始まりの海冒険①
【フミスケ海①】
♢♢♢海♢♢♢
船に乗って海の冒険が始まりました。
フミスケ「初めての船っ初めての海冒険っ」
ミミ「海に浮いてるー変な感じっ」
フミスケ「風吹かせたらスピード出るかなぁ」
ミミ「やってみようっ」
フミスケは帆に向かい風を描きました。
ゴォバザァバタバタっ
ブワァァァッ
帆いっぱいに風を受けた船は、海を切り裂くように前へ飛び出し、どんどん進んでいきます。
船首から白い飛沫が弧を描き、青い海が次々と後方へ流れていきます。
ミミ「うわぁーーはやーーい」
フミスケ「風ー風ーー」
ゴォォォォ
帆を押す風は勢いを増し、船体は波の上を滑るように駆け抜けます。
遠くの水平線がみるみる近づき、背後の景色は小さく消えていき、フミスケとミミは大喜び。
風をつかんだ船は止まることなく、ただひたすら前へ進んでいきました。
フミスケ「進めー進めー」
ミミ「海ー最高っー」
➖10日後➖
フミスケ「…」
ミミ「フンっフンっ」
船首でミミ体操をしている姿を、もう10回以上は見てるフミスケ。
フミスケ「まぁ…海には海しかないなー」
フミスケは、辺り一面を見渡して海の広さを感じました。
フミスケ「いったいどこ行けばいいんだ?」
フミスケはボーとイヌワシや魚を描いていました。
フミスケ「なんか…冒険探して来て」
ワシや魚は何度も描かれて冒険を探していました。
ミミ「ぺっぺっ」
船の中からミミの声が響きます。
フミスケ「なにっ?」
ミミ「このご飯粒っ変な味したっ」
フミスケ「やめなよーいつのかわからないの食べるのー」
ミミ「ニヤリっ」
ミミは日傘の下に移動して、
寝転びながらバナナを食べて笑いました。
➖次の日➖
ミミがお腹を壊して熱を出しました。
ミミ「ぐぬぬ…たすけてー」
フミスケ「…拾い食いだね」
ミミ「…ぐぬぬ、心当たりしかないっ」
フミスケはミミのリュックから青い石を取り出しました。
♦︎青い石♦︎
海で造られた魔法の石、海水つけるとマミが持っている青い石と通信できます。
声も聞けて顔も見れます。
海は繋がっているので海にいる限りどこでも使用可
♦︎♦︎♦︎
フミスケ「えーと、たしか海水を…」
海の水をかけると石が青く光り出しました。
フミスケ「マミさーん、マミさーん…いますかー」
マミ「…はーいっどうしたのー」
フミスケは事情を説明しました。
マミ「薬作って、お魚に届けさせるから」
フミスケ「はーい」
ミミ「フッフッフッ!これでまた熱出ても大丈夫…フミスケよ薬を描くのだ」
フミスケ「…フゥー」
大きなため息をつくフミスケ
フミスケ「ミミ…薬の絵は描けるけど、体にどうやって効いていくかわからないから、薬は無理かなー」
ミミ「ガビーンっ」
フミスケ「なんか食べる?」
ミミ「バナナをくださいっバナナをくださいっ」
フミスケ「食べたら、安静にして寝なさい」
♢♢♢
しばらくしたら薬が届きました。
「お待たせーうちの姫どう?」
首に救急箱をつけた大きなマグロが来ました。
フミスケ「ああー薬ありがとうっ」
マグロ「病気かぁ?海で流行ってるのかなぁ?」
フミスケ「大丈夫っ拾い食いしただけだよっ、描いた食べ物は腐らないから、島からもってきた食べ物だね」
マグロ「うわーマジかぁー」
マグロも笑ってました。
♢♢♢
こうして、薬でミミは元気になりました。
しかし副作用で顔がむくんでパンパンっでした。
フミスケ「ミミっ顔でかくないっ?」
ミミ「モグモグ…そう?」
フミスケ「ハッハッハ」
ミミ「ぐぬぬっ」
海に映る顔を確認するミミ
ミミ「波の揺れでは?」
フミスケ「違うよーパンパンだよっ」
ミミ「ぐぬぬぬ」
フミスケ「そういえばマミさんがむくむわよって言ってたけど、顔だけなんだねっ」
ミミ「モグモグっバナナをくださいっ」
フミスケは大笑いするのであった
今日も2人は楽しそうです。
♢♢♢
ある日…
「フミーフミー大変だっ」
見回り中のイヌワシが戻ってきました。
ワシの話では、この先の島で
悲しみが止まらない『悲病』が生き物を襲っている。




