじいと呼ぶ。

人間達からはサンタクロースと呼ばれている。

古来より一年に一度、奇跡を見せて希望を与える。人間の数は減って文明も無くなったが、おじいは希望を与える続けていた。

神同士は昔から顔見知りではあるが、戦争がきっかけで、基本的には神同士は関わらない。

おじいの魔法は

♦︎身体強化♦︎

瞬間移動ほどではないが本気出せば5分くらいで、地球一周できる。

自分以外にも対応可能。

♦︎変身♦︎

人間の姿に変わる。自分以外にも対応可能。

プレゼント渡す時にバレそうになると子供の両親に変身する。

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