第3話
俺たちはダンジョンに入ったが、俺だけ、また不思議な穴に落ちた。クレアも警戒してくれていたが突然現れ俺吸い込んだ。真っ暗な穴の底へと落ちていく俺。俺は落ちながらも短剣を召喚して壁に刺して落下スピードを落とそうとするが、短剣は壁に刺さる事無く弾かれた。どうやら結界が貼られているようだ。諦めて身を任せているとダンジョンの床ギリギリで止まった。俺はゆっくりとダンジョンの床に下ろされた。周りを警戒しながら前へ足を進めた。不思議な事に魔物の声がしない。静かなまま、歩き続けると1つドアがあった。俺はドアを開けようとするがビクともしないどうやら、錆びて動かなくなっているのようだ。俺は宝創の剣でドアを切ると中に入った。
「なんか、臭いな。」
何かが腐った匂いがする。匂いの強い方へ進んでいくと、食べかけがあった。俺は燃やすと先に進んだ。先に進むとオークが2匹。
俺は貫通大を付けた短剣をやつの首元めがけ投げると2つとも刺さって死んだ。俺は魔石を取らずその先を目指した。すると急に生臭いと言うかイカ臭い。俺は嫌な予感がして奥へと急ぐ。
「なんだこれ」
見たものは牢屋のような所に拘束さられている女達、奥に進めば進むほど女達の状態が酷い。最後から3番目の檻にはオークの子供だろうか妊娠している女がチラホラ苗床にされていた。そしてその先の檻には生まれたばかりのオーク五体が産んだ母親や周りの女達を苗床にしようとしていた。。女達の目は全てに絶望している目をして抵抗しようともしない服も着てないに等しい格好している。俺は宝創ノ剣を抜き、子供オークを狙うとホーミングレーザーミサイルを使った。すると刃の1部が内側に入るとそこから火属性のレーザーミサイルが発射され牢屋に入った瞬間、レーザーミサイルは5つに別れ五体の頭に当たり、汚い鳴き声を上げながら死んだ。
「お、お願いがあります。」
その牢屋から声が聞こえた。声の主はさっき襲われかけていた女性だった。
「なんだ?」
「わ、私を殺してくれませんか。こんな汚れてしまった体で生きていたくない。」
「わかった。」
俺は牢屋を切って中に入ると女性の首に宝創ノ剣を突きつけた。
「本当にいいんだな?」
「お願いします。」
俺は振り下ろそうした時、
「ストップ、止まってください。」
クレアが現れた。
「クレア、邪魔するな。俺は」
「私が時魔法で時間を巻き戻せば、殺さなくて済ます。」
「そうか、俺にも時魔法を教えてくれ。1人より2人の方が早いだろ。」
「そうですね。では」
流れてくる。魔法陣は8重、蘇生魔法も少し入ってるかもしれない。一つ一つの魔法陣の中身はバラバラで言いづらい。だがイメージは掴んだ。俺は女の人達に手を向けると水魔法と違い深い青色の光が女達を包むと魔力を全開放した。
「ちょっとそんなに流したら。」
クレアは慌てているが知った事ではない。俺の視界を覆う程の光が収まると女達が姿を表した。
「あれ、」
一年前に戻そうとしたらどうやら18年前に戻してしまった。俺と同じくらいの年の女の子達がそこにいたしかも防具と武器を装備していた。。
「だから言おうとしたのに1年く
「どうするって言われてもね、てかなんで武装してんの」
「無意識に武器召喚と防具召喚したんでしょ。」
「俺がそんな事、、したかも知んない。裸だったし」
するとクレアの顔が青くなった。後なんか分からないけど、女の子達の俺を見る目がおかしい気がする。
「見ちゃったんですか?」
「見たよ、ここ入ってきて全員服きてなかった。この最後から3番目までは襲われてたけど3番目から先は襲われてなかった。」
「そうですかって、やばいですよ。この世界では裸を見てしまったら結婚しなければ行けないんですよ。」
「ええ、20人くらい居るんだよ。出来るわけないじゃん」
「いや、できる」
耳元で囁かれた。俺は振り返ると銀髪の美少女が立っていた。
「誰だ、お前」
「私はアサシンのアカーシャ、年は若返ったから17。これから宜しく。旦那様」
そう言って見惚れるような笑顔を見せたが、俺はとんでもない事をやってしまったようだ。クレアは顔に手を置いて上を向いていて、俺を見ない。俺は下を向いていると
