3ページ目 私の話
(意味不明な文字の羅列が並んでいる)
(図形のような物が数か所に描かれている)
(インクを垂らした様な跡が残っている)
上のは今私が執筆している本とページには不思議な力がある様で少しテストしただけね、気にしないで。
(文と文の間には、なぜ? どうして? あの小瓶が関係しているのか? それともあの黒い液体が関係しているのか? など疑問符を付けた文が書かれている)
この本は日記帳ではなく課題だから、本当はこんなことを書くべきじゃないんだけど、今日、この課題を出した教授が消えた。
消えたのは教授だけではない。学長も、大学周辺に領地を持つ貴族も居なくなったらしい。一体、何が起こっているのか、私には見当もつかない。
何が起こっているのか分からない、という点は私以外も同じな様で大学も街も大混乱だ。
教授が死んでしまったのかどうかは分からないけど、居なくなってしまった以上この課題を書く意味は無くなってしまった。
なぜ、教授はあんな意味不明な課題を出したのか、昨日見つけたあの黒い液体は何なのか。
結局のところ何一つ分からない。謎だらけだ。
こんな状況ではあるけれど、私はこの課題を続けようと決意した。
少し大げさな言い方かもしれないけれど、これが教授の残した最後の課題って考えたたら、中途半端なままでは終われないと思った。
と、言うわけで、このページは私の日記帳として使わせてもらう事にする。
歴史の続きは次のページから書いて行くね。
後春月 十八日。
私は今日を忘れない。どれだけの月日が経ったとしても。




