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ミミとフミスケの大冒険  作者: 言葉屋


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フミスケ外伝④フミスケ過去編

【フミスケ過去編】


♢♢♢400年ほど昔♢♢♢


まだ人間が世界を支配していた時代

たくさんの建物が並ぶ街に、馬を祀る神社がありました。

たくさんの人が月初めの1日にお参りにきて、商店街が並び、人々の活気がある街でした。


少年「おばちゃんコロッケひとつね」

少年はいつも神社の近くのコロッケ屋でコロッケを買うのが習慣でした。

おばちゃん「最近物騒になってきたね」

少年「大丈夫だよ、きっとすぐ平和になるよ」

おばちゃん「そうねっいつもありがとう、コロッケ馬様にお供えしといて」

少年「ありがとう」

おばちゃん「食べちゃダメよ、お供物っ」

少年「ちぇっわかってるよ」


少年は馬神社の息子でした。

家に帰るとコロッケを馬の石像にお供えしました。

少年「はいーおばちゃんからだよー」

雑にコロッケを置き、少年は大きなブラシを持って神社の奥へ歩いて行きました。


「ブルルルッ! ヒヒィーン」

少年「よしよしっいい子だな」

神社の奥には馬小屋があり、そこには白い仔馬がいました。

少年「可愛いなぁーこの神社で白い馬はお前が初めてなんだってよー!よしよしっ」

少年は仔馬を可愛いがっていました。


しかしこの馬は命を捧げると願いが叶うと言われ、馬神社の神物とされていました。


少年「別に命かけなくても大丈夫なのになぁ」


この馬が生まれてから、近づく人が次々倒れてしまう事件が起きました。

しかし、倒れた人の望んだ事が現実になり、大騒ぎになったのです。


その後、国の管轄になり保護を受け、今の馬神社の神物となりました。


少年「いつかこんな囲いから出て、おもっきり走れるようにしてやるからなぁ、草原だなっ草原っ」

「ヒヒンっ」

少年「一緒に行こうなぁ冒険冒険!」

少年は白馬の立て髪をくしでとぎながら話しかけました。

少年「さぁ立て髪!綺麗になったぞーよしよ…」


[………]


少年「…ゴフォゴボ」耳が…あれっ地面だ… 煙がすごいな

少年は目の前に倒れている仔馬を見ました。

少年「…」生きてるか

少年は手を伸ばそうとしましたが体は何も感じません。

少年「…か…」神様、仔馬を助けてください。僕の命を使ってください。

少年「…」きっと…自由に…誰か…冒…険



少年「…」


少年の声に応えるように仔馬が光り出しました。

七色の光は立て髪へ移り、小さく輝きました。


白い馬は光と共に消えて、筆が落ちました。


フミスケ誕生


そしてそのまま400年が経ち、

人類期が終わり草が生え、森になり、川が生まれました。

フミスケはずっと水の中にいました。


もうすぐミミが迎えにくるから、

もう少しおやすみフミスケ。



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