「有り金全部」
俺はその声に言われるがままアイテムボックスから有り金を出した。
「ほら、全員手を出して」
指示する声が聞こえる。しばらくすると
「全員受け取ったわね。転移、ミシェリア公国、中央ギルド」
俺は顔を上げると女の子達が居なくなっていた代わりに目の前にいたのは青い髪の美少女だった。青髪美少女は俺の顔を見るなりこう言った。
「久しぶりね。朱朔」
「初めて会ったと思うんですけど」
「私よ私、幼馴染の碧雪。」
俺は驚きを隠せなかった。3年前に行方不明になった上坂碧雪が目の前に居る。
「お前、今まで何処に」
「なんか知らないけど、こっちに飛ばされちゃって、神様からはお詫びとしてチート能力もらって楽しく生きてきたんだよね。」
「なら何で、オークに捕まってんだよ。」
「36歳になった誕生日だから酒場で朝まで飲んでて、そのままダンジョンに入ったんだけど途中で眠ちゃったみたいで目が覚めたらすっぽんぽんで牢屋で寝てたって理由、目が覚めたら若返ってるわ、すっぽんぽんだったのに最高級品の下着とか防具、武器も装備してるわで驚きの連続よ。」
「そうだったのか、オークに犯されるかもしれないのによく寝れたよね。」
「オーク?、気づかなかったよ。ありがとう。これで貸し借りなしでしょ。旦那様。」
「え、旦那様ってなんの事かな?」
「クレアって女の子が、言ってたじゃん裸を見てしまったら結婚しなければならないって」
「言いましたね。」
「でも、碧雪はこの世界の人間じゃないじゃないか。」
「いいのかな、そんなこと言って」
「なんだよ。」
「さっきの女の子達、全員、上級貴族だからね。そうそう、朱朔が殺そうとした彼女、公国の第2公女だからあの子たち、呪いで私と同じくらいの年になってたけど若返っちゃったから呪いが呪い(まじな)になったから17歳から年は取らなくなったわね。」
「な、」
「私を嫁にしないなら、情報を流して、貴方のことを気に入った貴族、王族のお嬢様に捕まるでしょうね。」
「う、」
だが時魔法で
「チート能力があっても無駄よ、公国の王族は成長限界がないと言われてるわ。死なない限り強くなろうと思えば強くなるそうなの、災厄なケースは好きな人ができた時、成長速度は10倍、あっちもチート能力が発現するかもしれない。」
「な、」
「私を嫁にするよね。」
「わかった。」
俺は諦めるしか無かった。
「アカーシャの事も忘れないでね。」
「わかった。」
俺は負けを認めるしかなかった。
「わかった、クレア、アカーシャと碧雪を連れてギルドに行っててくれ。俺は先に進むから」
「分かりました。」
俺は先へと進んだ。そこには巨大な赤いオークが王座に座っていた。その周りには金銀財宝。俺は静かに宝創ノ剣を抜いた。
「ココニヒトリデクルトハニンゲンハワガシュゾクイカトイウコトダナ」
「片言で何いってんのか分からねぇよ。」
俺はホーミングレーザーミサイルを全て発射した。
「アマイ」
結界が現れた。奴はそれで弾くつもりだろうが、お前は見誤った。ホーミングレーザーミサイルは結界を通り抜け、蜂の巣にした。
「ナゼダ、ナゼダ。ワガケッカイハムテキノハズ」
「説明する義理はない、おまえが馬鹿な豚野郎と言うだけだ。死ね。」
俺は振り上げると闇属性を魔力増幅しながら斬撃砲をフルパワーで振り下ろすと同時に放った。
「グゥァァァァァァァァァァァ」
奴は王座と共に消滅した。残されたのは大きな魔石だった。アイテムボックスに入るかどうか分からないが試してみると中に入った。他の金銀財宝を全てアイテムボックスに収めると、王座を見た。魔石しかなかったはずなのにでかい指輪があった。俺は迷わず指にはめるとサイズが自動的に調整された。鑑定をかけると
金銀財宝を創造する指輪
「所有者のレベルアップ時、所有者の財宝を8倍する。また所有者の財産を常に増やす。」
「働かなくて良くなったな。」
俺は部屋を出ると天井に向け、消滅属性魔力斬撃砲を1階層まで撃ち抜くと身体強化を体にかけて1階層まで登って行った。そして俺はそのまま、ギルドへと向かった。




