第4話
ギルドについて中に入ると5人共、酷い顔をしていた。そう言えばギルドも少し騒がしい。
「どうしたんだよ。みんなひどい顔をして。」
クレアは新聞のような紙を握りしめている。それをクレアから取るとそこには衝撃な出来事が書いてあった。
「シュクラース王国が滅亡」
復讐相手が滅んだ。あそこには勇者だっていたはず。その記事の続きには、王女を筆頭に女の勇者たちが国を変えるためにクーデターを起こした。男の勇者は偽物で、私が勇者だと宣言した。など書いてあった。
「ふざけるな、何がクーデターだ。」
俺はテーブルを殴り破壊してしまった。
「悪いが、クレア。俺を召喚した国へ送ってくれ。」
「何故、貴方の復讐対象は滅んだんですよ。」
「新しい国とやらを見に行くんだよ。何、攻撃しに行くわけじゃない。頼む。」
「分かりました。」
「後、修理代払っておいてくれ。」
「了解です。」
俺は転移してもらって、捨てられた国の街の中心に転移した。街は1度しか見た事ないがその時よりも豊かになっている。俺は城へ走って向かった。城よの門には女の兵士が立っていた。俺はそのまま進んでいくと
「そこの物止まれ、ここは王城だぞ。」
「うるせぇ、国王に会わせろ。」
「国王だと、何を言っている。この国は女王様が収めている国だぞ。」
「知るかそんな物。」
俺はテンペストを発動させて、兵士を吹き飛ばすと中に入った。
「国王、そして勇者共出てこい。みな殺しにしてやる。」
「それは困るな。」
耳元でそう囁かれた。俺は、振り向きながら裏拳を放つが当たらなかった。
「私はここだ。」
今度は俺の前に現れた。どうやら転移魔法の使い手らしい。俺は宝創ノ剣をアイテムボックスから出すと抜いた。
「お前に聞きたいことがある。1つ目、クラスいや勇者その他の者共をどこヘやった。2つ、国を作り替えたのは何故か答えろ。答えないなら答えるまで殺るまでだ。」
「そうだね、君を裏切ったクラスメイト達は、能力を奪った後、記憶を書き換えて、農民として生きてるよ。まぁ、女子は裏切ったと言うよりも知らなかったから私達の仲間として仲良くしているよ。」
「へぇー、農民としてね。」
「そうだ、君は既に居なくなっていたから分からないだろうが、女子達は男子と国王、その他貴族に騙され、逆らえないように強制的に奴隷する腕輪を騙されて付けてしまっていたんだよ。私達が後数時間遅れていたら彼女達は犯されていたかもしれない。」
「だから?、俺にとってはどうでもいいんだよ。親しいわけでは無かったからな。」
「嘘つきー」
女の後ろから声が聞こえた。体をずらして見るとうちのクラスの委員長が俺を睨みつけて、そう言った。
「元の世界では、私の事助けてくれたじゃない。一人でいる私に話しかけてくれたり、周りの人達と話せるように仲を取り持ってくれたじゃない。」
目の前の女も委員長と同じように俺を責めるような目で俺を見る。
「うるさい、今そんな事を話してる場合ではない。とりあえず、お前は許さない。死ねぇ」
俺は身体強化を掛けて、女に切り込んでいくと
「貴方に助けて貰った女子は他にもいるんだからねー」
俺と女の間に委員長が入ってくると、結界を貼った。
「そんな結界で防げるわけないだろう。」
俺は結界ごと切ろうとした時だった。
プニュ
俺の剣は受け止められた。
「私の結界は最強よ。」
俺は後ろに下がって距離を取ろうとすると。
「行けないな、朱羽さん、ばかりに見ていては」
俺は宝創ノ剣を複製して、後ろにホーミングレーザーミサイルを全部撃った。
「なんだい、その剣は化け物じゃないか。」
そう言いながらも腰に差している剣を抜いて、弾きながら近づいてくる。
「お前の方が化け物だろうが。」
俺は委員長よりこの女の方が脅威だと判断して、光と闇の属性斬撃砲を放った。
「私を化け物だと、君と同じ年の女をそんな風に言うなんて、失礼じゃないか。エクストラルパニッシュメント」
俺の光闇属性斬撃砲と女のエクストラルパニッシュメントがぶつかり合うと廊下を破壊しながらも相殺された。
「化け物め、超めんどくせぇ」
「私の勝ちね。朱朔くん」
俺は後ろから抱きしめられたと思った瞬間、
「やっちゃえ、プニュヌ」
さっきの結界が俺を包むと呼吸が出来なくなった。俺は委員長を引き剥がそうと抗うがとんでもない力で拘束され、俺は意識を失った。
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私、委員長こと、三谷ルル(みつや るる)は失神した彼をぬいぐるみを抱きしめるようにしていると
「委員長、彼のことは任せていいかな?」
「いいですよ、全部私の物にしちゃいますから。」
すると勇者である。新艇明須香は
「ダメだぞ、私と約束しただろうが、彼は私と共有財産にすると」
顔を赤くしながら慌てる。明須香ちゃんを見ながら
「そうだったね、明須香ちゃんは中学の時から彼のことは好きだったもんね。」
「う、うるさい。今から魔王達と平和条約を結ぶ為に行ってくるからね。絶対に抜け駆け禁止だよ。わかった?」
「やっぱり、そっちの方が可愛いよ。」
「うるさ、いや黙りたまえ。それではな。」
明須香ちゃんは魔王の城へ転移した。それから彼が目を覚ます1時間前に魔王、魔族との平和条約が結ばれた。この世界は平和になったのだ。
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俺は目を覚ますと知らない天井を見ていた。体を起こそうとするが右腕が重い。首を動かして見てみると委員長が俺を抱きしめて寝ていた。
「うわ、」
俺は驚いて委員長を強引に引き剥がしてしまった。
「痛いな、もう」
目を擦りながら、俺を睨んでいる。
「済まない、委員長。」
「委員長?、この体の持ち主の事を言っているのか。」
委員長はそう言うと自分の胸に両手を置いて、
「神の私よりでかいなんて生意気ね。」
「神?」
「そう、私が君達を送った。神様だよ。」
「お前のせいで俺は酷い目に」
「だから、この世界が平和になったから私も力が振るえるようなったから来たの。まずは、元の世界に返してあげるね。あっちでも能力は使えるから安心してね。バイバイ」
すると俺の周りに魔法陣が現れる。
「おい、ふざけんな。俺には5人の嫁がいるんだぞ。」
「大丈夫、君たちの元の世界の担当は私なので、一夫多妻制もあるようにしてるからじゃあね。」
俺は意識を失った。目を覚ますと目の前は真っ暗で分かった事と言えば俺が寝ているのは自宅のベットだった。体はとても重く、動かない誰かに捕まってるようだ。首をうごすと左にクレア、右にアステ、腹の上にクロアレティス、両足にいるのは誰だろうか。俺は風魔法で布団を動かして、光魔法で照らすと左にアカーシャ、右足には碧雪が俺の足を抱き枕にしていた。今になって、不思議に思ったのだが、俺のベットには枕は無いはず、頭を照らすと委員長のお腹を枕にしていた。俺はここから出ようと動き始めると
「ダメですよ。まだ寝るんですから。スリープ」
クレアに睡眠魔法を掛けられ、眠ってしまった。どうやら俺の復讐は果たされないまま、終わった。
〜完〜




